以前と比べ、角型フィルターも割とポピュラーなアイテムとなってきましたね。
私の観測範囲ではNiSi、KANI、H&Yフィルターのユーザーが多く、現状ではこれらが3大角型フィルターメーカーと言っても良いだろうと思っています。
それで、私はNiSi、KANI、H&Yフィルターをそれぞれ使ってきたので、各メーカーの特徴や使っての感想を簡単にまとめてみたいと思います。
目次
3大角型フィルターメーカーを、NiSi、KANI、H&Yフィルターについて
NiSiについて
NiSiは2005年に中国で設立されたメーカー。角型フィルターブーム!?のきっかけになったメーカーだと思っています。
これまで、Nikon 14-24mmF2.8などの出玉レンズでフィルターを使う方法はありませんでした(あるにはあったけど脱着が手前で実用的ではなかった)。
そこにNiSiが前玉から専用ホルダーをはめ込んで、角型フィルターを使うという画期的な商品を発売。これがきっかけで角型フィルターを導入する人が増えたように思います。
NiSi 150 Filter Holder For NIK ニコン14-24mmレンズ専用角型フィルターホルダー 幅150mm角型フィルター
私もNiSiのNikon 14-24mmF2.8専用ホルダーと、150mm幅のND1000、ND64、PLフィルターを導入しました。
今もNiSiが一番ユーザーが多いのではないでしょうか!?個人的には角型フィルターの王道だと思っています。なので、どのメーカーを買うか迷ったら、とりあえずNiSiで良いかと。
NiSi 角型フィルター 100mmシステム V6ホルダー ランドスケープ CPLキット
商品のリニューアルも度々行われるので、どんどん製品が改良されていきますね。
また、最近ではレンズも発売しているようです。
NiSi 単焦点 広角レンズ 15mm F4 ASPH Sony Eマウント
殊設計された絞り羽根10枚を採用しているよで、美しい光条を期待できます。
これから他のレンズが発売される可能性もあるので、色々と楽しみなメーカーですね。
KANIについて
KANIも中国発のメーカーで、NiSiの次くらいに広まったメーカーだと記憶しています。私はNiSiからKANIにフィルターを買い替えています。今でもKANIを使っている。
個人的にはフィルターの質はKANIが最も良いかなと思っています。色被りも少なく、高画質、また防汚加工によりメンテナンスも容易です。
【KANI】フィルター カメラ用 角型フィルター NDフィルター ハーフフィルター Premium LR SOFT GND0.9 (150 x 100mm)
フィルターの品質に徹底的に拘りたいならKANIが良いかもしれませんね。
それからKANIはユーザーとの距離感も近く、カスタマーサービスも良いなと感じます。ユーザーの要望を取り入れてフィルターを作った結果、「これどこで使うの!?」みたいな変態的なフィルターが発売されたする(褒め言葉)。
このフィルターは「両サイド街並み、山並みの間から日が昇るようなシーンで使用できる」とのことですが、物凄いニッチなフィルターですね。
ちなみに、HPのヘッダー画像は私の写真を採用して頂いています。
H&Yフィルターについて
H&Yフィルターは2006年に香港で設立されたメーカー。NiSiやKANIよりは後発で、最近見かけることが多いように思います。
もともとはOEMで世界中のメーカーのフィルターを製造していたようですね。自社ブランドとして立ち上げたのがH&Yフィルターになります。
特徴としては磁気を用いたホルダーシステム、ドロップインCPLフィルター システム、それから1つのフィルターで複数のレンズへの対応可能にするREVORINGなど、これまでなかった革新的な商品を発売していることです。
H&Y 100mm 磁気フィルターホルダーキット 67mm 72mm 77mm 82mm アダプター H&Y 100インチ ホットスワップ
磁気フィルターホルダーキットを使いましたが、操作性は抜群です。
H&Y 100mm 磁気フィルターホルダーを使っての感想。ホルダーシステムのレビュー。
可変式ステップアップリングについても、これ一つあればかなり重宝すると思います。
「H&Y REVORING Vari ND3-ND1000 CPL」をレビューしてみる。REVORINGシリーズについて。
この先も新製品が発売されると思うので、利便性を求める方や、画期的なアイテムを使い方はH&Yフィルターが良いかもしれませんね。最新を行っている感じです。
まとめ
角型フィルターもメーカーが凌ぎを削っていますね。以前と比べればかなり製品ラインナップも増えました。
次から次と新しいものが発売されるのでフィルターが増える一方です。
いつも機材選びの参考にさせていただいてます。
僕もZ6で Z14-30 F4S 使っていますがワイズさんの記事を参考に
H&Y 100mm 磁気フィルターホルダーキット+Z14-30用専用82mmアタッチメントを購入しました。これ、レンズ前にニコンの薄型プロテクター付けててもケラれませんね!
僕の場合はほぼ動画専門なので日中外ではNDとPLの二枚付け(プロテクターも入れて3枚付け!)がケラレなしでできるようになり最高です!
MASAさん
参考にしていただいてありがとうございます!
3枚付でもケラレないのですね!
H&Yのシステムは完成度が高いなと思います:)
いつも参考にさせていただいております
おかげさまで、ボディ〜レンズ〜アクセサリまで生涯の友?を探すために、機材を買って売って買って売ってを落ち着きなく繰り返しています。(その割に撮影には行けておらず、マニア化しています 笑)
私も角型フィルターはかなり表現の幅が広がるので、格安メーカーから始まりKANIさん、NISIさんなど色々試してきました。その中で、やはり扱いやすさ、システムの耐久性、システムを使う気持ちが続くかという持続性、期待に応えてくれるかというシステムの信頼性など総合的に判断して今はH&Yさんのフィルターを使っています。
例えば、
・マグネット式なので差し込む必要がなく、一瞬でフィルターの付け外しができる。
・アダプターリングが他社の半額程度である為、レンズを変えたとしてもコスパがいい。
・高強度のゴリラガラスにさらにガラスを囲むフレームがついてるので丈夫。
・良質のコーティング。例えば、KANIさんのプレミアムコーティングに比べても、H&Yのほうがクオリティが高かったです。NDはKANIさんは結構コントラストが強くなってしまうことがあったけど、H&Yはニュートラルでよりナチュラルに表現できます。元々は、コーティング層の数が多ければ多いほど光学性能も上がると思っていましたが、そうでもありませんでした。
買うまでは不安でしたがH&Yさんは後発な分、デザインも品質も高レベルで、ユーザー中心設計がきちんと為されていて使っていてかなり気持ちいいシステムです。
やはり、色々な娯楽やコミュニケーションがガジェットを通して怒涛の量で日々迫ってくるこの時代に於いては、カメラアクセサリに関してもユーザーの貴重な時間を奪わない設計が為されているかどうかというのは非常に重要なことだと思いますね。
ちょっと遠回りしましたが、これからも機材レビュー楽しみにしております!
Nikiさん
コメントありがとうございます。
Nikiさんも、フィルター探しの長い旅に出ていたのですね笑
H&Yさんは様々な点で洗練されていますよね。これからの商品にも期待できます。
また、もしかしたら新しいメーカーが登場して、さらに良いものが出るかもしれませんね!