休日に撮影を予定していたのに曇り。誰しもがこんな経験ありますよね。
ただ、曇りだって撮影におすすめです。
最近、私はどん曇りを見計らって撮影に行くこともあるくらい。今回は曇りの日の撮影がおすすめな理由について書きたいと思います。
曇りの日も撮影におすすめな理由
思わぬチャンス
インパクトのある劇的な天候はいつも突然やってきます。
天気予報が悪いから期待薄だったけれども行ってみたら凄く焼けた、ということが多々ある。
天候が不安定だからこそ見られる光景もあります。
朝焼けや夕焼けのみならず、珍しい雲が現れたり、雷が写ったり、幻想的な霧に包まれたり、こう言ったチャンスをものにしている人は曇りの日も行動しているはず。
曇りこそ思わぬチャンスに巡り合うことができます。期待薄なんかじゃありません。
空いている
曇りの日は人が少ないです。カメラマンも観光客も。
なので、普段は人が多く撮りに行く気が起こらない場所があるのなら、曇りの日を狙って行ってみるのも良いでしょう。もしかしたら一人で独占できるかもしれません。
人でいっぱいになる大津海岸のジュエリーアイスも、この日は曇天で人がまばらでした。
人目を気にせず、自分の好きなように撮影できるって最高ですね。人が多いと撮りたい構図で撮れないことも多々ありますが、曇りの日で人が少ないと構図の自由度も増します(もちろん、マナーの範囲で)。
撮影が簡単
曇りの日は撮影が簡単です。
どういうことかと言うと、晴れの日は明暗のコントラストが大きく、綺麗に写すにはHDR合成したり、露出ブレンドしたり、ハーフNDを使ったりと色々と手間がかかることが多いです。
一方で、曇りの日は強い光がなので明暗の差が小さく、晴れの日のような手間が少ない。サクッと撮影して簡単なレタッチで済みます。楽で最高です。
ただし、光が少ないということは立体感が出にくいという側面もあるので、前景や視線誘導を意識したりと構図的な工夫が必要になることがあります。ただ、それも楽しかったり写真上達に役立ちますね。
参考:風景写真で構図を上手くなるには!?具体例でみる構図を決める時に意識しているポイント!
参考:風景写真は前景・中景・遠景の3レイヤー(層)を重ねて構成すると面白い!風景写真の撮り方!
幻想的にできる
曇りの日こそ肉眼では目にすることのできない幻想的な写真を撮るチャンスです。
動きのないように見える曇り空も、よく見ると雲が流れています。そこでNDフィルターを使った数分間の長秒撮影です。
これこそスマホカメラやコンデジにはできない写真表現。とても幻想的ではないでしょか。
ND400やND1000などの濃いフィルターがあると良いですね。NDフィルターを使った撮影は肉眼とは違った写真が撮れるので、撮影していて本当に楽しいです。
参考:NNDフィルターの使い方と効果!NDフィルターを4枚購入し、じっくり使っての感想と作例!
ちなみに、三脚は必須です。
参考:初心者から中級者におすすめの三脚。カメラ三脚の選び方のポイントについて再考!
また、上記したように曇りの日は強いコントラストが弱いのでモノクロが映えやすいです。晴れの日でコントラストがきついとモノクロも黒つぶれとか白とびしやすい。
長秒撮影とモノクロ。風景が象徴化されて非常に幻想的です。
曇りの日こそ新しい表現にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
作品群の厚みが増す
晴れの日の撮影も良いのですが、ずっとそれで撮影していると、自分の作品をまとめて見た時に、もしかしたら単調に見えてしまうことがあるかもしれません。
やはり色々な天候で撮影した方が、作品全体としてバリエーションが増すと思います。作品群の厚みが増す。
曇りの日の撮影は自分の作品への良いスパイスとなるはずです。
まとめ
ということで、「明日は曇りで期待できない」なんて思わないで撮影に行ってみることをおすすめします!
思わぬ良い写真が撮れた時は、撮影に行って良かったなと心から思えます!
花の撮影は薄曇りが鉄則です。陽が強いと半透明の傘を
さして、花びらに出来る影を抑えます
逆光で花びらを透かすときも、あまり陽が強いと
きつい色合いになるので、好みではありません。
mickeyさん
なるほど、花は曇りが良いのですね:)
今更ですが、だんだんと曇りの良さが分かってきました。