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広角レンズは使う場面を見極めれば最強!広角レンズの上手な使い方!

投稿日:2017年10月10日 更新日:

写真は引き算と言われる中、それに反するような性質を持つ広角レンズ

なので、よく使いこなすのが難しいと言われることがあります。

「広角レンズで撮影するとただ単に広いだけの写真になってしまう、やっぱり広角レンズは難しい、ごちゃごちゃするし・・・」

これはよく耳にする話なのですが、それはそもそも広角レンズを使う場面を間違っているのではないかと思うのです。

広角レンズは使う場面を見極めれば最強の風景レンズになり得ます。

では、どんな場面で広角レンズは活躍するのか!?

広角レンズが活躍する場面は!?

まずは、広角レンズの主な特徴を確認してみます。

広角レンズの特徴

  • 最短撮影距離が短い
  • パースペクティブが強い
  • 被写界深度が深い
  • 画角が広い

広角レンズは最短撮影距離が短いのが特徴です。最短撮影距離とは「ピントを合わすことのできる範囲で、被写体に一番近づいた時のカメラ(センサー)から被写体までの距離のこと」を言います。

例えば、ニコン14-24㎜F2.8なら最短撮影距離は約28cmです。しかも、これはセンサーから被写体までの距離なので、レンズの先端からで考えると10cmくらいまで被写体に近づけます。すごい寄れる。

それから、広角レンズはパースペクティブが強いです。パースペクティブとは遠近感のこと。広角レンズで撮影すると手前側のものがより大きく写り、奥側のものがより小さく写ります。なので、ぐわっと空間が広がったような感覚が強調されます。

また、広角レンズは被写界深度が深いです。つまり、ピントが合うように見える範囲が広い。なので、手前から奥側までしっかり写しやすいです(パンフォーカスしやすい)。

最後に、当然ですが広角レンズは画角が広いです。つまり、写る範囲が広いことになります。

というのが、広角レンズの主な特徴となります。

なので、この特徴が活かせる場面が、広角レンズを積極的に使える場面となりますね。

では、この特徴が活かせる場面とは!?

狭い場所で撮影する時

広い場所で使いたくなりそうな広角レンズですが、実は狭い場所で活躍することも多いです。

例えば、こんな時(14㎜で撮影)。

少し前に撮影した写真ですが、この場所は非常に狭い場所でした。

どれくらい狭いかと言うと、紅葉がある苔石まで20cm弱くらい、後ろで段々に水流がある場所まで1〜1.5mとかそれくらいでした。狭くて小さな沢です。

ただ、写真ではパッと見そんなに狭い場所には見えないと思います。

このように写るのも広角レンズの強烈なパースペクティブのお陰です。極端に手前側が大きく、そして奥側が小さくすぼまって見えるので空間の広がりが強調されます。狭い場所でも広々。

標準とか他レンズだとこんな写り方はしません。

また、ここまで至近距離で撮影できるのも広角レンズの最短撮影距離のなせる業です。

というように、狭い場所と広角レンズの相性は良いです。狭い場所でも空間が広がって見えるように撮影できます

小さなものを撮影する時

大きなものを大胆に撮影しそうな広角レンズですが、実は小さなものを撮影する時にも活躍します

例えば、この写真。

この綿毛みたいなやつは「チングルマ」という高山植物です。

登山する方なら一度や二度は見たことがあるかと思いますが、これ高さ10cmくらいで地面から生えています。小さい。

上の写真は焦点距離70㎜の中望遠で撮っていますが、普通の写真ですね。70㎜だと大体こんな感じに仕上がります。

あるいは、もっと望遠にしてマクロっぽい感じに。

これも悪くはありませんが、ただのチングルマ。シンプル過ぎです。

一方で、この小さな被写体を広角レンズで撮ると一味違った表現が可能になります。

例えば、この写真(14㎜で撮影)。

先ほどの2枚よりも何だかドラマチックというか物語みたいなものを感じませんか!?

そのように感じるのは夕日を背景にしていることが一つの要因なんですが、それを出来るのが広角レンズの力です。

広角レンズは画角が広いので背景を広く写せます。この広く写る背景が+αの要素として重要です。

というのも、背景によって写真に味付けをすることができるからです。

例えば、先ほどのチングルマであれば、秋らしい青空と筋雲を背景にすれば爽やかな味にもできるし、あるいは猛々しい岩壁を背景してダイナミックな味にもできます。

そして、これらの背景が写真に物語を与えてくれます。写真を見ただけで色々と想像力が働きますね。

標準や望遠だと画角が広くないので、背景をそんなに広く写し込めないです、ボケで何だか分からなくなるし(これが画面を整理しやすいという良い面にもなりますが)。

なので、これで写真に物語を与えるのはかなり工夫が要るはずです。難しい。広角レンズだと割と簡単です。

あと、やはり広角レンズのパースペクティブは絶大な効果があります。被写体が小さくてもパースペクティブがしっかり効いて、遠近感というが勢いみたいなものが感じられます。

ということで、小さなものと広角レンズは相性が良いです。小さな被写体を見つけたら広角レンズでぐっと寄って背景も一緒に撮影してみると、背景による味付けとパースペクティブで面白い写真が撮れるかもしれませんね

前景を撮影する時

風景を撮影をする上で前景は非常に大切です。

前景は見る人を写真に引き込むきっかけになりますし、またこれがあると写真に立体感が出やすくなります。

そして、前景を撮影するのに広角レンズが活躍します

画角が広くないと手前側を上手く写せないからですね。

前景があれば風景写真がワンランクアップするはずです。

というか、最近は「広角レンズ=前景を撮影するレンズ」という認識になってきました。

印象的な前景を見つけられたら勝利を確信しますね。

といことで、良い感じの前景を見つけたら広角レンズの出番です。前景を写真に写し込めば見違えるような写真が撮れるかもしれません。

まとめ

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私はお気に入りの写真を見返すと広角レンズで撮影していることが非常に多いです!

もちろん、好みもあるかと思いますが広角レンズは風景写真では最強になり得ます!


  1. Tatsumo77 より:

    このあいだ、カナダでネイチャー相手に超広角を使用してきたのですが、思ったより下手になっていてびっくりしました ^^;
    やはり前景ですよね!私もそう思います!
    今後もっと意識してがんばります!

    • ワイズカメラ より:

      Tatsumo77さん

      コメントありがとうございます!

      広角は難しいですよね・・・使えば使うほどこれを痛感します・

      カナダの写真楽しみです!

      カナディアンロッキーにも行かれたのですね!
      本当に憧れの場所です・・・。
      猛々しい岳と青い氷河湖・・本当に綺麗ですよね:)

  2. kitasawara より:

    はじめまして。
    ワイズカメラさんのブログを片っ端から読んでいます。
    構図に行き詰っていた時に、基本に戻ろうと色々サイトを見ていたところ、
    ここに行き着きました。

    今まで、広角は難しい、風景だけだと思っていました。
    自分は工場夜景であっても望遠で切り取ってばかりいたのです。
    それが行き詰まる原因であることに気づきました。
    「広角は前景を撮影するもんだ」この言葉で、「はっ」と気づきました。

    前景を粗末に扱っていました、、、。

    確かにグッと切り取った写真もいいですが、もっと周りをよく見て、全体の景色があってこその切り取りだと思いました。

    思い切って超広角ズームを購入しましたので、もっと勉強しながら撮影に挑んでいきます。

    スランプを抜けることができました。
    ありがとうございます。
    これからも楽しく拝見させていただきます。

    • ワイズカメラ より:

      kitasawaraさん

      初めまして、コメントありがとうございます!

      望遠系だけだと確かに行き詰まりそうですね、広角や標準などいろいろな画角を試してみると発見があるかもしれません。
      少しでもお役に立てて頂いたようで嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします:)

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