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逆光で発生するゴーストやフレアの原因と対策方法。ゴーストやフレアをしっかり防止する。

投稿日:2020年12月16日 更新日:

ゴーストフレアはフォトグラファーに非常に嫌われる存在です。

今回は、ゴーストやフレアの原因と対策方法について、まとめたいと思います。

ちなみに、以前にも似たような内容の記事を書いているのですが、改めて書き直したいと思っていたので・・・。

ゴーストやフレアとは!?

ゴーストは逆光や半逆光で撮影した時にできる光の玉のようなものです。

これですね。見たことがある方も多いでしょう。光の玉と書きましたが、形は様々で半円状の虹みたいなゴーストができることもあります。

ゴーストは広角域で撮影した時にくっきりできやすい傾向です。もちろん、望遠域でもできますが、広角域の時よりはハッキリしない傾向だと思います。

 

次に、フレアは逆光や半逆光で撮影したときに、全体的にモヤッとする現象のことです。

「モヤッとする現象」という抽象的な言い方をしましたが、上画像のように光の幕のようなものに覆われ、コントラスト(明暗差)や色味が隠れてしまう現象がフレアとなります。

フレアは望遠域で撮影した時にできやすい傾向です。もちろん、広角域でもできる時もありますが。

 

ちなみに、ハレーションという現象もあり、フレアと混同されれることがりますが、これらは別物です(両者の見た目は似たような感じですが)。

ハレーションは光源が強すぎるためにフィルムの支持体となるフィルムベースから光が跳ね返り、その光が再びフィルムを感光させる現象です。つまり、フィルムカメラで起こる現象なので、今のデジタルカメラでは起こりません。ハレーションとフレアは原因が違うわけですね。

 

では、ゴーストやフレアの原因を確認しましょう。

ゴーストやフレアの原因

ゴーストとフレアの原因は同じです。

逆光や半逆光などで撮影した時に、強い光がレンズ内で反射することで起こります。

上の画像は適切ではありませんが、このようなイメージを思い浮かべてもらえれば良いかと思います。本来、一つだった光がレンズ内の不要な反射で2つになっています。これにより実在しない光の玉(ゴースト)や、光の幕(フレア)のようなものができるわけです。

ちなみに、光が反射するのはレンズだけでなく、カメラのセンサー表面で起こる場合もあります。センサーを見たことのある方なら分かるかと思いますが、キラキラしていかにも光を反射しそうですよね。

センサー表面で反射した光が、レンズで更に反射し再びセンサーに当たることで、ゴーストやフレアになります。なので、メーカーによってはセンサーに反射防止膜を施していることもある。余談ですが「サッポロポテト現象」も、センサーの反射が原因のゴーストです(サッポロポテト現象については割愛します)。

 

次に、ゴーストやフレアの対策方法を確認していきましょう。

ゴーストやフレアの対策方法

ここでは便宜上、「光源が画面内にある場合」と「光源が画面外にある場合」に分けて考えたいと思います。

まず、光源が画面内にある場合です。

光源が画面内にある場合

この場合は以下の対策方法があります。

  • 逆光耐性のあるレンズを使う
  • フィルターを外す
  • 絞り過ぎない
  • 構図を変える
  • レタッチで消す

正直なところ、光源が画面内にある場合は、なかなかゴーストやフレアを防止することが難しいです。個人的にはレタッチで消すのが一番だと思っています。

では、それぞれを詳しく見てみましょう。

逆光耐性のあるレンズを使う

まず、もともこもありませんが、逆光耐性のあるレンズを使いましょう。これが一番です。

逆光耐性のあるレンズの見分け方の一つの指標として、反射防止コートが挙げられます。ニコンならナノクリスタルコート、キヤノンならSWC、シグマならスーパーマルチレイヤーコーティング、タムロンならeBANDコーティングなどです。もちろん、反射防止コートがあれば完璧というわけではないので、マシ程度に考えると良いかもしれませんね。

それから基本的に最新のレンズほど逆光耐性が高い傾向にあります。おそらくレンズ設計が良いのでしょうね。最新のZレンズなどは逆光に鬼強いです。

あと、ズームレンズよりも単焦点レンズの方が、逆光に強い傾向にあるようです。ズームレンズはどうしてもレンズの枚数が多くなりますからね。それだけレンズ内反射のリスクも多くなります。

フィルターを外す

保護フィルターなどは外すと良いです。

これで劇的にゴーストやフレアが消えることは殆どありませんが、小さなゴーストが1,2個程度なら消えたりします。

個人的な経験では、夜景などの撮影で街灯によりゴーストができる場合、保護フィルターを外すと消えることがしばしばありました。なので、試す価値はあるでしょう。

また、ハーフNDフィルターなどを使っている場合は、撮影中に画像を必ず確認し、ゴーストが気になる場合は、いったんハーフNDフィルターを外してみると良いかもしれませんね。

とりあえず、フィルター類がゴーストやフレアの原因になることを念頭に置いておくと良いかと思います。

絞り過ぎない

ゴーストはF値を大きくすると、はっきりと現れる傾向にあります。

F8とF22で比較するとこのような感じ。

2枚目のF22の方がゴーストが派手ですね。

なので、もし可能ならF値を小さくすると、ゴーストが軽減されるかもしれません

ただし、F値は大きくした方が光条(光源のウニウニ)は綺麗になりますし、被写界深度の都合もあるでしょう。なので、なかなか取り入れにくい方法かもしれませんね。

構図を変える

光源の位置によってもゴーストの現れる位置が変わります。

例えばこのような感じ。

上手く調整すればゴーストを目立たなくできるかもしれません。

あるいは、ズームすることでゴーストをフレームアウトさせることができる場合もあります。

もし、構図を変える余地があるなら試してみるのも良いでしょう。

しかしながら、これも取り入れにくい方法ですね・・・。

レタッチで消す

個人的にはレタッチで消すことが多いです。レタッチについての考え方は人それぞれでしょうが・・・。

Lightroomのスポット修正ツールなどで簡単に消せますし、あるいは光源を隠してゴーストを消した画像をPhotoshopで合成する方法もあります。

上のようなゴーストのある通常の画像と、手で光源を隠してゴーストを消した画像を合成し1枚にします。

そうするとLightroomのスポット修正ツールなどでは消せないような大きなゴーストでも綺麗に消去可能です。私は殆どこの方法ですね。

光源が画面外にある場合

次に、光源が画面外にある場合です。

光源が画面内にある場合に加え、以下の対策方法があります。

  • レンズフードをつける
  • ハレ切りする

では、それぞれ確認していきましょう。

レンズフードをつける

まずはレンズフードです。あのレンズに着ける花びらみたいなやつですね。

レンズフードは画面外からレンズに強い光が当たらないようにする役割を果たします。なので、ゴーストやフレアの防止になる。

レンズフードには様々な形がありますが、筒状のものよりも、花びらのような形の方が効果が大きいようですね。

ただし、レンズフードは広角側でぎりぎり画像に写らないように設計されています。つまり、もっとも広角側で最適化されているので、ズームレンズの場合では望遠側で効果が弱かったりします。

 

そこでハレ切りです。

ハレ切りする

ハレ切りはレンズに強い光が当たらないようにする手法を言います。ハレ板と言われる専用の器具がありますが、掌や帽子などでも応用可能です。

このような感じで手をかざして影を作ってあげます。

これにより画面外からレンズに強い光が入らなくなるので、ゴーストやフレアの防止になるわけです。

効果は非常に大きいです。

ハレ切りするのとしないのとではここまで違います。

ハレ切りした方はゴーストもフレアも抑えられて、コントラストが高くなっていますね。

なので、光源が画面外にある場合でゴーストやフレアが気になる時は、ハレ切りをオススメします。
ハレ切りしてゴーストやフレアを防止しよう!ちょっとした工夫で写真が変わる!

ゴーストやフレアは絶対悪じゃない

ゴーストやフレアを表現として使うのは全く問題ありません。

太陽にできたゴーストには光の力強さを感じますし、フレアは光に包まれた幻想的なイメージを思い浮かべます。

フレアを写したくて、オールドレンズを使う人もいるくらいです。

なので、ゴーストやフレアは絶対悪ではありません。

 

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まとめ

以上、ゴーストやフレアの原因と対策方法でした。個人的にはレタッチで手っ取り早く消してしまいます。あと、ハレ切りは多用しますね。

最新のレンズの逆光耐性は目覚ましい進化があると思います。一体何が起きているのでしょうか!?


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