撮影テクニック 構図

広い空間を上手に活かしたシンプルな写真を撮りたいという話。

投稿日:

当ブログを見ている方々は山ほど写真を撮っているかと思いますが、それぞれ構図のクセや得意・不得意があるのではないでしょうか。

私は空間を広めに使った構図が苦手です。例えば、点景みたいな写真が上手く撮れません・・・。

ということで、今回は広い空間を上手に活かしたシンプルな写真を撮りたいという話です。完全に個人的な独り言のような記事です。

個人的な構図のクセ

私はどちらかというと空間を切り詰める事が多いです。

例えば。

空を狭めに切り取る傾向にあります。構図的に仕方がないと言えば、そうなのですが・・・。

ちなみに、空を切り詰めると圧迫感のようなものが出てます。これが迫力や臨場感につながることもありますが、伸びやかさやリラックスした雰囲気は損なわれますね。

動物もドアップで撮りがちです。性格が単純なのでしょうか・・・。

これもこれで良いのですが、もっとおしゃれに撮りたいです。

 

ということで、もっと空間を広めにした構図を意識して撮りたいなと考えています。そこで、どういった点に注意すれば良いのか、考えてみたいと思います。

広い空間を上手に活かしたシンプルな写真の利点とポイント

広い空間を上手に活かした写真の利点

広い空間を上手に活かしたシンプルな写真には、どのような利点があるのか!?

まず、広い空間が「想像の余地」となり、写真からストーリー性を感じやすくなるという点が挙げられるかと思います。

意図的に広い空間を作ることで、鑑賞者はそこに何か意味を見出そうとします(作例がないのでイラストですが)。撮影者が具体的に何も示さなくても、鑑賞者が想像を働かせ、それぞれが思うままに物語を紡いてくれるのです。

また、写真に広い空間を作ることで、広さや雄大さを引き立てることも可能です。例えば、動物を点景で撮ると、広い背景と小さな動物の対比となり、自然の雄大さが際立ちます。北海道はこうした写真を撮りやすい環境ですね。

あとは広い空間があることで圧迫感が抑えられ、リラックスして鑑賞できたり、飽きにくい写真になることもあります。

 

では、広い空間を上手に活かしたシンプルな写真を撮るには、どういったポイントがあるのでしょうか。

広い空間を上手に活かした写真のポイント

物足りない写真にならないように注意

闇雲に広い空間を作ると物足らない写真になってしまうこともあるでしょう。シンプルな写真と物足らない写真は別物です。

物足らない写真にならないようにするには、主題の他にちょっとしたアクセントを要素として取り入れると良いでしょう。

例えば、小さくとも月を入れるとか、木のシルエットを配置するとか、朝夕の鮮やかな色を取り入れるなどです・・・。

シンプルな中にも見所を作るわけです(作例がないのでイラスト)。

情報量を絞る

空間を広く入れると余計なものがごちゃごちゃと写ってしまうこともあります。ですが、こうなると写真が台無しです。

広い空間が「想像の余地」となり得ません。

なので、余計なものは隠してしまいましょう。情報量を絞ります。方法としては不必要なものを影にしたり、シルエットにしたり、前景で隠してしまったり等々です。

大胆さが必要

思いっきりの良い写真は人の目を惹きつけます。なので空間は大胆に切り取ると良いかもしれませんね。

自分ではやり過ぎと思ったとしても、鑑賞者が想像を働かせそこに意味を見出すかもしれません。

また大胆さが自分の写真の可能性を広げるきっかけにもなるでしょう。

 

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まとめ

以上、広い空間を上手に活かしたシンプルな写真を撮りたいという話でした。独り言のような記事を書きましたが、いつか沢山の作品をとって記事を書き直せたらなと思っています。


  1. mickey より:

    花を例にすると海外のアレンジメントは
    これでもかという位に余白を残さずに
    花を挿します。
    日本の生け花は余白(空間)の美を追究します。

    そう思うと写真の余白を尊ぶのは、日本的かもしれませんね。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      言われて初めて気づきました。
      生花もそうですが、掛け軸なども空間を大切にしていますね。勉強になります!

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