基礎知識 撮影テクニック

撮影マナーについて。ルールを守って恥ずかしくない撮影をしよう。

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定期的に議論になる撮影マナー

マナー違反は見苦しいですね。一部の人がマナー違反をすると、他の人も同じような目で見られてしまいます。

とは言うものの、知らず知らずのうちにマナー違反を犯している場合もありますね。

今回は、風景撮影などでの撮影マナーについて確認してみたいと思います。

風景撮影などでの撮影マナーについて

ちなみに、撮影マナーと言っても無数にあるので、全て書けるわけではありません。あしからず・・・。

立入禁止区域や私有地には入らない

立入禁止区域や私有地に入ってはいけないのは当然ですね。不法侵入です。

しかも、入ってはいけない場所には、それなりの理由があります。例えば、北海道であれば寄生虫や家畜への病気があげられます。

美瑛をはじめとした道央、あるいは道東などではジャガイモ畑が広がっています。ジャガイモには「ジャガイモシストセンチュウ」という寄生虫が発生することがあり、しばしば大きな被害となる。そして、畑に侵入した者が媒体となり、寄生虫を広めてしまうことがあります。家畜への病気も同じです。なので、畑は立入禁止なのです。

あるいは、侵入者の身に危険が及ぶが故に、立入禁止になっている場所もあります。例えば、廃墟などですね。床が脆くなり落下することもあるでしょう。少し前に、廃墟の撮影に入った人が、草で隠れていた貯水槽に落ちて亡くなったというニュースがありました。

というように、立入禁止区域や私有地への侵入は絶対に止めましょう。大迷惑です。

植生などを大切にしよう

風景撮影では、その場所の美しさに惹かれて撮影していることが多いでしょう。そうであるならば、その場所の美しさを守るよう心がけたいですね。

特に、風景写真では野山での撮影が多いかと思いますが、足元の植生には気を払いたいです。

一人くらいであれば植生に侵入しても問題ないかもしれません。しかし、訪れた人がそれぞれ「ちょっとくらい・・・」と考えて、植生に侵入すると、あっという間に植物はダメになってしまいます。

一度植生がダメになると回復には非常に長い時間がかかりますし、踏み跡が付くと侵入する人が更に増えます。

風景は撮らせて頂いているものです。大切にしましょう。

周囲の人に配慮しよう

いわゆる撮影スポットには、カメラマンだけが集まっているわけではありません。

そんな場所でカメラマンだけがずらっと三脚を並べて撮影しているのもなんだかなと思います。別に自分の場所じゃないですよね。

周囲の人に配慮して、場所を譲り合うことも必要です。

ゴミは持ち帰る

ゴミを持ち帰るのは当たり前です。ですが、悲しいことに撮影地にいくと、割とゴミが落ちていることが多いです。

タバコの吸殻、飴の袋、缶やペットボトル・・・。

上記した通り、撮影スポットにはカメラマンだけが集まっているわけではありませんが、絶対にゴミは持ち帰りましょう。

場所の公開はよく考えよう

これはなかなか難しい問題かと思います。

SNSなどに撮影場所を公開すると、どうしても人が集まってしまいます。人が集まるとロクなことが起きません。

周辺住民への迷惑にもなりますし、騒音問題、ゴミ問題にも繋がります。

しかしながら、撮影地は隠したとしても結局、知られてしまうことが多いです。ですが、あえて公開する必要もないと個人的には思います。

 

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まとめ

第三者の立場になって考えて撮影していきたいですね。撮影マナーを疎かにすると、どんどんとカメラマンの肩身が狭くなってしまいます。


  1. mickey より:

    先日の軌道敷内に入って電車を撮ってた連中は
    逮捕されて、損害賠償を受けないと自分のしたことを
    理解できないのでしょうね。

  2. げん より:

    “そこ 私がいつも撮ってる場所なんですけど!”
    北アルプス南岳小屋直近の獅子鼻岩脇でかけられた声。
    ”えっ!? あなたの場所なんですか?” って思わず聞き返しちゃいました。
    大キレットに突き落とされちゃいけませんから素直に移動しました。
    色黒で逞しそうな女性でしたから。
    あぁビックリした!

    • ワイズカメラ より:

      げんさん

      私も似たようなことを言われたことがあります笑
      本当にびっくりしますよね。何でそんな考えるになるのか純粋に疑問です笑

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