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「神々の山嶺(かみがみのいただき)」は山とカメラ好きにはたまらない。岡田准一で映画化されるよ。

投稿日:2015年7月21日 更新日:

先日、「神々の山嶺(かみがみのいただき)」を漫画で読みました。何やら2016年に岡田准一さん主演で映画が公開されるようです。

実は私、これまでに漫画を一度も買ったことがありませんでした。本当です。しかし、Amazonでこれを見かけて衝動買いしてしまいました。

神々の山嶺 全5巻セット (集英社文庫―コミック版)

ちなみに、元は小説らしいです。

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

登山が好きな人ならはまると思います。話の中でカメラが重要なキーワードになっているので、カメラ好きなら尚更はまると思います。男臭い話なので女性が読めるかは微妙なところです。

しかも、「エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)」として岡田准一さん主演で2016年に映画が公開されるようです。岡田准一さんのファンなら事前に読むのも良いかもしれませんね。エヴェレスト現地で撮影をしたらしいですが羨ましいです。

「神々の山嶺(いただき)」のストーリー

話は深町誠(山岳カメラマン、ライター)という男がカトマンズで古いコダック製のカメラを見つけたことから始まります。

深町誠はこの古いコダック製のカメラがジョージ・マロリーのものではないかと推測します。

ジョージ・マロリー

現在、エヴェレスト初登頂を果たしたのはエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイとされています。しかし、それよりも以前に山頂に立ったのではないかという疑惑のある人物が居ます。

それが、ジョージ・マロリーとアーヴィンのペアです。

なぜ「疑惑」かというと、1924年6月にエヴェレスト山頂を目指した彼らは、8100m付近で目撃されたのを最後に遭難し消息を絶ったからです。
遭難したのが、エヴェレスト登頂前なのか、それとも登頂を果たした後の下山中なのかいまだにはっきり分かっていません。

そのマロリーのカメラをカトマンズで見つけたというのです。それに残っているフィルムを現像すれば歴史を変える事実がわかるかもしれません。

そして、深町誠はそのカメラを調べるうちに、羽生丈二(はぶ じょうじ)という一人の男と巡り会います。

羽生丈二という男

話の中では、彼はかつて日本の天才クライマーとして名を馳せましたが、今はもう過去の人として忘れ去られています。

深町誠は羽生について調べていくうちに彼に興味を持ち始めます。

羽生丈二は癖のある男ですが、男の中の男という感じです。意味不明ですね。とにかくタフで愚直です。熱い男。むさ苦しい男。まさに山男です。

ちなみに、「なぜ山に登るのか?」という問いに、「そこに山があるから」と答えたのがマロリーです(誤訳とされていますが)。
羽生丈二は「なぜ山に登るのか?」という問いに、「そこに俺がいるから」と答えます。熱いです。

そして、深町は羽生が前人未到の挑戦をしようとしていることを突き止めます。

すでに忘れさられ登山家とてして適齢期を過ぎた男の挑戦とは?そして、その挑戦の行方は・・・・。

 

 

というのが、「神々の山嶺(かみがみのいただき)」のざっくりとした内容です。

読んでの感想

私は登山好きですが、話に出てくるいわゆる「山屋」という人たちの気持ちはさっぱり分かりませんでした。そこまで山に人生かける??・・・みたいな。共感できる部分が少なかったです。

しかし、話を読み進めていくうちに、自分の全てを何か一つに掛ける人の尖った生き方に釘付けになりました。そういった人が持つ独特の凄みというか圧倒的な雰囲気を話の中から感じ取ることができます。

実際、世の中でもそういう人いますよね。

私は何となくそのような生き方を少し羨ましく思います。一つのことに捧げる人生。でも、なかなか難しいことです。

それでも少しは何かにこだわって生活したです。それが山でなくても、何か一つのことに傾倒して生きたいです。

例えば、それがカメラでもいいし、地元愛とか仕事とか子供とか家族のためとかでも良いと思います。自分でこれだというものを一つ持ちたいです。

総じて楽しかったし感動できました。読んで良かったと思います。一気に読んでしまいました。

映画化、「エヴェレスト 神々の山嶺」

上記しましたが、この話が「エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)」として岡田准一さん主演で2016年に映画が公開される予定です。

深町誠が岡田准一さんで、羽生丈二が阿部寛さんらしいです。もう、これははまり役で映画の公開が楽しみ過ぎます。

ちなみに、深町誠は漫画ではNikonのカメラを愛用していました。
岡田准一さんは「おと・な・り」という映画でソニーのカメラを使っていましたが、今回はNikonを使うのでしょうか?そのあたりも楽しみです。

しかも、ヒマラヤの6000m付近で撮影をしたらしいので映像も良いこと間違い無しだと思います。

まとめ

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一気に読んでしまいました。とても楽しめました。

感動できたし、自分の生き方を考えさせられました。

神々の山嶺 全5巻セット (集英社文庫―コミック版)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)


  1. ヤマサンダル より:

    こんにちは(^^)神々の頂きは小説で読みました。最後の羽生の手記は震えますよね。足がダメになったら手で歩け、手がダメになったら指で歩け、指がダメになったら歯で歩け・・という件。私は剣岳で足がダメになったことがありますが、普通に諦めかけました(笑)

    • カメラ初心者 より:

      ヤマダサンダルさん

      コメントありがとうございます。

      小説で読んだんですね:)
      そうですね、最後羽生は震えていました。
      ただ漫画だとベースキャンプで深町と話している時に羽生の手が震えている描写でした。やはり漫画と少し違うのかな!?もう一度小説で読みたくなってきました。漫画と違ってまた良さがありそうです。

      足がダメになったら手で歩け、手がダメになったら指で歩け、指がダメになったら歯で歩け・・これはすごいですね。熱いです!
      そうなりますよね笑
      ノンフィクションの「運命を分けたザイル」という映画で足がダメになって手で進んで生還してた人がいましたが、常人ではないですよね:)

  2. mickey より:

    こんにちは
    別な視点からすると、神々・・・と言うことは、複数ですね。
    これは、日本人から見たものか、それともヒンドゥー教徒から見た
    エベレストなのかと、疑問を持ってしまいました。
    西洋人からすれば、神の・・・ですよね。

    • カメラ初心者 より:

      mickeyさん

      こんにちは、コメントありがとうございます。

      鋭いですね、確かに西洋文化からすれば神の・・・になるかもしれませんね:)

      この話の中でチベット仏教の儀式とやらも出てくるので、その文化にならって神々の・・・としているのかもしれません。

      それかヒマラヤの山々を目の前にすると西洋人であっても東洋人であっても、神々の・・・と形容したくなるのかもしれませんね。巨大な山一つ一つが神みたいな・・・:)

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