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Zマウントの大三元レンズと小三元レンズのどちらを揃えるか!?大三元と小三元を選ぶ際のポイントについて。

投稿日:

Zマウントも遂に大三元レンズが揃いました。ニコンの新マウントもいよいよ本格始動してきましたね。

それで、これからZマウントのレンズを揃えていこうと思っている方もいるのではないでしょうか!?私もシステムを揃えている最中です。

そこで悩ましいのが開放F2.8通しの大三元レンズと、開放F4通しの小三元レンズのどちらを揃えるかです。今回は大三元レンズと小三元レンズを選ぶ際のポイントについて書きたいと思います。

ちなみに、私はZマウントを使用しているので、Zマウントについて書いていますが、これは他マウントにも通じる部分があるかと思います。

大三元レンズと小三元レンズを選ぶ際のポイント

解像感や逆光耐性などの性能で考える

現在、私は小三元レンズであるZ14-30mmF4Z24-70mmF4を使用しています。

両レンズとも非常によく解像し、逆光耐性は鬼強いです。Fマウントの広角大三元や標準大三元との比較では、解像力ではほぼ同等、逆光耐性は圧勝しています。
参考:Nikon Z14-30mmf4Sをレビュー!14-24mmf2.8との比較
参考:ニコン Z 24-70mm f/4 Sと24-70mm f/2.8E VRの解像力を比較

Z14-30mmF4を使い始めてゴーストの心配がほぼなくなりました。

 

ですが、Zマウントの大三元はさらに高性能とのこと。今のところ、おそらくニコン史上最高のズームレンズでしょう。小三元でも十分過ぎるくらい素晴らしい描写性能ですが、大三元は異次元の新時代レンズです。
参考:デジカメinfo : ニコン「Z14-24mm f/2.8 S」は「AF-S14-24mm f/2.8 G」よりもほとんど全ての面で優れている
参考:デジカメinfo : ニコン「Z 24-70mm f/2.8 S」はハイエンドズームに期待した通りの性能
参考:デジカメinfo : ニコン「Z 70-200mm f/2.8 VR S」は驚異的な高画質

Zマウントは大口径化したことで、レンズの高性能化を実現させたことが大きな売りだと思っています。とするならば、やはりより高性能な大三元レンズを使わない手はないでしょう。

Nikon 超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-24mm f/2.8S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ14-24 2.8

Nikon 標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-70mm f/2.8S Zマウント フルサイズ対応 Sライン

ですが、一歩立ち止まって、そこまでの性能が必要かと考える余地もあります。小三元でもかなり性能は良いので、もしかした2400万画素程度のカメラでは、小三元と大三元の違いは大きく出ないかもしれません。また、最近ではSNSで写真をアップするだけというパターンも多いので、それだと違いは分かりません。

その点を考えると、高画素機を使う、あるいは大きくプリントするという人であれば、大三元レンズの恩恵は大いに受けられると思いますが、それ以外だと殆ど自己満足に留まる可能性があります(もちろん、趣味なので自己満足も大切)。

明るさは必要か!?

大三元と小三元の決定的な違いは1段分の明るさの違いにあります。やはり開放F2.8を使える方がいいですよね。

ですが、F2.8を使いますか!?

個人的には風景ばかり撮影しているのでF2.8は使いません。F8以上に絞って使うことがほとんど。星景を撮るときは広角ズームで開放を使いますが、広角単焦点を導入してから、広角ズームでは星景を撮影しなくなりました(単焦点はF値以上に明るいように感じます)。

なので、自分が何をメインで撮影するかよく考え、明るいズームレンズが必要か否か、よく考えなければなりません。動物、ポトレ、スナップを撮るという人なら開放F2.8をよく使うかもしれませんね。

Nikon 望遠ズームレンズ NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ70-200 2.8

「いざという時に使うかもしれないからF値は明るい方が良い」という人もいるかもしれませんが、実際使わない人は本当に使いません。

重さ・大きさ

これが小三元レンズ最大のメリットでしょう。

大三元の重さは3本合計で2815gです(広650g、標805g、望1360g)。これでもFマウント大三元の3470g(広970g、標1070g、望1430g)と比較するとかなり軽量化されています。20%軽量化されている。

一方で、小三元の重さは広角と標準の2本合計で985gです(広485g、標500g)。まだ望遠小三元は発売されていませんが、仮にFマウントの小三元と同じ850gだったとしても、3本合計で1835gです。Zマウントの大三元よりもさらに約35%も軽い。

本当に小三元は驚くほど軽量コンパクトです。これで描写も良いので、一体どうなっているの!?と素直に感じます。

また、小三元は丸枠のフィルターも使用可能です。大三元でも丸枠のフィルターは使えますが、Z14-24mmF2.8は径112mm。これなら結局、100mmの角型フィルターを使うことになりますね。

さらに、レンズ自体の重さだけでなく、それに使う三脚や雲台、フィルター、バッグなどシステム全体を考えると、小三元は大三元よりも圧倒的に機材を軽量コンパクト化させることが可能になります。軽いは正義です。

価格について

Zマウントの大三元は文句なしの描写性能ですが、3本合計で価格は81.3万円にもなります(広28.4万円、標25.4万円。望27.5万円、価格コム調べ)。非常に高価。ちなみに、Fマウントの大三元でも3本で71.1万円です(広20.4万円、標24.1万円。望26.6万円、価格コム調べ)。

一方で、Zマウントの小三元は2本合計で25.2万円です(広13.5万円、標11.7万円。価格コム調べ)。まだ発売されていない望遠小三元が仮に15万円だったとしたら、3本合計で40万円くらい。大三元の半額です。コスパの点では最強ですね。

この違いはかなり大きい。また、三脚やフィルターなどの周辺機材を含めると、価格の差はもう少し開くでしょう・・・。

所有欲や満足感

趣味なので所有欲や満足感を満たすのも大切です。

この点を考えるなら大三元レンズに限ります。最高のレンズを手にしているという所有欲や満足感は何にも変えられません。私はFマウントで大三元を使っていましたが、やはり大三元は使っていて楽しいですし、撮影に気合が入ります。

また、大三元は描写性能で妥協がないので、もし良い写真が撮れなかったとしても、機材のせいにすることはできませんね。小三元を使っていて、思うような描写にならなかったとき、「大三元だったらな・・・」とくよくよすることもないわけです。これもまた良い点。

 

以上、Zマウントの大三元レンズと小三元レンズのどちらを揃えるべきなのか、いくつかのポイントから考えてみましたが、結局は自分が納得する機材を選ぶしかないです。ただし、それでは記事の内容がパッとしないので、以下で個人的な経験を通しての話を載せたいと思います。

以前は大三元派だったという個人的な話

私がFマウントを使っていたときは、Nikon 14-24mmF2.8Nikon 24-70mmF2.8Nikon 70-200mmF4という布陣でした。大三元レンズが2本ですね。

当時は大三元レンズを使ってみたかったという気持ちが強く大三元2本を購入したわけです。やはり所有欲や満足感は高かったですね。しかし、所有欲や満足感は時間経過とともに、徐々に慣れるというか、どうしても目減りしていきました。そうすると不便な点が目立ってくるわけです。

まず、重くてデカい。だんだんと持ち歩くのが億劫になってきます。この経験からやはり軽いは正義だなと思うようになりました。また、自分には開放F2.8は不要だなと思い至りました。絞ってばかりです。なので大三元レンズはオーバースペックということになります。

一方で、大三元レンズの解像力などの描写性能は変えがたいなと思っています。最高級ズームレンズですからね。

この点については、Zマウントでは大三元レンズの描写性能は圧倒的に良いものの、小三元レンズでも十分なくらい良いので、個人的には携帯性や価格面で優位な小三元レンズが性に合っていると思い至りました。

 

ということで、今後はZ 14-30mmF4、Z 24-70mmF4、Z 70-200mmF4でシステムを完成させようと考えています。早くZ 70-200mmF4を出して欲しい。まだロードマップにも載っていません・・・。

Nikon 超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-30mm f/4S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ14-30 4

Nikon 標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-70mm f/4S Zマウント

 

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まとめ

スシテムを揃えるのは大変ですが、あれこれ考えるのも楽しいですね。

レンズはポチるまでが一番楽しかったりします。


  1. kc より:

    最近まわりでもZマウントに移行する方が多くなってきました!自分も気になってますがfujiが気に入ってるので..(そもそもマウント移行できる資金が無いです^^;)
    別件の質問で恐縮なんですが、御回答頂ければ幸いです。北海道の厳冬期にパーマフロストダウンを着られてたと思いますが、その際のミッドレイヤーとして何を着られていたのか教えて頂けると幸いです!

    アウターシェルは持って無いんですが、ノースの
    マウンテンダウンをアウターにして、モンベルのメリノウールの次に何を着ようか検討してまして。。
    コロナ次第ですが2月に美瑛への写真旅でお邪魔する予定です。

    • ワイズカメラ より:

      kcさん

      Zマウントは本当に増えてきましたね!
      やっぱりレンズが魅力的です!

      私はフリースをミッドレイヤーに着ていました。具体的にはマムートのゴブリン、あるいはモンベルのクリマエア ジャケットを私は使っています。

      2月の美瑛は最高ですよ:)
      コロナ、おさまっていると良いですね。

  2. ゼッド より:

    標準と望遠の大三元を買った今でも、機材を軽くしたいときは、画質を心配することなく、積極的に小三元を選びます。Zの小三元は、画質面で本当に安心して使えますね。

    小三元のから大三元への乗り換えよりも、ローパスレス高画素機への乗り換えのほうが変化が大きいかもしれませんね~

    • ワイズカメラ より:

      ゼッドさん

      小三元のコンパクト感と画質のバランスは素晴らしいですよね・・・。
      大三元と小三元の両方持ちは羨ましいです笑

      ローパスレス高画素機ですか。
      Z7が気になります。Z6でもローパスレスにしてくれると良いのですが・・・

  3. mickey より:

    他のメーカーですが、16-35mm F4を使っていて
    16-35mm F2.8にしたところ逆光耐性が落ちたのを
    感じました。どうしてもフレアー、ゴーストが、増えてしまう
    ようなので、軽いF4レンズの良さを改めて感じました。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      大三元だと逆に逆光耐性が落ちるパターンもあるのですね。
      明るくすると設計的に無理が出るのでしょうか・・・。
      F4レンズは本当に良いです!

  4. Labatt より:

    大三元と小三元の使い分けは最終的にはF2.8が欲しいかどうかに至るんじゃないでしょうか。私個人的には望遠と広角は2.8が欲しいですね。広角の場合は星撮り、望遠の場合はボカしです。一方、標準は2.8のメリットを今一つ生かせる方法を知りません。標準だと単焦点でフットワークも生かせやすいですしF1.8まで行くとさすがにF4とのボケ方はだいぶ変わります。

    NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 SはNisiからもKaniからも100mm用のホルダーが出るんですね。個人的には100mmの角型が使えるのは朗報です。円型だと112mmなのに角型は100mmというのはなんか変な感じですが。

    • ワイズカメラ より:

      Labattさん

      確かに望遠はF2.8が欲しい時がありますね・・・。
      標準は35mm、50mm単焦点で足りるように思います。

      フィルター界もNISI、KANI,HAIDAと増えてきましたね。
      ややこしいです笑

  5. tatsumo より:

    Zレンズ良いですよね~。自分はNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S使っていますが描写性凄いですよ。レビュー記事書くときにテストしましたがf2.8開放から描写性はほぼピーク値なので、ボケが活かせる望遠ではF4よりも有利だと思いました ^^
    ただ、標準や超広角はF2.8が必要な場面は限られますよね。超広角は星を撮影するのなら必要でしょうが。なのでZの標準大三元と広角大三元は購入予定無いです。広角大三元はもしかしたらいつか手を出すかもしれませんが、今は星撮りにはCarl Zeiss Distagon 2.8/15mm + NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sで満足しています。
    あ、NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは予約しましたよ ^^b

    • ワイズカメラ より:

      tatsumoさん

      NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sはそんなに凄いのですね!
      F4使っていると、必要不必要関係なく、正直F2.8が羨ましくなります笑

      NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sも収差少なくていいですよね。私も星撮りに検討しています。
      NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは予約、おめでとうございます!このレンズはレンズ構成みているだけでヤバイですね笑

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