せっかく一眼レフカメラを使うのだから、良い写真を撮影したいのは当たり前です。
でも、それがなかなか上手くいきません。
私も山ほど失敗写真を撮っています。今も失敗ばかりです。
ですが、だいたい失敗には共通の理由があります。
なので、その失敗写真を見直すことがカメラ上達のエッセンスとなるはずです。
私の下手くそな写真を見直すことで、撮影で注意すべきポイントや上手くいくコツをあぶりだしていきたいと思います。
もちろん、どんな写真でも楽しく撮影が基本です!しかも、楽しく撮影して、さらに「写真上手ね」って褒められたらなお楽しい!
暗い場所は暗くする
まず、暗い場所で明るく撮影しようとするのは逆効果なこともあります。
なので、暗い場所ではあえて露出アンダーで撮影するのもありです。
これ失敗です。朝焼けでの街並みを撮影しようとして、プラス補正していました。
美しい風景なのに、なんかダサい写真。もう素人丸出しで恥ずかしいww
これを露出をマイナス補正。
少し構図を変えて街並みをシルエットにしました。これが正解でした。良い感じ。ただ、もっとマイナス補正して完全な陰にすれば良かったです。
しかも、マイナス補正すると色が濃くなる効果があるので、朝焼けがさらに綺麗になりました。
これもです。構図が少し違いますが、同じパターンです。
これだけでその場の雰囲気が伝わって、一応ちゃんとした写真になります。
暗い場所は暗くすることがポイントです。
参考:露出とは?一眼レフカメラの基本知識、写真のEV値について知ろう。
水平・垂直
水平を取るというのは基本中の基本です。これをミスると即失敗写真の確率が高まります。
でも、意外と難しい。これは失敗写真です。
微妙に右に傾いています。なんかすっきりしない。惜しい感じです。
これで水平です。
すっきりして見やすいです。見ていてもやもやしたものが取れました。
これも。
何気ない写真ですが、水平はあらゆる場面での基本です。
そして、忘れがちなのが垂直をきちんと取ることです。
これは右に傾いています。気持ち悪い。
これは垂直です。
見やすいです。ちょっとした傾きに気を付けるだけでちゃんとした写真になります。
水平・垂直をちゃんと取ることがポイントです。
斜め
ただ、あえて斜めにするのもありです。分かり易く大胆に傾けるのがポイント。
これは失敗写真です。
洗濯物。なんでこんなものを撮影したのか分からん!
これを斜めにしてみます。
こうして斜めにすると何となく雰囲気がでます。気持ちの良さそうな天気。ただ撮るよりまだマシです。
斜めもなかなか面白いと思います。
あえて斜めにするのもありです。
ローアングル・ハイアングル
目線でカメラを構えるのも良いんですが、そればかりだと失敗することもあります。目線を変えるだけで見違える写真になったりします。
目線だけだと面白みのない写真になることもあるんです。この失敗写真です。
まぁ、祭り。もの珍しいですが、ただ目線で撮影です。しかも、ごちゃごちゃしいて写真としてはダメです。
これをローアングルで撮影してみます。
下から見上げるので迫力が出ます。しかも、余計なごちゃごちゃした背景を写さなくて済みます。
一方で、これはハイアングルです。
腕を上げて撮影しました。周りを俯瞰して見れるので、これはこれで面白いです。広角の方が効果的です。
これは祭りの写真ですが、何気ない風景とか子供やペットの撮影でもローアングルやハイアングルを使うと面白い写真が撮れます。
こんなときバリアングルモニターが羨ましくなります。
目線ばかりでなく、ローアングル・ハイアングルを試してみるのもありです。
背景を考える
背景に何を写すかによって、写真のできも見違えます。これをよく考えないと失敗します。
例えばこの失敗写真です。
旅先では珍しいものを撮影したくなります。これもそうです。それにしても何も考えていないの丸見えww
背景について少し考えて撮影します。
少しカメラの向ける方向を変えただけです。そうすると、写真の奥に街並みが入るので、その場の状況も伝わります。写真に奥行きも生まれます。
これはただの街の看板ですが、その街の風景を背景にしました。それだけで失敗は回避できます。
さりげないことかもしれませんが、背景は大切です。
ちなみに、横向き写真の特性を頭に入れているとより撮影しやすいです。
参考:横向きで撮影か、縦向きで撮影か・・・。悩みに終止符を!!一眼レフカメラの基本知識。
画角
風景写真だと広角を使い勝ちですが、それだけではありません。このシーンはこの画角だと決め付けると失敗します。いろいろ画角を変えてみるもの良いのです。
この写真。広角で撮影しました。綺麗なんですが、特に何の変哲もない写真です。
これを200㎜望遠で1本の木に寄ってみました。
良い感じです。もちろん同じ場所同じ時間帯ですが、全然違って見えます(アングルや方向は変えてます)。
特に風景だと、広々と写したくて何となく広角を使いがちですが、そればかりではありません。望遠は画角が狭いので構図の整理がし易いのです。
また、こんなのも・・・。
まず広角で撮影です。
これを200㎜望遠で撮影です。
いわゆる圧縮効果というやつです。
特に、道路や街並みと圧縮効果の組み合わせは鉄板かもしれません。
参考:同じようで違って見える。一眼レフカメラの圧縮効果を覚えよう。
望遠は構図が整理しやすいです。圧縮効果も面白いです。
構図を考える
構図を意識しないと失敗します。
これは失敗写真。
ただの犬の写真。もう、見たものをそのまま撮影しただけです。ひどい。これで、「カメラが趣味です~」なんて言えないww
これを構図を思い出して撮影します。「三分割構図」で撮影。
ちょっとおしゃれな写真に。犬いかつい。
何となく撮った写真も色々変えてみます。
斜めにしたり、さらに寄ってみたり。自分の好みが見つかるはずです。
構図を常に意識です。
まとめ
なんか自分の写真を自分で褒める感じになってしまいましたが、いかがでしょうか?上記のことに注意するだけでグッと写真が良くなると思います。上手く撮影できれば嬉しいし、ますます楽しくなります!
もちろん、写真は人ぞれぞれの好みがあるので、良い写真というのも人それぞれです。しかし、失敗写真にはおおよそ共通点があります。なので、失敗写真をよく見返せば写真上達の近道になるのです!
はじめまして。
初めてコメントさせていただきます。ふとしたことでこちらのブログを拝見させていただきました。
カメラを趣味にして一年ちょっとの超初心者です。
とても共感できる記事に思わず「そうそう!」と口にしたり、頷いたり。
もっと上手になりたい気持ちが空回りしてる今日この頃。
そんな時にこちらの記事を時間を忘れて読んでしまいました。
これからも参考に愛読させていただきます。よろしくお願いします。
タムリンさん
はじめまして!
そして、コメントありがとうございます:)
参考にしていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます!
私もまだまだですが、コツコツと写真経験を積み重ねていこう思っております。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします:)