撮影テクニック 構図

写真は引き算なのか、足し算なのか!?撮影する際の基本的な考え方。

投稿日:

写真は引き算」、写真を趣味としていれば何度も耳にする言葉です。

ただ、引き算してばかりだと、何の工夫もない面白みに欠ける写真になってしまうこともあります。そこで「足し算」。

個人的には両者のバランスが大切だなと思っています。ということで、写真の引き算と足し算について簡単にまとめたいと思います。

まずは何を撮りたいのかハッキリさせる

このブログでも何度も書いていますが、まずは「何を撮りたいのか」、この点をハッキリさせます。これが主題で写真の芯となる部分です。

「何を撮りたいのか」が漠然としていると、印象に欠けた魅力のない写真になってしまう可能性も・・・。

そのためには、自分の思考を深堀する必要がありますし(なぜ綺麗だと思ったのか!?など)、あるいはじっくりと対象を観察すると良いです。この辺については過去記事を参考に。
参考:風景写真で構図を上手くなるには!?具体例でみる構図を決める時に意識しているポイント!

 

そして、「何を撮りたいのか」がハッキリすれば、まずは引き算です。

写真を引き算する

何を引くのか

引き算する場合に、何を引くのか!?

ざっくり言えば被写体にとって邪魔なものです。では、邪魔なものとは何か。

具体的に言えば、被写体よりも色が目立つ、形が目立つ、明るいなどなど・・・。こうしたものは被写体から視線を奪ってしまう可能性があります。被写体の存在感が弱まってしまうわけですね。

あるいは、無意味な余白(必要以上に広い空など)も、被写体の存在を弱めることがあるので邪魔なものになりえます。

なので、これら邪魔なものを引き算してあげることで、見せたいもの(主題)がグッと目立つようになる。

 

では、具体的にどのように引き算するのか!?

引き算する方法

引き算の方法は、画角を狭めることが一番簡単で効果的です。

なので、邪魔なものがあるなと思ったら、焦点距離を長くし画角を狭め、邪魔なものが写らないようにします。非常に簡単ですね。

画角を狭めることで、周囲にある木や、山並み、不必要な余白などが排除され、起伏に飛んだ雪面と光芒が引き立ちます。

あとは、ぼかし溶かすことで引き算する方法もあります。特に、ごちゃごちゃした背景を引き算するときに使うことが多いです。

シカの背景は草が茂っていて汚いのですが、ぼかすことで全く気にならなくなります。これはぼかしたというより、勝手にぼけたのですが・・・。

大体この2つの方法が引き算する際に多く使われますね。あとは、前景などで隠す横構図・縦構図の変更アスペクト比を変える暗くするなどの方法もあるでしょう。

 

しかしながら、引き算してばかりだとシンプル過ぎて面白味が無くなってしまう場合もあります。

このように、余計なものを引き算した結果、なんの工夫もない写真になってしまことも。初心者の頃にこれは結構あるあるかと思います。

ここで足し算です。

写真を足算する

足し算は写真に要素を加えることですが、何でも加えて良いわけではありません。主題に+αの意味を与える副題的なものを加えます。

例えば、先ほどのシンプル過ぎる写真。

あえて画角を広くし余白を加えることで静寂な雰囲気が出ました。

それからこの写真。

これはこれで良いです。引き算することで光溢れるかのような光芒のリッチさが際立ちます。

ただし、足し算することで、また違った印象にすることも可能です。

山の稜線や手前に木のシルエットを加えることで、先ほどの光が溢れる印象とは違い、森の雄大さみたいなものが強調されるようになりました。

この場合は副題を足したというより、前景と遠景を加えたという感じですね。構図的なアプローチで足し算しています。
参考:構図を組み立てる過程⑦!秋の三国峠でシャーとした光を撮影した時に考えたこと。

 

以上まとめると、「何を撮りたいのか」がハッキリさせるまずは引き算して邪魔なものを排除するその上で物足りないなら足し算で+αの意味づけをする(あるいは構図的に要素を加える)となります。

 

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まとめ

写真の引き算と足し算は基本ですが、最も大切なことだと思います。

常にこれを忘れずに写活していればメキメキ上達するはずです。


  1. 西田 精吾 より:

    足し算引き算の作品作りが実例で挙げられているので良くわかりました。
    引き算で背景を暈すという発想が無かったです。
    有難うございます。

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