カメラを使っていると「圧縮効果」という単語を聞いたことがあるかと思います。
これは何を言っているのでしょうか!?
一眼レフカメラの圧縮効果とは
広角を使ってカメラごと被写体に寄るのと、距離のある場所からズームを使って被写体に寄るのは同じなのでしょうか?
実験してみました。
広角(18㎜)

望遠(200㎜)

上の写真はそれぞれ広角(焦点距離18㎜)と望遠(焦点距離200㎜)で撮影しました。カメラと被写体との距離を変えて、被写体(象)の大きさがだいたい同じになるように撮影しました(殺風景ですが・・・)。
どうでしょうか??
見て分かるように、広角側(上写真)になるほど遠近感が強くなっているようですね。象の後ろにある、「もう一つの象」や「フクロウ」は下の写真より小さく遠く感じます。後ろの柱や冷蔵庫も小さく全体が写っています。
一方で望遠側(下写真)になるほど遠近感は弱くなっています。「もう一つの象」や「フクロウ」は大きく移り、後ろの柱や冷蔵庫も全体が写らないほど迫って見えます。
つまり、広角の方が遠近感を強調できて広いイメージに、望遠の方が遠近感をなくした迫力のあるイメージになります。
このように、望遠(焦点距離が長い)を使うことで遠近感がなくなりギュッと圧縮されたような印象になる効果を、そのまま「圧縮効果」といいます。この効果を使えば面白い写真表現できますね。
圧縮効果を使えばこんなことができる
例えば、登山での写真です。

遠くから200㎜の望遠を使いズームしました。本来ははるか遠くに小さく写るはずの背景が迫って見えます。圧縮効果により迫力がでます!!
また、こんなこともできます。


望遠でズームすれば、圧縮効果で画面いっぱいに花にできます。
桜並木やイチョウ並木も望遠を使うことで、圧縮効果がはたらき通常より花いっぱいにできます。

まとめ
望遠レンズを使う際は是非、圧縮効果を意識してみてください!






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