気づけばこのブログを始めてから1年半が経ちました。
この1年半はカメラとのディープな関係を過ごしました。
それで果たして写真は上手くなったのか!?
ちょっと独り言っぽい感じですが、振り返って書いてみたいと思います:)
写真は上手くなったのか!?
以前と最近の写真
分かり易いように同じ場所で以前(1年少し前)と最近に撮影された写真を少し比べてみたいと思います。
まずはこれです。
以前。
最近。
冬の美瑛ですね。時間帯もほぼ同じです。
以前の写真はのっぺりとしていて立体感がありませんね。最近の写真の方が多少は立体的だと思います。また、柔らかな夕陽の表現にも差があるようです。
次にこれです。
以前。
最近。
屈斜路湖の白鳥です。これも同じ夕方で撮影しています。
以前の写真は夕陽をバックに白鳥をシルエットにしていますね。最近の写真は湖面のリフレクションを用いて広角で撮影しています。
好みもあるかもしれませんが、最近の写真の方が空間的な広がりを感じられますし、その場の雰囲気がより伝わるように思います。
最後にこれです。
以前。
今。
流氷です。これは時間帯は違います。
画角の違いもありますが、これも最近の写真の方が雄大さが伝わるのではと思います。また、スローシャッターにすることで流氷の動きも分かります。
ということで、以前と最近の写真を比較してみると、多少の進歩は見受けられるのではないかと思います。少しは見てもらえる写真になったのではと思っています。
また、1年ちょっと前から「500px」に投稿をし続けていましたが、当初は50パルス程度だったのが最近では最高98.3パルスまで行きました。95パルスを越えることもしばしばあります。
参考:「500px」にはまりそう。写真は「見て」「見られて」成長する。写真投稿SNS。
では、以前と最近とで写真が変化したことの要因を考えてみたいと思います!
機材の変化
機材が変われば必ずしも写真が良くなる訳ではありませんが、それでもやはり写真に変化はでます。
初期の頃、ボディはD7000を使用していましたが、それをD7200に変更しました。
同じAPS-C機同士での変更となりましたが、2世代も新しいカメラとなると画質も大きく向上しました。
特に、ISO感度を高くした時のノイズの出方に違いがありました。また、現像で暗部を明るく持ち上げた際のノイズの出方も全然違いました。ダイナミックレンジと言うものの違いをはっきりと実感できました。あと、AF性能も全然違いましたね:)
その後、さらにD7200をフルサイズ機であるD750に変更しました。ここでも画質は向上したように思います。
ノイズ耐性はもちろんのこと、最近思うのがレタッチした際の破綻の少なさです。
例えば、D7200で撮影した画像をレタッチすると空の階調が滑らかにならず、縞模様になることがよくありました(トーンジャンプと言うやつです)。D750になってからはこれが少なくなったように思います。
もちろん、レタッチの仕方による違いもあるのでしょうが、フルサイズ機のD750の方がダイナミックレンジが広いのか、あるいは色情報!?みたいなものを多く撮れているのだと勝手に納得しています。
とは言うものの、未だにトーンジャンプを起こしています(D7200の時よりは減りました)。
先日撮影した夜明け前の写真(D750使用)。それほど無理なレタッチはしていないと思っていたのですが、よく見ると空の色が滑らかに変化していません・・・(ブログ用に圧縮しているので余計目立つのかもしれません)。
好きな写真なので、再度丁寧にレタッチし直してみたいと思います。
上位機のD810やD5であればさらに良くなるのだろうか・・・。
それからレンズが変わったことも写真に大きな変化を与えました。
一番最初は旧式のシグマ高倍率ズームレンズを使用していましたが、今では大三元レンズを使用しています。ファインダーを覗いた時の見え方から全然違いますし、当然出てくる画も全然違います。透明感や緻密感などが全く違いました。
参考:中古D7000からレンズ7本カメラ2台を買っていた!この1年間のカメラとレンズ遍歴を振り返る!
今後は、カメラはD800系の最新機に行き着くと思います。また、レンズはすでに手元にあるもので撮りたいものは撮れます。欲を言えば、望遠系を1本追加できればいいなと思いっています。
ただ、物欲は突如となく襲って来ますし、いつか単焦点沼に足を突っ込むかもしれませんね!
このような機材の変化が写真に大きな変化をもたらしてくれたのだと思います:)
レタッチの変化
レタッチについても、この1年半で結構変わりました。
最初のJPEG撮って出しに始まり、ニコンの無料現像ソフト(Capture NX-D)による現像、そしてLightroomやPhotoshopによる現像へと移り変わっていきました。
特に、LightroomやPhotoshopを使い始めたことは大きな変化でした。やれることの幅がかなり広がりましたね:)
ただ、レタッチの自由度が増した分、それをどのようにするかと悩むことも出てきました。
500pxの写真をいいなと思い、それっぽいレタッチを目指していましたが、あまり500px風に寄せ過ぎるのもどうかなと最近になって感じ始めています。
結局、周りと同じようなテーストになり埋没してしまいそうです。
もちろん、真似をする過程で得られることもありますし、出来ないのとやらないのとでは訳が違いますが・・・。
とにかく、色々とやっていく中で自分好みと言うか、少しでも個性が出るようなレタッチができたらなと思っています。
その写真を見たらあの人の写真だと分かるような写真を撮りたいですね(もちろん、そのためにはレタッチのみならず被写体や構図などにも独創性が必要になってきますし、前提となるイメージも大切です)。
また、以前はレタッチに時間をかければかけるだけ変な写真になっていましたが、最近は使った時間だけイメージに近ずくようになってきました。これも成果だと思っています。
オリジナルなレタッチというものかなり難しい話ですが、少しずつ頑張っていきたいと思います!
参考:「Lightroom 5・6」の使い方がわからない。そんな時「Lightroom 5 プロフェッショナルの教科書」がとても良い。
撮影技術の変化
撮影技術に関しては、そんなに身に付いていないかと・・・。
それでも構図の造り方、各設定の仕方、露出の調整など多少は注意を払うことが出来てきたように思います。
それと、当初と比べるとHDR合成してみたりフィルター使ってみたりと撮影の引出しも多くなってきたのかなと感じています。
あとは、撮影に費やす時間も多くなってきましたね。片道2、3時間の移動であれば近いですし、早朝に極寒の中で撮影することも今では普通です。
それでも毎回反省の山です。
まだまだ至らない点が多いので、試行錯誤していきたいと思います:)
参考:風景写真の撮り方!一眼レフカメラ初心者だった私が風景写真で注意しているポイント!
以上のような、機材の変化、レタッチの変化、撮影技術の変化が、以前と今とで写真を変えた主な要因だと思います。
それで、今後どんな写真を撮りたいのか?
ここで暮らしている人だからこそ撮影できるような北海道の自然を写真にしたいですね。それも、見た人が「あのブログの人が撮影した写真だ」と分かるよな写真が良いです:)
ただ、写真を撮れば撮るほど課題が増えますし、周りの人の写真を見て敵わないなと思うことも多いです。
それでも、また1年後、2年後の自分の写真を楽しみに頑張りたいと思います!
まとめ
カメラを始めて苦労することもありますが、それ以上の充実を得られています!
写真の上達に近道はないのだなと痛感していますが、コツコツやっていきたいです:)
こんにちは
間違いなく、機材も腕もバージョンアップしてます。
素人の私が見て、そう思うのですから、間違いありません。
おっしゃるように、フルサイズの方がLrでの耐性は高いですね。
Lr5の本を見ていると、コントラストやハイライトを+70とか-80とか
グリグリいじってますが、私は+15、-15以上加工するのは、罪悪感がでます。
このあたりは、自主規制ですね。
Lrで加工し過ぎるのは、法律には触れないが、不適切かな?
mickeyさん
こんにちは、コメントありがとうございます:)
ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです!
使い込むことでフルサイズ機の良さを改めて実感しました。
確かに結構大胆にスライドをいじっていますよね・・・、ただ+15、-15と言うのは結構厳しめですね:)
私は罪悪感だらけです笑
そうですね、第三者の厳しい目でレタッチしていきたいと思います笑
同じく思いました^^
写真はとてもバージョンアップしていますね。
過去作の振り返りはとても大切な事だと思います。
その際の撮り方や設定を今見ると、なんでだろう?って思う事、
私もよくあります。
何でもそうですがそれが成長する秘訣だと思います!
そう言いながら私はなかなか成長しませんが(^^;
加工に関しては表現の仕方なので、人それぞれですが
通常の風景写真(星以外)ではLrで+20、-20までの加工にしています。
ワイズさんの写真を見てもそんなに入れてるようには見えませんよ^^
morinokoeさん
コメントありがとうございます!
ありがとうございます!
そのように見ていただいて、コツコツやってきた甲斐がありました:)
それありますね!
私は本当に最初の頃は、なぜか常にホワイトバランス「曇天」でした笑
やはり振り返って考えるも大切なんだなと思います:)
morinokoeさんは20、-20なんですね!
morinokoeさんの写真はとても透明感があると思います。毎回、参考にさせて頂いております!
とは言う、私は結構レタッチでいじるときもありますよ笑。でも、彩度は私もあまり上げないようにしています:)
私も撮影の段階でビシッと露出を決められるようになりたいです:)
ワイズさん
こんにちは!
どうせですから、D5買っちゃえばいいじゃないですか!(笑)
実はちょっと前に、ワイズさんの記事で調べたい事が有りまして。
過去記事を読み漁った事が有りまして。
その時に思っていたんですよ。
なんか作風が変わってきてるな…と。
良い作品撮られてますよね。
私が投稿しているサイトに、真昼間のEXIFなのに夕焼けって
前の記事
きやっちさん
コメントありがとうございます!
D5はさすがに・・・!
欲しいのは確かですが、今は憧れの存在として取っておきたいと思います笑
ありがとうございます:)
試行錯誤して色々やってきたので、そう言っていただけで本当に嬉しいです。
真昼間のEXIFなのに夕焼けはきついですね笑
私の写真、自然に見えるということで良かったです:)
濃いレタッチの写真はぱっと見みた印象よく思えますが、何度も見ているとクドイというか、飽きてくるように思います。
これからも自然に見えるよう精進していきたいと思います:)
そして、ブログも参考にして頂いてありがとうございます:)
これからも宜しくお願いします!
ps.コメントは2コ目も拝見させて頂きました。
私もニコンのカメラ買って今で2年ちょっとです。多少は上手くなったかなぁ
とかよく考えますし、向上心は今でも大いにあります。ただなんて
言いますか、あまり向上心を突き詰めると難しく考えすぎるというか、
綺麗な写真を綺麗だと思えなくなりそうなんで、私はその辺は最近注意しようと思ってます。最近、初めて蛍を撮ってきたんですがそういう意味では新鮮で良かったです。初めてだから平凡ですけどね。逆に言い訳ができるので気楽でいいです。
楽にというか楽しく撮らないといけない気持ちと、1枚1枚丁寧に考えて撮らないといけないという気持ちと、どっちも大事だなと思うこの頃です。
D5は前にSCでいじりましたがあれは良かったですよ。階調性とか悪条件でも
これだけ表現するのは流石1桁機だと思いました。
厳しい気候条件には最適かもしれません。私は買えません。
いずれD9Sくらいになったら型落ちのD5を買おうかな。
Labattさん
コメントありがとうございます:)
Labattさんのお言葉、本当に心の染みます・・・。
綺麗な写真、綺麗な写真と突き詰めると、カメラを楽しむことを忘れそうだと私もずっと考えていました。
写真を見ていても、余計な視点からあれこれ考えてしまいますし。
たまには、単焦点1本だけつけて散歩しながら気楽に撮影したいです笑。しかも、Jpegだけで。
D5いいのですね。
この記事にあげたトーンジャンプを起こした写真。そもそもレタッチ前の画像ですでにトーンジャンプしていました。露出±2で3枚撮影していましたが。どれもです。
もしかしたら、D750の限界だったのかもしれません(ハーフNDを使えば良かったのか!?)。逆に言えば、カメラでも捉えられない程、美しい空だったとも考えらるので、これで納得しておくことにしました(強引に)。
これもD5だったら違ったかもしれません。
でも、D9sはいつになるのでしょうか・・・笑
ご無沙汰しております。
そうですね。皆さん仰ってるように作風が変わりましたね。凄く良くみえます。
やはり同じ画素なら受光面積が広い方が良いでしょうね。
Lrは難しいですね(私は)あまり弄ると塗り絵・油絵状態なので(笑)NX-Dで少しだけの加工です(汗)まぁ、D800でNXで現像してるよりは早いし、楽ですが・・
特に白鳥の写真、良い雰囲気が出てると思います。
DNAさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます!
ありがとうございます。そう言って頂けて本当に嬉しい限りです:)
D800だと現像も重そうですね・・・。
D800系にしたらパソコンのスペックが保つか不安です・・・:)
ありがとうございます!
撮影も結構大変だったので、白鳥はお気に入りです:)