三脚 機材

GITZOシステマティック3型3段ロング(GT3533LS)とアルカスイスZ1+を1年使っての感想。

投稿日:2019年11月20日 更新日:

GITZOシステマティック3型3段ロング(GT3533LS)とARCA SWISS モノボール Z1+を買っておよそ1年が経ちました。

春夏秋冬様々なシーンで使ってきたので、簡単に感想を書いてみたいと思います。

GITZOシステマティック3型3段ロング(GT3533LS)を使っての感想

満足度は!?

購入する前は、10万円超える三脚を買うとかちょっとアレだなと思っていましたが、実際に購入してみると満足感は非常に高く、購入して良かったなと思っています。

この満足感は1年経っても色褪せることはありません。

上品な佇まい。さすがおフランス製です。カーボンの模様や輝きも本当に美しく、撮影の度に良いなと思います。

また、「最高峰の三脚を使っている」という気分も常に心を満たしてくれます。機材を使う上で、こうした満足感は大切です。

あと、変な人に機材でマウント取られることが無くなりました。

使い勝手は!?

これまでナット式ロックの開閉を煩わしく思っていたのですが、GITZOは「クンッ」という気持ちの良い感触で、素早く開閉できます。ナット式ロックの煩わしさは消えました。

もちろん、脚も「スコンッ、スコンッ」と滑らかに伸びます。精度の良さが伝わる。非常に扱いやすく、使い勝手は良いです。とても扱いやすい三脚だと思います。

 

ちなみに、購入時は3段にするか、4段にするかで悩み、3段の脚を選びました。理由は段数が多いと、伸ばすのが面倒だからです。面倒くさがりなんで。

やはり、3段は脚の伸縮が楽で良いです。気のせいかもしれませんが、安定感もあるように感じます。また、段数が少ない分、部品も少なくメンテナンスが楽です。
参考:三脚をメンテナンス!Gitzoを初めて分解清掃してみた。

しかし、収納時のサイズが大きいです。私は車移動しかしないので殆ど問題ありませんが、たまにザックの横に着けて持ち歩く際は、ザックの上下に大きく三脚がはみ出し納まりが悪いです。携帯性はすごく良くない。

また、小さな沢など狭いスペースでの撮影では、長い脚が邪魔になることがあります。

一番脚を縮めた状態でも長いので、狭い場所では取り回しがあまり良くありません。

なので、特別な理由がない限りは4段が良いでしょうね。

安定感、写真は変わったか!?

もちろん、安定感はあります。それほど重い機材は乗せていませんが、Nikon200-500mmF5.6を乗せても全く問題ありません。

しかし、以前使っていたマンフロット055アルミ製と比較して、どれほど違いがあるかは、比較したわけではないので、定かではありません。マンフロット055アルミ製でもちゃんと安定していましたし、それほど大きな違いは無いように思います。

なので、写真が変わったということは全くありません。そもそも、三脚を変えただけで、写真が変わるなんてことはありませんね。

その点で、コスパは非常に悪いと思います。コスパを考えて使うものではありませんが。

ただし、風が強く吹いても、波がバシャバシャかかっても、大丈夫だという安心感はしっかりあります。気分の問題でしょうが、マンフロット055アルミ製よりも安心感は高いです。

GITZO 三脚 脚のみ システマティック三脚 3型3段ロング カーボン GT3533LS

ARCA SWISS モノボール Z1+を使っての感想

満足度は!?

GITZOと同様に高価なので、購入時はビビりましたが、最高峰の雲台を手にしているという満足感は非常に高いです。

これも1年経っても褪せません。

見た目も美しくセクシーであります。

これも本当に買って良かったなと思っています。

使い勝手は!?

以前は安価な中華製の雲台を使っていました。これはコスパが良く、優秀な雲台だと思います。その中華製雲台と比べても、アルカスイスZ1+の性能はずっと良いです。

サラサラと精度よく動くボール、低温化でも硬くならず滑らかに動きます。それでいてノブを少し回せばカチッと固定可能。このノブも指1本で撫でるくらいの少ない力で回せます。

Nikon200-500mmF5.6などの重い超望遠レンズを使った際は、以前の雲台でも固定できましたが、余裕のない感じではありました。しかし、アルカスイスZ1+は余裕です。さすが耐荷重60kg。包容力が違います。脚と比較して、雲台は価格と性能に違いを感じやすいですね。

ただし、重さ約690g、高さ108㎜、ベース径70㎜なので、比較的大型な三脚向けで、小さな三脚にはアンバランスです。

耐荷重30kgとかで、重さ3,400gくらいの、一回り小さいアルカスイスZ1を発売してくれれば嬉しいですね。小型三脚用に使いたいです。

 

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まとめ

やはりGTIZOは良いですね。

当初は10万円超えの三脚を使う人とかアレな人かと思っていましたが、自分がそうなるとは感慨深いです。


  1. KAZ より:

    はじめまして!いつもカメラと北海道の情報をありがとうございます。ブログで勉強させていただいてます。
    自分もジッツオの4型を購入しました。
    私も撮影地でマウントする方がおおく(カメラが1DXMARK2なのに三脚が頼りなさすぎると)(三脚はピークデザインのトラベラー三脚を使用してます)
    ですがピークデザインのトラベラー三脚も耐荷重9.1kgなので1dxmark2と70-200レンズを合計しても5キロ弱です。
    ピークデザイン三脚で早朝の風景写真でスローシャッターにしたり、天の川撮影もしました。問題もなく撮影できました。

    確かにジッツオは所有欲を満たしてくれます(笑)
    ですが機動性はよくないですね
    今後も深夜に移動して素早く撮影準備をするときはピークデザインで十分ではないかとおもっています。

    おそらくジッツオのシステマティック 三脚などは報道関係などのプロカメラマン(動画かな)で15KG以上の機材を積載する方には最適なのかなと思いました。

    まだジッツオ三脚購入して撮影に行っていないので今後使用していくうちに考えもかわるかもしれませんがw

    長文失礼いたしました。

    • ワイズカメラ より:

      KAZさん

      初めまして!いつもありがとうございます:)

      機材マウントは本当に勘弁して欲しいですよね笑

      三脚も適時適所で、数本必要だと思います。その点でピークデザインの三脚は良い選択だと思います!

      ジッツオのシステマティックは、個人的には超望遠での撮影では安心感が違うなと思っています:)

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