撮影テクニック 構図

構図を組み立てる過程⑤!美瑛の丘を撮影した時に考えたこと。

投稿日:

前回に引き続き、今回は美瑛の丘で、超望遠を使い撮影した写真の構図についてです。
構図を組み立てる過程④!フクロウの森を撮影した時に考えたこと。

構図の説明は後付けと言われることがありますが、それは否めませんね。ただ、これくらいのことはいちおう考えて撮影しています。

美瑛の丘を撮影した時に考えたこと

今回の写真はこれです。

6月に撮影しました。美瑛の丘の新緑が美しいです。焦点距離340mm、F10、ISO100、SS1/80秒で撮影しています。

では、撮影の過程を解説して行きましょう。

機材について

広い場所の撮影では広角を使いたくなります。しかし、それをするとただ広いだけの写真になる危険性がある。主題がぼやけます。
広角レンズを使うのに適したシーンとは!?広角レンズは使うシーンが大切。

ということで、部分を切り取るべくNikon 200-500mmF5.6の超望遠レンズを選択します。

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

とは言っても、写真に正解はないので、好きな画角で撮影すれば良いかと。

現場を見て感じたこと

  • 新緑が美しい
  • ブロッコリーみたいな木が良い
  • 重なるような丘々

まず、6月の初夏なのでフレッシュな緑が爽やかで清々しいです。この瑞々しさを表現したい。

それから、丸いブロッコーのような木が目に止まりました。非常に特徴的な木なので、これを軸に撮影していこうと思いました。

あとは、美瑛特有の重なるような丘々の様子が綺麗です。これは十勝連峰の火山活動によってできた地形のようですね。九州の阿蘇でも同様の地形が見られるらしい。

 

以上のことを踏まえて構図を作って行きます。

構図的に気にしたポイント

3層で考える

望遠レンズだと構図を作り込むのがなかなか難しいと感じるのですが、手前から奥を層に分けて考えると構図を作りやすいです。

今回は上のように近景、中景、遠景の3層で構成しています。近景は手前の木々、中景が畑やブロッコリーみたいな木、遠景が霞む丘々です。

最初はブロッコリーみたいな木を大きく写すために、中景と遠景の部分だけを切り取り撮影していました。しかし、これだとちょっと奥行き感が弱いと感じました。

そこでやや画角を広くし、手前の木々を近景として入れてみることに。これでグッと奥行き感がでたと思います。

やや画角が広くなることで、ブロッコリーみたいな木はやや小さくなりますが、奥行き感も出たし、丘々が重なる様子も分かりやすくなったので、全体としてオッケーです。

なんとなくラインを読む

この写真の軸となるブロッコリーみたいな木についてですが、私の中でこれを画面の左側に置くのか右側に置くのか、2つの選択がありました。

これは好みとしか言いようがありませんが、私は左に置きました。

というのも、木の生え方、畑の畝、左奥から差し込む光など、全体的に右下から左上に流れるラインがあると感じたからです。

なので、視線は右下から左上(あるいは左上から右下)に流れるので、そのライン上にブロッコリーみたいな木を配置しようと思いました。

こちらの方がブロッコリーみたいな木に視線が集まりやすく、また視線が自然に流れ奥行きみたいなものも生まれやすいかなと。ただ、好みです。

やっぱり3分割構図

最終的な全体の構図ですが、やっぱり安定の3分割構図におさめます。

というか、なんとなくバランスが良い感じにすると、ざっくりと3分割構図になっていました。

構図に迷ったときは、とりあえず3分割構図を当てはめてみて、そこから様子をみて変えていくと良いかもしれませんね。

光を待つ

あとは光を待ちます

ポイントとしてはブロッコリーみたいな木に光が当たること、中景の畑にも程よく光が当たること、それから近景の木々にも光が当たることです。そうでないと影になり新緑の鮮やかさが出ません。

この日の日の出は3時45分くらいで、撮影したのが4時50分くらいです。思ったより待ちました。でも、これで朝の爽やかさが表現できた。

これでレタッチすれば完成です。ちなみに、望遠を使い遠くを撮影しているので、どうしても霞みます。LrやPsを使えば霞はかなり除去できますが、遠い部分の霞は残す感じにしました。霞も遠近感の演出になるので。

 

スポンサーリンク

まとめ

ということで、このような感じで撮影現場では「あーでもない、こーでもない」と繰り返しています。

色々試すのがコツです。また、撮影したものをカメラのモニターで見比べると良いです。


  1. はる より:

    こんにちは😃
    わたしも初めに見たときに近景は要らないなぁと思ってましたが、確かに奥行き感は有る方が出ますよね。個人的趣味で言うと近景はこの半分くらいの厚さ?が好みです。縦横比を変えて近景下半分くらいを切ってしまうのがわたし的には一番しっくりします。
    しかし、いつも素敵な写真ばかりですね。
    プリントやブックレット的なものの販売などはされないんですか?

    • ワイズカメラ より:

      はるさん

      縦横比を変えてしまうのも一つの手ですね!最近はスクエアにチャレンジしたいなと考えています。
      自分以外のご意見を聞くと、とても勉強になります:)

      ありがとうございます!
      ただ、まだまだそのようなレベルにないと思うので、もっと上手くなったらブックレット的なものを作りたいなと思っています笑

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

天の川や星の撮影方法!場所、日時、設定、ピント、撮影後の露出の確認まで全て!

天の川や星を撮影した美しい写真。 こんな写真は撮影が難しいのでは・・・と思うかもしれませんがそんなことはありません。 幾つかのポイントを抑えればちゃんと撮影することができます。 ということで、天の川や …

超広角レンズが超面白い。超広角レンズの3つの大きな特徴と魅力。

超広角ズームレンズを使っていてとても楽しいです。 超広角ズームレンズにはクセがあって使いにくいとか、余計なものが写って画角の整理が難しいなどと言われるようですが、ここぞという時に圧倒的な力を発揮してく …

構図を組み立てる過程⑦!秋の三国峠でシャーとした光を撮影した時に考えたこと。

前回に引き続き、今回は秋の三国峠でシャーとした光を撮影した時に考えたことについてです。 この構図の記事もやっと7つ目まできました。では、早速みてみましょう。 目次1 秋の三国峠でシャーとした光を撮影し …

総まとめ。比較明合成とインターバル撮影でぐるぐる星空撮影方法。

行こう行こうと思いながら、なかなか行けていない星空の撮影。 そろそろ本当に星空を撮影しようと思っています。しかし、冬に撮影して以来なので撮影方法を忘れかけています。 なので一度、比較明合成とインターバ …

写真の四隅などに影ができるのはケラレ!ケラレの原因と対策を知ろう!

写真を始めたばかりの頃はよくケラレていました。 今でもたまにケラレます。 今回はケラレの原因と対策について書いてみたいと思います。 目次1 ケラレとは2 ケラレの原因と対策2.1 フィルターの枠2.2 …

About_me_web_site_name

このブログを運用しているWiseCameraです。北海道の田舎在住、写真と山が好き。まだまだ経験や知識を浅いですがコツコツをカメラ勉強中ですので、よろしくお願いします:)
サブブログ(カメラク)も運営しております。

スポンサーリンクEIGHT 実際にストラップを手にしてレビューしました

このサイトについて

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ[ワイズカメラ]はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。