野付崎（野付半島）のナラワラ・トドワラ撮影。陸地が死にゆく場所。

９月に行きたい撮影スポットにしていた「野付崎（野付半島）のナラワラ・トドワラ」。
参考：９月に行こうと思う北海道絶景撮影スポットと登山したい山。

まだ、８月ですが良い機会があったので撮影に行ってきました。

ちなみに、野付崎（野付半島）とは砂嘴（さし）と呼ばれる特異な地形を持つ場所です。地理の教科書などによく載っています。

こんな形をしています。近年、海水の侵食による砂の流失が激しく、いずれ無くなってしまうと言われています。

場所は北海道のここです。

この日は最高気温１５度程でとても寒かったです。

野付崎（野付半島）のナラワラ・トドワラ撮影

私の街から約３時間半の運転で野付崎（野付半島）に到着です。

さらに、ナラワラ・トドワラに向けて両サイドが海という珍しい道路を走ります。

 

 

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まずは、ナラワラに到着です。ここはかつてナラ林でしたが、海水の侵食によって立ち枯れてしまいました。

そこがナラワラと呼ばれる場所になりました。

とりあえず、倒木と乾いた海藻！？のようなものが広がっています。すごい異様な雰囲気です。

立ち枯れたナラ林は海の向こう側で立ち入ることができません。

望遠レンズを使い撮影するとこのような感じです。

さらに、アップしてみます。

ここに行ってみたいですが、手前に海水が流れており近づけません。

少し近寄ってみましたが足元はかなりぬかるんでいます。

そして、この日は風がすごい強いです。寒い。まだ８月ですがフリースとゴアジャケットを着込みます。

ナラワラを後にして、次にトドワラに向かいます。トドワラはトドマツ林が海水の影響により立ち枯れた跡です。

半島をさらに先端に向かって進みます。そして、トドワラ入口に到着です。

この入口から３０分ほど歩くとトドワラの遊歩道に到着します。

原っぱを歩きます。冒険気分。

すっかり秋の気配です。早いな・・・。普通に鹿やタンチョウが歩いています。日によっては海にイルカやシャチが現れることもあるようです。

しばらく歩いて、いよいよトドワラの遊歩道に突入です。

この木道も良い雰囲気です。

木道は海の上も続いています。

SS３０秒で撮影ですが、風の影響でしょうか、海面の波は完全に消えません。

そして、この道の先は・・・

何もない・・・。

期待していた立ち枯れた木がほとんどありません。

これだけです。

どうやら高潮などの影響でかなり倒れてしまったようです。去年撮影されたと思われる写真には、まだ立ち枯れたトドマツが少し残っていましたが、今年はそれもないようです。

ちょっと期待はずれ。

倒れた跡でも撮影しておきます。

そしてトドマツを離れ、一本松と呼ばれれる有名な木に向かいます。しかし、マップに示された道をいくら探しても、その道自体が見つからない・・・。ここを管理しているネイチャーセンターに電話してみたところ、その道は立ち入り禁止になり何年も前に消失したとのこと。おそらく、侵食が激しなったのでしょう。残念です・・・。

一本松は見られませんでしたが、光芒が綺麗でした。

荒野に刺す光に感動です。

ナラワラにも光が差し込んでいました。

日が落ちるのも早くなってきました。暗くなる前に撮影終了です。

まとめ

想像通り野付崎はなかり独特な場所でした。トドワラは残念でしたが、それでも楽しめました。