Twitterがやっと縦構図に対応しました。
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— wise camera (@WiseCamera) May 6, 2021
そうするとTLでは横構図よりも縦構図の写真の方が大きく表示れるので、縦構図の方が目に止まりやすくなったように感じますね。
しかも、今や写真はスマホで見ることが圧倒的に多くなりました。時代は縦構図なのでしょうか・・・。
ということで、横構図と縦構図の特徴と撮影のコツについて書いてみたいと思います。
横構図と縦構図の特徴
横構図の特徴
- 自然に見え安定感がある
- 情報量を多くできる
- 広がりの表現
人の視界は横長です。なので、横構図は自然に見え、安定感も生まれます。普通、カメラを構える時って横位置がデフォルトですよね。
次に、横構図は左右に広がりがあるので色々と要素を入れやすいです。情報量を多くできる。
例えば紅葉した木、朝霧、リフレクションなどを入れ込むことで、その場にいるかのような雰囲気を表現することができます。
そして、横構図なので左右への広がりが得意ですね。これがなかなか難しいのですが・・・。
縦構図の特徴
- 被写体の強調
- 情報量を少なくできる
- 奥行きや高さの表現
先ほども書いたように人の視界は横長です。なので、縦構図はやや不安定に感じることがある。ですが、それ故に縦構図は被写体の存在感が強調される効果があると言われています。
逞しい木の根が被写体ですが、縦構図にすることで実際に見る以上に力強さが増して見えます。
次に、縦構図は情報量を少なくすることが可能です。左右が狭いので余計なものをカットしやすい。
木々がごちゃごちゃ生えている場所でも、縦構図にすることでスッキリと画面整理することができます。
そして、縦構図は奥行きや高さの表現がしやすいです。
手前から奥まで奥行き感が強調されます。
この場所を横構図で撮ると「広い」という印象が勝りますが、縦構図で撮ると「遠い」という印象が勝りますね。縦構図の方が奥行きが伝わります。
横構図と縦構図の撮影のコツ
横構図のコツ
横構図で一番気をつけたいのが、「ごちゃごちゃとした写真」にならないように注意することです。横構図は情報量を多くできるだけあって、気を抜くと何を写したいのか分からない写真になることが多々あります。
なので、横構図では写す要素の量や配置、大きさに気を配るの必要がある。情報の整理整頓がコツです。
具体的な方法としては、画角を狭くして写る要素を絞る、あるいは前景・中景・遠景などと層に分けて考え構図を組み立てる方法などがあります。
参考:風景写真は前景・中景・遠景の3レイヤー(層)を重ねて構成すると面白い!風景写真の撮り方!
上画像のように前景・中景・遠景に分けて考えると、漠然と構図を考えるよりも頭の整理がしやすくなり、ごちゃごちゃとした写真にならずに済みます。
次に、無駄なスペース(デッドスペースと言われる)をカットすることも横構図のコツだと思います。横構図は左右に広く写すことができ、広さの表現が得意ですが、逆にデッドスペースが生まれやすいです。特に広角での撮影では要注意。
デッドスペースが広いと、何を写したい写真なのか分からなくなってしまいます。閑散となり過ぎているみたいな・・・。
本当にこのスペースは意味があるのか、よく考えながら撮影する必要がありますね。
ということで、横構図では「情報の整理整頓」と「デッドスペースの管理」がコツです。
縦構図のコツ
縦構図は情報量を少なくできるのが特徴なので、それを活かすために余計なものは徹底的に排除する気持ちで、シンプルに撮影すると良い結果になることが多いです。
望遠での撮影なら思い切ってズームする、広角での撮影ならぐっと被写体によって撮影することで、情報量を少なくし被写体のインパクトを強化します。
それから縦構図ではリーディングラインを意識するのもコツです(横構図でもそうですが)。
これにより奥行き感がさらに引き立ちます。
まとめ
以上、横構図と縦構図の特徴と撮影のコツでした。いつも横構図と縦構図の2バージョン撮る習慣をつけると良いかもしれませんね!