だんだんと天の川の濃い部分が姿を現すようになってきました。冬も終わりが近づいています。
今時期は深夜の数時間だけしか撮影できませんが、早速旭岳へ天の川の撮影に行ってきました。
これから月齢と天気が気になる日々が続きますね。
旭岳で天の川を撮影
この日は標高1600mの姿見駅へロープウェイで上がり、そのままテントを張り一泊。
ここ最近、北海道ではPM2.5の影響で空に濃い靄がかかっていましたが、標高が高いと影響をほとんど受けないようです。PM2.5、塵、霞などは地表付近にたまりやすいので、標高が高い方が空気がクリアで綺麗な星空を見られます。
天気予報は晴れでしたが実際は夕方の時点で曇り、夜になって雪が降ってきました。ただ、深夜になると雲が消え晴天に。山では良くある天候のパターンです。
この日の天の川は格別に濃かったように思います。天の川の星雲が青白く光り、山の稜線を薄っすら浮かび上がらせる程です。
また、普段は背後にある旭川市の光が飛んでくるのですが、この時は雲海が発生していたので、それが蓋のようになっていました。なので、光害も少ないです。
本当はシュカブラを前景に撮りたかったのですが、雪が積もって隠れてしまいました。機材はZ6にシグマ14㎜f1.8、設定はSS15秒、f2.8、ISO6400で15枚を加算平均合成しています。また、前景は別撮りしていて、SS180秒、f2.8、ISO1000で3枚撮影し加算平均合成したものを使っています。
D750の時は個人的にISO6400までは使いたくありませんでしたが、Z6ならISO6400まで許容範囲です(ノイズ量よりも色乗りの点で)。なので、シグマ14㎜f1.8を1段絞って使える。そうすれば星像も周辺減光もぐっと改善します。
こちらは旭岳避難小屋。ちょっと薄明かりの時間にかかってしまいました。ここは山陰なので天の川が登ってくるまでちょっと時間がかかり、少しの間しか撮影できませんでした。
カメラの設定は1枚目と同じです。
朝は寒さと強風がテントを叩く音で起床。雪山でのテント泊スキルをもっと上げたいですね。
それでいきなりですが「天の川」って何かご存知ですか?
私たちの居る太陽系は「天の川銀河」というものに属しています。
画像参考:wikpedia
銀河は星の集まりで、その銀河も無数に存在しています。有名なのがアンドロメダ銀河とか。
それで銀河は円盤状になっています。なので、横から見ると平べったい。
こんな感じですね。
そして、実は天の川というのはこの銀河を内側(地球)から見てる姿となります。
画像参考:weblio辞書
銀河の断面を見ている感じですね。天の川の濃い部分が銀河の中心側、薄い部分が銀河の外側という具合です。
また、地球は傾きながら回転しているので、天の川が地平から登ってきたり沈んだりする訳です。
私は星を撮影するようになってからこのことを初めて知りましたが、本当に宇宙を眺めてるのだなと実感しました。より星の撮影が楽しくなりました。
まとめ
これから星空シーズンの始まりで忙しくなります!
また、被写体のことをよく知ると撮影がさらに楽しくなりますね!
宇宙は、成り立ちから構造まで
不思議の集合体ですね。
地球に一番近い恒星が大陽で
太陽は地球の109倍の大きさがありますが
最大の恒星は、おおいぬ座VY星の太陽の1800倍だと
覚えていたら、ネットで調べたら次から次へと
新しく大きな恒星が発見されているのですね。
これらの大きな星をバスケットボールくらいの大きさとすると
太陽は、ボールペンの先のボールくらいでしょうか。
その1/100が地球なので、肉眼では見えませんね。
そんなことを考えていたら、仕事がばからしくなるので
やめましょう。
mickeyさん
宇宙ヤバイですね笑
その規模で考えると地球は塵以下ですし、人ももっとちっぽけです笑
なんだかちまちま生活するのも馬鹿らしくなりますね:)
素晴らしいです!
ひとつ質問ですが、Z6はブライトモニタリングが出来ませんが、星撮りの時の構図確認はどうしていますか?
maverickさん
ありがとうございます!
試し撮りしては、少し調整して・・・の繰り返しです!
ブライトモニタリング機能が欲しいです・・・・。
ありがとうございます!
やっぱりそうなりますよね・・・
光学ファインダーで明るいレンズなら何となく構図も作れたのですが、Z6だとそこが唯一の不満なところで^^;
ファームアップで何とかならないんでしょうかね・・・
でもそれ以上に満足するところが多いので許しますが(笑)
maverickさん
ローライトAFの時に明るくな流のでファームアップでなんとかなりそうですけどね:)
今後に期待しています!
旭岳に天の川!
贅沢なテント泊でしたね ^^
Z6の高感度耐性は星景写真でもなかなか良さそうですね。
自分は風景ではD850とD810がメイン機種なので、まだ星空の下では実感してないんですよ、実は ( ̄▽ ̄;)
tatsumoさん
本当に贅沢でした、行った者しか体験できない贅沢です:)
Z6はD750とは違った写りをして面白いですよ!
早く星空を撮れると良いですね:)