なんとなく上手く撮れることもあるけど、だいたい失敗写真を量産してしまう。
写真を撮り慣れた人ならそんなことはないでしょうが、カメラ初心者であれば心当たりがあるのではないでしょうか?
私も自分で書いていて耳が痛いです!
そこで写真を上達させようと、カメラの知識や撮影テクニックを学ぶか!?
いや、カメラ初心者と言えども、「絞り」や「シャッター速度」についての基本的な知識はあるし、「三分割構図」「二分割構図」「放射構図」・・・と構図も幾つか知っているという方も多いのではないでしょうか??
私も知っています。
参考:風景写真の撮り方!一眼レフカメラ初心者だった私が風景写真で注意しているポイント!
参考:僕の下手くそな写真を曝します。カメラ初心者が注意すべき撮影ポイント。下手な写真を見直す。
では、なぜ良い写真を量産できないのか!?
経験やセンスの違いと言われれば、「そうかな〜」と納得しそうになりますが、何か腑に落ちない部分もあります。
たぶん、そこにはテクニックや知識とは別次元で、もっと根本的な理由が隠されているのでないでしょうか。撮影にのぞむ心得や姿勢的な部分で・・・。
ということで、自分への戒めのためにも、今回はできる限りその根本的な理由を炙り出して対策方法を見つけていきたいと思います:)
根本的な失敗理由を炙り出してカメラ初心者の失敗写真を無くそう!
順番に書いていきたいと思います!
目の前の景色に感動して闇雲にシャッター
まず、目の前の美しい景色に感動して何も考えずにシャッターを押してしまうことが根本的な失敗原因に挙げられます。
家に帰って撮影した写真を見てみると、ぜんぜん良さが伝わらない失敗写真になっているパターンです。このブログでも以前に同じようなことを何度か書いていますね。
美しい景色は撮影するための思考を麻痺させる効果があるようです。
なので、美しい景色を目の前にしたらまず深呼吸です。そして、シャッターを押す前に「何がこの景色で一番目を引いたのか?」と自問自答してから撮影するよう心がけることが肝心なのだろうと思います!
これを意識するだけで、美しい景色による思考の麻痺から脱し、失敗を回避することができるのでないでしょうか!?
突然で瞬間的なシャッターチャンスに対応できない
動物が突然現れた、突然瞬間的に風がやんだ、一瞬日が差し込んできた、朝日や夕日の刹那な時間・・・シャッターチャンスはいつも突然で一瞬です。
そこでカメラ初心者は思うような撮影を出来ずに終わってしまうことが少なくありません。あたふたしている間にシャッターチャンスが過ぎ去ってしまいます。
まずこの場合の対策として、前もって「こんな写真を撮りたい」といったイメージを頭に持つことが肝心かと思います。ある程度写真のイメージがあれば、突然で瞬間的なシャッターチャンスにも対応しやすくなります(ただ、あまり決め込みすぎると柔軟性がなくなり視野が狭くなる可能性もありますね)。
さらに、連写機能も有用だったりします。それも、ただ連写するのではなく設定を変えての連写(ブラケット撮影)です。
最近のカメラはオートブラケト撮影機能が搭載されているものも多いです。これらを使えば、「AEブラケット」「WBブラケット」「AFブラケット」などカメラが自動で設定を変えて撮影してくれます。
例えば、逆光などで露出が難しそうな場合は「AEブラケット」で露出を変えて幾つか撮影しておけば、どの写真も上手くいかなかったという事や設定に時間を取られるという事も避けられるし、HDR合成という方法も選択肢として可能になります。
参考:ブラケット撮影してHDR合成をする。撮影手法の一つとして役に立ちそう!
このようにうまく連写機能を利用すれば、突然で瞬間的なシャッターチャンスの間でも可能な限り多くの素材を持ち帰ることができるようになります。その分、失敗も減らせます:)
あとは、もちろん前もってカメラの設定も最適にしておくのも肝心ですね!
風景を捉える視野が狭い
例えば、自分が撮影したスポットで他の方が撮影した写真を見て、「こんな景色の切り取り方あるのか!」と思ったことは誰しもがあるのではないでしょうか??
私はよくあります。逆に、「こんな景色の切り取り方あるのか!」と自分の写真で他の人を驚かせたいものです。
このためには狭い視野を脱して多角的に風景を観察しなければなりません。特徴的な何かを探したり、ファインダーを覗きながら周りを見渡したり、ズームリングを回したり、歩き回ったり、ローポジションやハイポジションを取ってみたりする必要があります。
なので、早々に三脚を立ててしまうことは避けるべき行為なのかもしれません。というのも、視点が固定され撮れる写真を制限してしまうことに繋がる可能性があるからです。
また、そもそも視野を狭める原因にも目を向ける必要もあります。それは上記したような「目の前の美しい景色に感動して思考が止まってしまうこと」や「シャッターチャンスに焦って効果的な構図を練れないこと」などがあげられると思います。
いつも「冷静に多角的に風景を捉える」と心に止めるだけで、思わぬ良い写真を撮影できるようになるかもしれません:)
家で確認して気づく
撮影から帰ってきて家のパソコンで写真を確認した時に、「この木はもう少し右の方がより良かったな」とか「もう少し手前を広く取れば良かったな」などと後悔するのはよくある事ではないでしょうか!?
現地では撮影に夢中になってしまい、ファインダーを通して構図を決めるだけで、背面モニターで確認するのを忘れてしまったりすることがあります。
たとえファインダー倍率が100%であったとしても、ファインダーで見るのと背面モニターで見るのとでは印象が全然違うことが多いです。
なので、撮影した写真は背面モニターで確認する癖をつけると、家での後悔を減らせるかもしれません。さらに背面モニターで写真を確認する際は、複数枚の写真を行ったり来たりさせ、よく見比べるとより失敗を減らせると思います!
また、カメラにwi-fiが搭載されているものも多いので、余裕があればタブレットやスマホへ転送して確認するとより良いかもしれませんね:)
どんな場所か分からない
これもよくあります。
ロケハンできれば良いのですが、できないことが殆どだったりします。
この場合、ネットで調べれば他の方が撮影した写真が出てきたりするので、それでその場所の雰囲気をそれなりに把握できます。
特に、「PHOTOHITO」や「パシャデリック」などのサイトでは特定の場所で撮影された写真を探すことも可能なので、うまく利用することもできそうです。
私はだだっ広い北海道に住んでいるので、Googleアースで衛星写真を見たりもします。
あとは、アプリを使って日の出や日の入り方向や時間を確認しておくのも良いと思います!
私はよくこのアプリを使っています:)
以上、知識やテクニックではない根本的な失敗理由を掘り下げてみました!
まとめ
写真撮影での失敗の根本的な原因になりそうなことを列挙していきまいしたが、こういった失敗原因は人それぞれにあると思うので、一度自分でまとめて置くのも良いかもしれませんね!
こんばんは。
今回もありがたく参考にさせてもらいます(^-^)
特に「何がこの景色で一番目を引いたのか?」この言葉を考えながら撮影してみます。
ありがとうございます。
まさたろ~さん
こんばんは!コメントありがとうございます:)
参考にしていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます!
私も常に「何がこの景色で一番目を引いたのか?」と自問自答するよう心がけております!
その後で構図だとかテクニックが活きてくるのだと思います!