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写真のトレーニング本。「写真の便利帳」の視点が面白い。

投稿日:2015年6月7日 更新日:

ある景色を見て綺麗だなと感動してシャッターを押したはいいけれど、後でその写真を見るとその感動がなにか薄いということはありませんか?

あるいは、自分では良い写真と思っても他人にその良さがいまいち伝わらないということはないでしょうか?

私はよくありました。なので、写真のテクニック本を結構読んできました。

テクニック本はたくさん読んだ

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これ以外にも、何冊も写真のテクニック本は読みました。

夕日を綺麗に撮る方法、夜景の撮影方法、ローキーハイキーの撮影方法、食べのもを美味しそうに撮影する方法、ボケの操り方などなど色々有用な情報は得られました。

しかし、そういったテクニックに先行するものがあると最近になって思うようになりました。

それは、「何を伝えたいのか」ということです。

これを見落としテクニックの知識だけが先行すると、冒頭のような問題に直面することになります。

自分がその景色を見て何に感動したのか、その「何」の部分をきちんと自覚し深く掘り下げないと、いくらテクニックがあってもインパクトに欠ける写真になるし、他人にもその良さが伝わらないと思うのです。

テクニックとは「伝えたいもの」を伝わりやすくする工夫です。テクニック以前に、そもそも「何を伝えたいのか」がはっきりしないと良い写真は撮れないと思うのです。

写真力

同じ風景でも、平凡な写真しか撮影できない人もいれば、インパクトのある良い写真を撮影する人もいます。

自分では思いもつかないようなインパクトのある写真を見ると、「こんな切り取り方あるんだ・・・」、「光をこう使うんだ・・・」と驚くばかりです。その場の感動がよく伝わります。

この差が写真力の差です(私が勝手に写真力と呼んでいます)。

写真力がある人は、その風景を見て「何を伝えたいのか」をはっきり自覚し、それを深く掘り下げているからこそ、その人にしか撮影できない感動の伝わる写真になるのだと思います。

写真力のつくトレーニング本

いきなりインパクトのある感動的な写真を撮るのは難しいです。センスのある人なら可能かもしれませんが、私は凡人なのでこのままだと平凡な写真しか撮れません。

そこで、まず写真のテーマやモーフを探す眼を養う必要があります。「何を伝えたいのか」の「何」の部分です。

というのも、撮影に行ったはいいけれど、結局何をどう撮影したらよいか分からなかったという経験はないでしょうか?

それは、写真のテーマやモーフを探す眼が欠けているからです。

この時に役に立つのがこの本です。
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この本は写真のテーマやモチーフ探しをメインに書かれています。テクニックの話はサブで少し出てくるだけです。何を撮りたいのかが見つかる「モチーフ大全」です。

なかなか珍しい視点の本だと思います。

「このような状況でこんなモチーフがあるのか」とか、「こんなものの見方があるのか」など色々参考になります。
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この本を読むことで、写真のテーマやモチーフをしっかり見つけられるようになれば、それを掘り下げて表現することで感動の伝わる写真にすることができるのです。

いわば、この本は写真力のつくトレーニング本みたいなものです。

もちろん、この本に載ってるテーマやモチーフが全てではありません。一つの参考になるということです。

闇雲に撮影枚数を重ねるだけではカメラ歴がただ長くなるだけで、写真力はなかなか身につかないと思います。逆に、適切な情報をインプットすれば短時間でも写真力は成長しそうです。写真力にカメラ歴は関係ないのです。

IMG_7376

内容も作例が豊富で見やすいです。

こうゆう本は好き嫌いあるかと思いますが、私は何度かゆっくり読み直して写真力を付けていきたいと思います。

もっと撮りたくなる 写真の便利帳

まとめ

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自分の頭で考えるだけでは、自分の考えの範囲を抜け出ないです。何か外から情報を入れることで新たな視点を得られます。この本を読んで新しい写真の視点を得たいと思います。


  1. mickey より:

    こんにちは、またまた参考にさせて頂きました。
    私もカメラ初心者から抜け出すために、色々な本を読んでいます。
    この本も注文してしまいました。
    そして又、カメラ本の渦の中に吸い込まれて行くような・・・・。

    才能があれば、感覚的にSSやISOを設定して、アングルを簡単に
    決められるのだろうなと・・・・、自分の才能の無さを嘆きながら
    またまた本にすがって癒やされ、自信の無い心の隙間を埋めたいと思います。

    これはきっと理系な人間の特徴かな?

    • カメラ初心者 より:

      mickeyさん

      いつもコメントありがとうございます。

      カメラ本も沼が深いですよね。私もいつも購入しそうになるのを堪えてます。

      私の場合、カメラ本を読んでいつも「なるほどな〜」と思うのですが、撮影の実践になると撮影に必死で頭から本の内容が抜けいていることが殆どです。

      インプットできても、アウトプットできていないのだなと思っています。

      私の勝手な推測ですが、写真のうまい方は「光がこうで、被写体がこうだからこう撮影した」というように、理論立てて撮影しているのではないのかな思います。

      理系な人間のmickeyさんならきっとうまくいくのではないかと思います:)

      これからも宜しくお願いします。

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