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Nikonの大三元レンズ。
「大三元」とは麻雀用語で「役満(=麻雀の中での最高点)」を意味する。私も麻雀歴15年近くになりますが「役満」なんて数回程度しかあがったことないです。そして、Nikonには「大三元」と言われているレンズがあります。これ以上ないってくらいすごいレンズってことですね。それは、「14-24mm」「24-70mm」「70-200mm」の焦点距離をF値2.8通しで撮影できる大口径高級ズームレンズです。そして価格も「役満」です。今のところ私は購入する余裕がないので、妄想です。
AF-S NIKKOR 14-24㎜ F2.8G ED
Nikon 超広角ズームレンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED フルサイズ対応
大三元レンズの広角端を担う超広角ズームレンズです。二度見してしまうくらいの超巨大な目玉。このおかげで、超広角レンズにも関わらず歪まないという矛盾を乗り越える。画面のすみずみまで高い描写力と高画質を発揮します。デカい、重い、扱いづらいの三大デメリットの裏には確かなメリットがあります。
え!?もう。俊足AF。
信じられないスピードでAFが作動。一気に被写体にピントが合います。そして静か。いつどのタイミングでピントが合ったのか気付かない程。相手を一瞬で叩き込む力士のようなレンズです。
F2.8通し
F2.8通しなので様々なシーンで撮影可能。絞り解放でぼかすこともできるし、絞って隅々までキリリとシャープに写すこともできます。その明るさと超広角域でダイナミックな画角に星空をきれいに写すことも可能です。
AF-S NIKKOR 24-70㎜ F2.8G ED
Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED フルサイズ対応
大三元レンズの標準域を担う標準ズームレンズです。おそらく使用頻度が一番高いレンズです。うっとりするような色のり、目を見張るすぐれた描写力、どれをとっても抜け目のない高次元レンズです。
使いやすさ
「24-70㎜」という痒いところに手の届く絶妙な焦点距離。しかも通しでF2.8。つけっぱなしで何でも撮れそう。
ゴースト、フレアーの少ないクリアーな画像
Nikon最先端コーディング技術「ナノクリスタルコート」の効果で、逆光気味の状況でも、ゴースト、フレアーの少ないクリアーな写真の撮影が可能です。ナノ粒子膜をレンズに張ることで、極めて高い反射防止効果を実現しています。
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ
Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II フルサイズ対応
最後に大三元の望遠端を担う望遠ズームレンズ。なんと望遠レンズでありながら開放F値は明るい2.8で一定。画面全域に渡って、至近距離から無限遠まで高い描写性を発揮します。コントラストや質感もハイレベルな異次元レンズです。
VRⅡで手ブレ防止
高いブレ軽減効果を発揮するVR機構とその明るさによりシャープな画像で望遠撮影をサポート。運動会や野鳥をスナイパーのごとく撮影可能です。
これらを即購入すれば正解か。
ざっと見るだけで、欲しくなります。でも、これらのレンズを即購入すれば正解となるのでしょうか。
確かに「大三元レンズ」を使えばいい写真が撮影可能かと思います。間違いないでしょう。でも、最初から「大三元レンズ」のような「高級レンズ」を使うのが正解かと言えば決してそうではないと思います。なぜなら、限られた道具であれこれ工夫したり失敗するところに写真が上達するエッセンスがあるのではないかと思うからです。そんなに「いいレンズ」でなくても、よい写真は撮影できます。その一本を徹底的に使い倒す事で、いい点・悪い点、できる事・できない事がよくわかります(その意味で最初の一本目のレンズは重要です!)。その経験のうえで新しいレンズを購入する方が、失敗も少ないし、よりよい写真も撮影できるのかなと思います。喜びも大きいでしょう。ただし、いろいろレンズに手を出し過ぎて結局「大三元レンズ」買えたな、とうい結果にならないように・・。
でも、やはり欲しい。
安くてコスパのいいレンズはこちら、レンズはどうする?知って一眼レフカメラのレンズ選びに役立てよう。