「National Geographic Greatest Landscapes」というナショナルジオグラフィック出版の写真集を購入しました。
ずっと前からAmazonの欲しいものリストに入れっぱなしだったのですが、やっと先日ポチりました。
思った以上のボリュームで、しかもどの写真も素晴らしい。ビール飲みながらずっと見ていられます。
「National Geographic Greatest Landscapes」を見て感じること
National Geographic Greatest Landscapes: Stunning Photographs That Inspire and Astonish
「National Geographic Greatest Landscapes」は世界中から選りすぐった写真200枚以上を掲載した写真集。日本人は4人の作品が掲載されています。
今やナショジオHPなどでも無料で素晴らしい写真を何百枚と見るとこは出来ますが、あえて写真集を買ってみました。というのも、写真をネットで見るのと紙で見るのとでは受ける印象が全然違うからです。やはり紙の方が難しいですよね。
それで早速、お酒を飲みながら何回か眺めてみたのですが、そこで感じたことを書いてみたいと思います。
機材の差は一目瞭然!?
この写真集には使用した機材については書かれていないので定かではないですが、前世代のカメラ・レンズで撮影されたやや古い感じの写真も幾つか掲載されています。
これらの写真は比較的新しいカメラ・レンズで撮影されたであろう写真と比べると明らかな違いを感じ取れます。
当然でしょうがやはり新しいカメラ・レンズで撮影されたであろう写真の方が良いです。ノイズ感や色合い、シャープさに違いが出るので、ぱっと見で写真から伝わる臨場感みたいなものに差が出ているように思います(本の印刷自体が中国製でちょっと廉価な感じといのもありますが)。
もちろん、機材の差が写真の出来の勝敗を決定する訳では決してありません。古い機材で撮られた写真でも不朽の作品は沢山あります。
ただ風景を撮る以上、少しでも美しく描写したいですよね。
構図や撮影タイミングが同じように優れた写真でも、受ける印象が機材によって差が付くのはもったいないなと感じました。
機材の移り変わりも早いです。出来ることなら早めに新しい機材を使って行くべきだなと思います。早急にD850を買わねば・・・。
丁寧さは伝わる!?
写真集を見ていると意外に撮影や現像が雑!?な写真があり少々驚きました。
ピントが甘い、ノイズが酷い、マスクの粗が目立つ、大きなセンサーのゴミがある、なんか破綻してる・・・、というような写真もしばしば。
もちろん、必ずしもそれらが写真の良し悪しを決定づける訳ではありません。ノイズが酷くても素晴らしい写真はあります。
しかし、細部に神は宿ると言うではありませんか。
ピントを徹底的に追い込んでいる、ブレを極限まで抑えている、ノイズを綺麗に処理し現像に不自然さがない、そういった写真は撮影者の心意気が伝わってきますし、見ていて気持ち良いです。スカッとします。
丁寧な撮影・現像は被写体に対する愛ですね。
やはり細かな点も一つ一つ大切に積み重ねて撮影・現像していく必要があるなと思います。これはネットで見るのではなくプリントで見るから余計そう思うのかもしれません。
ちなみに、日本人の方の写真はどれも丁寧に丁寧に撮られているようです。
すごい良い写真。
妥協しないで拘っていこうと思います。
とにかく参考になる
上で細かなことを書きましたが、いずれにせよどの写真も超ハイレベルです。
どういった点でハイレベルなのか説明しろと言われても中々言葉にできませんが、良い写真のエッセンスが詰まっているのは確かです。そのエッセンスが何なのか分かった時には、自分の写真も一段レベルアップしているかもしれませんね。
それまで何度も眺めて良い写真を脳みそに染み込ませていこうと思います。写真の聖書的な位置付けですかね、とても参考になる写真集です。
今とりあえず分かることは中身のある写真を撮る必要があるということです。小手先のインパクトだけでなく時間をかけて何度も見られる写真、毎日大量の写真が行き交うSNSの中でも消えずに残る写真が必要です。
そのためには単なる撮影技術やレタッチ技術以外の力も鍛える必要がありそうですね。これは簡単には行きません。時間が掛かります。
ちなみに、ナショジオの写真集は幾つか種類があります。
National Geographic Night Vision: Magical Photographs of Life After Dark
National Geographic Dawn to Dark Photographs: The Magic of Light
National Geographic Stunning Photographs
大人買いしたい。できれば全部揃えて手元に置いておきたいです。
まとめ
ずっと「欲しいものリスト」に入れたまま埋もれていましたが、やっと購入できました!
「欲しいものリスト」も整理しないと・・・。
この写真集持ってます。素晴らしい写真ばかりですが、ケントさんの青い池(緑の池?)は、現像が飛び抜けているように感じますね。作品毎にどこがセレクトされた点なのか考えながら見てますよ。
茄子紺さん
コメントありがとうございます!
茄子紺さんもお持ちなのですね!
やはりケントさんの現像は綺麗ですよね。高次元のレベルでバランスが良いです!
なるほど、その見方は面白いですね。私もそうしてじっくり見てみます:)