撮影テクニック 構図

視線誘導の3つの役割。視線誘導の役割について考えてみる。

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写真撮影では視線誘導が非常に重要とされることがあります。

視線が滑らかに流れる写真は鑑賞していて気持ちの良いものです。

では、そもそも写真における視線誘導には、どういった役割があるのでしょうか。

視線誘導の3つの役割

これは私が個人的に考えている視線誘導の3つの役割なので悪しからず・・・。

見せたいものに注目させる

写真には見せたい何かがあるはずです。見せたい何かとは、「あれ綺麗だな」「これかっこいいな」の「あれ」や「これ」のことです。

しかしながら、写真で見せたいものを他者に伝えるのは難しいです。そこで視線誘導し、見せたいものに注目させます。

小道に沿って視線が誘導され、新緑の1本木に視線が集まります。

これにより何を見せたいのか、はっきりさせることができる訳です。

写真に空間的な広がりをもたらす

視線誘導には空間的な広がりをもたらす効果もあります。

この写真は視線誘導させた先に、特に見せたいものがあるわけではありません。

しかし、道路に沿って視線が上下に動くことで、写真に奥行きが生まれます。

道路なしでは奥行き感が出にくいですよね・・・。

 

この写真では林に沿って下から上へ視線が誘導されやすいです。これによって空に突き抜けるような高さを感じます。

このように視線誘導を用いることで写真に空間的な広がりをもたらすことが可能になります。

写真にまとまりを生む

視線誘導により、視線が規則的に動くことによって写真全体にまとまりを生むことができます。

どういうことかと言うと、例えば下の画像。

点がランダムに打たれバランスが悪く、収まりが悪いです。

しかし、ラインでつなぎ視線誘導してみると様子が変わります。

何をどの順で見れば良いのか分かるようになると、画像全体に規則性のようなものが感じられ、なんだかバランスもよくなったように感じられます。

このように、視線誘導により何をどの順で見れば良いのか明確にすることで、写真にまとまりを生むことが可能になります。故に見ていて気持ちの良い写真となるわけです。

 

と言うように、視線誘導には以上の3つの役割があると考えています。では、具体的に視線誘導するにはどのような方法があるのでしょうか!?

視線誘導する方法の例

視線誘導する方法は多種多様とあるようですが、例として3つ取り上げてみたいと思います。

リーディングラインを用いる

写真で視線誘導するためにはリーディングラインと呼ばれるものを使うことが多いです。

リーディングラインとは視線を誘導する線のことです。リーディングラインを操ることで、鑑賞者の視線を意図したように動かすことができます。特に海外のフォトグラファーはリーディングを重要視して構図を考えることが多いようですね。

 

まず、リーディングラインの例として道があります。

視線が道に沿って誘導されます。道や橋などの人工物は最もポピュラーなリーディングラインと言えるでしょう。

もちろん、リーディングラインは人工物だけではありません。

影や流れがリーディングラインとして機能しています。

 

さらに、リーディングラインは線でなくても良いです。

雪の積もり方がリーディングラインの役割をはたしています。

なんとなく連なっているもの、流れを感じるものであれば、人は勝手に線のように認識します。

前景を用いる

写真に前景を配置することで手前から奥へ流れるよう視線誘導することができます。

切り株から奥の天の川へ視線が流れやすいです。

これも。

テント、橋、月と視線が流れやすいです。

そもそも人は近い場所から遠い場所をみる傾向があります。なので、手前に視線のスタートポイント(=前景)を作ってあげることで、視線が上下に行き来することを助長してあげられる訳です。

明暗を用いる

明暗を用いることで視線を誘導することもできます。

というのも、人は暗い部分から明るい部分に向けて視線を動かす傾向にあるからです。

手前の影になっている部分から、日の当たっている明るい部分へ視線が動きやすいです。

額縁構図などはこの習性を利用して、視線を中央へ集めるようになっています。

周囲から中央部へ視線が流れます。

レタッチで周辺減光させるのことがあるのも、この効果を狙ってやることが多いですね。

 

(構図テク早見表付) 完全版 写真がもっと上手くなるデジタル一眼構図テクニック事典101+

 

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まとめ

以上、視線誘導の3つの役割でした。すでに視線誘導を気にして構図を考える人も多いかと思いますが、その役割をしっかり知れば、さらにグッと写真が良くなるはずです。


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