登山に欠かせないギアであるハイドレーションを買い替えたので、それについてレポートしたいと思います。
プラティパス ビッグジップ EVOというハイドレーションを購入したのですが、これがとても良いです。
ハイドレーションとは!?メリットとデメリット
ハイドレーションとは
ハイドレーションとは効率的に水分補給するためのギアですが、下のようなやつです。
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ボトル ビッグジップ EVO 2.0L 【日本正規品】 25004
メーカーによって形状や機能が多少異なりますが、基本的にはリザーバーといわれる水を入れる本体と、それに繋がったチューブで構成されています。
これをザックの背中部分にある袋入れ、チューブを外に出すわけです。
この部分ですね。中型以上の登山用ザックであれば、だいたいハイドレーションに対応しています。
これで簡単に水分補給できるようになる。
ハイドレーションを使うメリット
- 水分補給が楽
- 収納スペース的に優位
ハイドレーションの一番のメリットはザックを下さなくても水分補給できる点です。登山中は頻繁に喉が乾きます。その度に一々ザックを下ろして、ボトルを取り出して、また収納するのは非常に面倒です。ハイドレーションであればその必要がありません。歩いたまま水分補給可能です。
また、ボトルとは違い水を飲めば萎むので、その分ザックのスペースの節約になります。
しかも、水は重たいです。ハイドレーションを使えば背中に一番近い位置に水が来るので、重心的にも都合が良いでしょう。
ハイドレーションを使うデメリット
- ついつい飲み過ぎるかも
- 手入れが手間
- 水がゴム臭くなることも
ハイドレーションはこまめに水が飲めるのですが、ついついの飲みすぎて水切れを起こしてしまうことがあります。水の残量を確認できないのもちょっと不便です。
そして、リザーバーやチューブを洗って乾かさないと、カビてしまうことがあるのですが、洗いにくいし乾きにくいです。なので、手入れがやや手間。
あと、場合によっては水がゴム臭くなることもあります。チューブがゴムなので。ただ、これはメーカーによるかもしれませんね。
以上、ハイドレーションにはメリット・デメリットがありますが、個人的には圧倒的にメリットの方が大きく、登山には欠かせないギアになっています。
ハイドレーションは何リットルが良いのか!?
迷うのがハイドレーションの容量です。
登山時は「5ml × 体重 × 行動時間」の量の水が体から脱水すると言われています。例えば、体重60kgで8時間行動するとなると2.4Lです。ザックの大きさもありますが、これを一つの目安として良いでしょう。
個人的には2Lのハイドレーションが日帰り登山、テント泊登山などで汎用性が高いと思います。なので、2Lがおすすめです。
プラティパス(Platypus) ビッグジップ EVO 2Lを購入した
以前はキャメルバック クラックス 2.0Lを使っていた
以前からキャメルバックというメーカーのクラックス 2.0Lというハイドレーションを使用していました。
CAMELBAK(キャメルバック) アウトドア クラックス 2.0 L リザーバー 1821714
特徴としては大きな吸水口があり、洗ったり乾かしたりが楽な点が挙げられます。
ただし、まれに吸水口の蓋が斜めに閉まっている時があり、その場合は水が漏れます。なので、しっかり確認する必要がある。
ちなみに、これは多くのリザーバーに当てはまることですが、水を入れると下の方が膨らみます。
これがパッキングする時に厄介だったり。
キャメルバック クラックス 2.0Lは3シーズンくらい使ったと思います。
プラティパス(Platypus) ビッグジップ EVO 2Lの機能性など
プラティパス(Platypus)はアメリカのカスケードデザイン社が製造販売している新生代の水筒のブランドです。
そもそも「プラティパス」とはオーストラリアに生息する動物、カモノハシの英語名です。カモノハシのひらべったい口ばしを連想させる形からその名前がつきました。
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ボトル ビッグジップ EVO 2.0L 【日本正規品】 25004
この製品にはサイズは1.5L、2.0L、3.0Lと3種類があります。上記した通り私は2Lを買いました。重量も1.5Lで160g、2.0Lで170g、3.0Lで184gなので、そんなに重くはないです。
ちなみに、無味のBPAフリー素材を採用しており、ゴムの臭いは抑えられています。
チューブの着脱が楽に可能
リザーバー(水を入れる本体)からチューブをワンタッチで外すことができます。
このような感じですね。もちろん、チューブをとっても水は漏れません。
これによりテント場などで水を補給する時に、チューブをザックから外す必要がなく、そのままリザーバーだけを水場に持っていき給水が可能になります。かなり楽です。
また、リザーバーを洗う時にチューブが邪魔だったするのですが、これならメンテナンスも楽になります。
飲みやすくなったチューブ
私は以前のモデルを知らないのですが、チューブが太くなり流量を50%UPしているようですね。
ハイドレーションでもごくごく水を飲めます。口の部分も飲みやすくなったようです。
ただし、ホースにはやや張りというか、弾力があり、登山中に少し邪魔になることがあるかもしれません。
吸水口のグリップも使いやすい
吸水口のジップはスライド式のクリップで閉められるようになっています。
スムーズで簡単。また、クリップは取り外しもできますし、ゴム紐がついているので、クリップを紛失することもないでしょう。
ガバッと吸水口が開くので、手を突っ込んで洗浄することも可能です。
内部に仕切りがついている
リザーバー内部には仕切りがついています。
これにより水を入れた時の膨らみが均等になりやすい。
ちょっとわかりにくですが、キャメルバック(1枚目)は下が膨らみますが、プラクティパス(2枚目)の方は膨らみません。プラクティパスの方がパッキングしやすいです。
また、リザーバーを乾燥させる時にも、仕切りを立てれば膨らみ乾燥しやすい。メンテナンスにも優位ですね。
アフターパーツも色々ある
プラティパスには様々なパーツがあり、ハイドレーションをより一層便利に使うことができます。
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水ボトル用アクセサリー ビッグジップEVO/ホーサー専用 チューブクリップ マグネットタイプ 25033
これはハイドレーションのチューブをザックに固定する商品です。
これでチューブが行動中に邪魔になることがありません。
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水ボトル用アクセサリー プラティパス製ボトル専用 バイトバルブカバー 25014
これは飲み口につけるキャップです。
飲み口は剥き出しの方がサッと飲みやすいですが、砂ほこりなどが付着する時もあります。なので、衛生的に気になる人はあると良いですね。
まとめ
登山は装備したいで色々変わるものです。
便利なものはどんどん取り入れて登山を楽しみましょう。