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前に、RAW現像してますか?何となく現像していませんか?現像を極める書籍買いました。という記事を書いたのですが、書籍を読み終えたので感想を書いてみたいと思います。
とりあえず読んでよかったです。書籍代は無駄遣いになりませんでした。
デジタル写真の色を極める! 「写真の学校」 (「写真の学校」の教科書)
ただ、以下は私の個人的な感想なのであしからず。
「デジタル写真の色を極める!」の概要
結構厚みのある本ですが概要をざっくり言うと、画像をレタッチする時に役立つ知識を集めた本です。
基本的で大切な知識だけど意外に知らない事やあやふやなままで済ましてしまっている事などが沢山書かれています。
読んでいて目から何枚も鱗が落ちました。役に立つ知識が多くあります。
ただ、中にはレベルの高い事や機材に関する細かな事が書かれています。私は軽く目を通した程度で読み飛ばしました。
あとは、例えでフォトショップの使い方を解説している部分がありますが、とくに特定の現像ソフトの使い方を解説した本ではないです。
なので、RAW現像しているけど何をして良いのかよく分からない人や、今とりあえずRAW現像をしているけどもう少し上手く現像できるようになりたい人などに役立つ本だと思います。
確かに、このような本を読まなくても、例えばアドビの「Lightroom」なんかを使えばそれなりに良く現像できると思います。しかし、これを一冊読んでおけば、写真の仕上がりも納得度もさらに良くなると思います。
一方で、RAW撮影したことのない人や現像ソフトに触れたことがない人には少し読みづらいかもしれません。
この本のここが良かった!
特に良かった点について何点か書いていきたいと思います。
- 痒い所に手が届くような知識
- なぜという根本から教えてくれる
- レタッチの問題点なども教えてくれる
痒い所に手が届くような知識
書籍なので当然のことなのでしょうが、「あー、なるほどね!」というような解ってそうで解っていない事が沢山書かれています。
例えばこれです。
トーンカーブです。ご存知の方も多いかと思います。ただ、少しいじるだけですぐに画像が変になったりしてしまうので、初めの頃は扱い難いです。私も何となくは解っていたのですが、あまり触れずにいました。
ネットで「トーンカーブ」と検索すると、割と詳しく解説してるサイトがあったりします。しかし、この本の内容には遠く及びません。この本では、本当にわかり易く細かい事も丁寧に教えてくれます。
これを知っているだけで、写真の完成度が高くなりそうです。ネットで調べてちょっと知るのもいいですが、本を読んで一から全体像を知る事もとても大切なんだな思いました。
このように、自分ではなかなか調べられない、痒い所に手が届くような知識が身につきます。
なぜという根本から教えてくれる
そして、書かれているテクニックに対し、なぜそうするのかという根本的な解説がされています。なので、一度覚えてしまうと応用が効きます。
この本を読んでから、現像ソフトを使ってみましたが、何をどう操作すればいいのか解るようになってきました。もちろん、まだまだ未熟な部分も多いですが、以前と比べると大きな進歩です。しかも、現像が楽しくなりました。
ただ単にソフトの使い方を解説するだけの本とは違っています。
レタッチの問題点なども教えてくれる
レタッチの問題点とは、具体的に言うと例えば画質劣化などです。
私はRAW現像では、画質は殆ど劣化しないと思っていました。しかし、それは違ったようです。
現像していると気になる事がたまにあったのですが、それが現像による画質劣化だとは知りませんでした。他の方がブログなどでアップされている写真を見ると、結構同じような画質劣化を起こしている写真がありました。
RAW現像で注意すべき問題点を知るだけでも違ってくるはずです。
個人的な感想ですが、ざっくり書くとこのような点で良かったです。
まとめ
いつもモヤモヤしながらRAW現像していたのですが、これですっきりしてきました。
後は、使っている現像ソフトの使い方をまとめた書籍など読めばさらに良いかと思います。
デジタル写真の色を極める! 「写真の学校」 (「写真の学校」の教科書)