ここ最近、カメラのスペックがぐっと上がりましたね。カメラのミラーレス化の影響でしょうか!?
また、特徴的なカメラが増えてきています。
ということで、独断と偏見でシーン別おすすめミラーレスカメラを選んでみようかと思います。あくまでも独断と偏見です。
独断と偏見で選ぶシーン別おすすめカメラ
風景などの静物
風景や物撮りなどの静物の撮影には、そこまで高性能なAFや連写は必要ないかと思います。
こういった被写体においてはセンサーの大きさがものを言う。ということでこれです。
富士フィルムの中判カメラ「GFX100S」なんて如何でしょうか。
有効約1億200万画素の43.8×32.9mmの大型センサーを採用。その大型センサーがもたらす高繊細感、階調や色再現性、ダイナミックレンジは、フルサイズ機では越えられない壁があります。作例を見ても本当にゾクッとする描写。それでいて質量約900gの軽量ボディですからね。
レンズは「GF32-64mmF4 R LM WR」「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」など如何でしょうか。ただ、どうしても中判は望遠レンズがちょっと弱いですね。
価格はボディが70万、レンズが1本30万くらい。高価ですが、例えば「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」が100万円ちょっとですからね。フルサイズ用レンズ1本分で中判ミラーレスカメラを導入できると考えるとお買い得です(錯乱)。
もう少し安価なカメラだとこれ。
Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z7II ボディ black
4575万画素の高画素機。さすがに、GFX100Sの1億200万画素だとHDDも圧迫しますし、PCの性能も必要なので、これくらいの画素数が程よいかもしれませんね。
さらにZマウントはレンズの性能が抜群なので、システム全体として完成度が高いです。
動きモノ
動く被写体であれば、高いAF性能と連写性能が必要です。動物などの撮影で最も難しいのがピント合わせなので、特にAF性能は重要だと思います。
ということでソニー α1です。
連写最高約30コマ/秒、AF追従性もソニーなので定評があります。α9IIより2倍多い最大120回/秒の演算によるAF追随が可能で、被写体に対する追随安定性と精度がさらに向上。α9 IIと比べてAF/AE追随の精度が30%良いらしい。瞳AFが便利ですね。
あと、5010万画素で高画素なのも優位性があります。動物などの写真だと、トリミングすることも多いかと思うので、トリミング耐性は重要。
また、サードパーティ製を含め、レンズが多いのも魅力ですね。ただし、AF性能を最大限引き出すには純正レンズが一番ですが。
しかしながら、価格がネック。この点ではキヤノンのR5はコスパが高いと思います。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R5 ボディー EOSR5
高速AFはキヤノンの得意分野。「デュアルピクセルCMOS AF II」による高速・高精度・広範囲に加え、ディープラーニングを活用したアルゴリズム[EOS iTR AF X]によって、高性能な被写体検出を可能としています。動物(犬/猫/鳥)の瞳・顔・全身の検出が可能です。きびきび動くAFで、瞬時に被写体を捕捉します。強力な手振れ補正もある。
RFレンズも素晴らしいレンズが揃ってきているので、キヤノン R5も動きモノの撮影で良い選択肢ですね。ただ、レンズが非常に高価ですが。
旅先や日常でのスナップ
スナップ写真というと個人的にはフジフィルムのカメラが良いなと思います。
カメラの見た目もお洒落で、また「フィルムシミュレーション」も好評です。フィルムシミュレーションは「フィルムを選んで撮る」感覚で、色調(色彩の濃淡・強弱)や階調(柔らかさ・硬さ)をコントロールする機能。まさにフィルムメーカだったフジフィルムならではですね。デジタルでフィルムのエモい写真を撮れてしまうわけです。
FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-Pro3 ブラック FX-X-PRO3
X-Pro3はデジタルカメラながら、フィルムカメラっぽい操作性を再現しており、使うのが楽しくなるようなカメラです。
旅先や日常でちょっとした一コマをお洒落に撮影するに、ちょうど良いカメラなのではないでしょうか!?これを持っているだけでお洒落に見えます。
家族の記録
子供ができたなどで家族の記録を撮りたい場合、やはりカメラは軽い方が良いですよね。あと、そこそこのAF性能も欲しい。
ということで、このカメラです。
ソニー ミラーレス一眼 α6400 ボディ ブラック ILCE-6400 B
α6400は重さ400gくらいなので結構軽いです。しかも、AF性能に関してはトップクラス。日常の記録の他、運動会や卒業式などにも対応可能です。
また、APS-C機なのでフルサイズ機に比べ、望遠に優位なのも良いかもしれませんね。馬鹿でかいレンズが不要ですから。
ただし、手ぶれ補正が搭載されておらず、動画を撮りたい人には気になる点かもしれません。手ぶれ補正が欲しいならα6600です。
風変わりなカメラ
風変わりというか、他とは違うミラーレスカメラが欲しいなら、これはどうでしょうか。
シグマのsd Quattro Hです。このカメラは5100万画素相当のFoveonセンサーという三層構造のセンサーを採用しています。Foveonセンサーはシグマのカメラが世界唯一らしいですね。これにより緻密で繊細な解像感、高い色再現性が実現されているとのこと。
カメラの操作性などには不便な点があるらしいですが、描き出す画像はピカイチです。
私はたまに撮影現場で使用されている方を見かけますが、やはり気になってチラチラみてしまいます。存在感ありますよね。
まとめ
ということで、独断と偏見でシーン別おすすめミラーレスカメラを選んでみました。全部欲しいですね。
シーンでカメラを使い分けられたらどんなに良いことか・・・。
使ってみたいのは、foveonセンサーのカメラですね。
”異なる深さに3つのフォトダイオードを配置して色分離する垂直色分離方式を
採用してます。垂直方向に色分離を行うため、単一セル内で光の波長の
すべてを記録することができます。
一般的なセンサー方式のように色補完処理が必要なく原理的に
偽色が発生しませんので、ローパスフィルターも必要ありません。
そのため、ピクセルロケーション単位での精緻で繊細な解像感や
色表現が可能で、豊かなグラデーションやトーンを表現できます。
デジタルカメラの絵が「なんとなくデジタルっぽい」と感じるのは
(ベイヤー配列のセンサーで撮影された画像が)計算で求められた色を、
なんとなく感じているからではないかと思います。
foveonセンサーは分光特性が人間眼に似た特徴があり違和感がなく
自然に感じるのではないでしょうか。”
と言うようにSIGMAは言っています。
もう一つは、ソニーのクワッドベイヤーのセンサーですね。
foveonセンサーが垂直分離ならこちらは水平分離という感じですかね。
全画素で位相差を検出することが可能で、1ルクス(lux)という月明かりほどの環境でも、オートフォーカスが可能みたいですが、なかなかフルサイズのカメラのセンサー
では出てきませんね。どちらもAFセンサー部の欠損画素の色補完の画像処理が
必要なくなるので、自然な色合いが出ることを期待しています。
mickeyさん
ソニーのクワッドベイヤーのセンサーは初めて聞きました。
これも色補完が必要ないのですね。しかもAFも良いと・・・。
ますますソニー使ってみたいです笑