冬のタウシュベツ橋梁に行ってきました!
今回はテントを持ち込んで夕景、月景、星景、朝景をごっそり狙おうという欲張りな計画です。
ただ、全部は上手くいきませんでしたが滅多にできない貴重な経験ができました。
この季節は熊がいないので心理的な負担がなくて良いです:)
冬のタウシュベツ橋梁を撮影
冬のタウシュベツ橋梁へは主に「五の沢」という場所から凍った糠平湖を横断し向かいます。
ザックに食料とカメラ機材、テントや三脚はソリに乗せて引きます。
ネットで調べると五の沢から1時間半くらい歩くとの情報があったのですが40分弱で着きました。思ったよりも近い。
タウシュベツに到着すると、ちょうど日が沈もうとしているタイミングでした。
タウシュベツと夕陽の組み合わせをあまり見たことがなかったので楽しみにしていましたが、天気が良過ぎてあっさりな空模様。もうちょっと焼けてくれればな。
そして、日が沈む前にテントを張って置きたいので忙しいです。雪がさらさらでペグ(固定杭)が全然効かないのは想定外でした。
雪が硬くしまった場所を探し周ってやっとテント設置。湖上は怖いので湖畔です。
こうしている間に、すでに日は沈んでしまいました。
ニペソツ山方向が少しだけ焼けた。
後は腹ごしらえをして夜が深けるのを待ちます。
久しぶりのテント飯です。最高。
ただ、物凄く寒い。後で調べてみると当日の糠平の最低気温は氷点下18度。しかも、これは市街地での気温なので、恐らくこの場所は氷点下20度は届いていたと思います。
テント内側の結露が瞬く間に凍結し次から次へとパラパラ落下。テントの中でも積雪するという事を初めて知りました・・・。
あと、凍結した糠平湖の音が凄い。日が落ちて気温が下がったためか、氷の軋む音が鳴り止まなく寝れない。
色々と想像以上の状況に驚きながらも深夜1時までやり過ごします。
月がやっと良い位置に来ました。
タウシュベツ橋梁と凍結した糠平湖が月光に青白く照らされて、まるで氷の惑星にいるよう。
時折、雷鳴のような轟をあげて氷原が沈下します。さっきまで平らだった場所に大きな凹みが・・・。本当に恐ろしい。知らずにそこを歩いているのも怖い。
テントを塩梅良く写真に取り込みたいので、見栄えの良い場所に移動させます。この日は無風だったので本当にラッキーです。
氷の凸がある場所へテント移動し上から撮影。SS180秒でたっぷ雲を動かします。
これ本当に幻想的。スケール感も何となく伝わります。撮りたい写真が撮れました:)
今回、わざわざテントを持ち込んだのも写真に使いたいが為です。歩いて40分で行き来きできるので泊まる必要ないですからね。
後は星景ですが、寒さと眠気で見送りました。今月下旬か来月上旬にまた来たいと思います。
そして、朝。
本当は東大雪のモルゲンロートを見たかったのですが、山々は濃いガスに覆われていました。ただ、朝陽はピカーと綺麗。
本当に清々しい。
何より無事に一晩過ごせたことが良かったです。寒いし、氷がバコバコ凹んでいくし、もしこれで夜に風が出ていたら大変でした。
枕代わりにしていた水1Lのペットボトルがすっかり凍っていたし、おにぎりがカチコチで野球ができそうな感じでしたからね。
氷の惑星を後にします。
暖かくてコッテリしたものが食べたい。
まとめ
タウシュベツ橋梁テント泊は大変でしたが良かったです:)
後は星景とモルゲンロートをまた撮影しに来たいと思います!
冬の夜の野外での経験は、凄まじいですね。
札幌市内から郊外に行くと、気温は10度下がります。
更に国道から川側に入り込むと、いつも5度くらい
気温が下がります。
冷気が低いところに集まるのが実感できます。
車が年数が経って、バッテリーが弱っていたら
その気温では、大変なことになっていたでしょうね。
エンジンオイルも、5Wより0Wの高性能なものの方が
安心ですね。
車のセルを回した途端に、ニュートラルなのに
車が走り出した事があります。(マニュアルシフト車)
ミッションオイルが固くなっての現象だと思います。
今の車は安心だと思いますが、エンジンルームの下に
シートや段ボールを敷いて、放射冷却に備えると
戸外では、効果抜群です。
mickeyさん
コメントありがとうございます:)
本当に凄かったです!
冷たくて重い空気は下に溜まるのですね・・・車で走っていると時々とんでも無い寒さの箇所が有りますが、そういった理由なんですね。
うちの車は36万キロ走ったオンボロ車なのでバッテリーも相当弱っています。
なんどもバッテーリーあげています・・・。エンジンオイルも漏れている!?のでたまに補充が必要です笑
マニュアルだとそんな現象もあるのですね・・・。サイドブレーキも凍ると聞いたことが有りますが、本当かな・・・。
シートや段ボールでも効果あるのですね。
たまには車にも気を使ってあげたいです笑
36万キロは、すばらしい。
仕事の車は、50万キロ乗ったことはありますが
それだけのキロ数を走るには、相当の
メンテナンスが必要かと、想像します。
昔は、冬期には、「サイドブレーキは引くな」
が、当たり前でした。
特に、日中に雪が溶けた道路を走った後は
必ずサイドブレーキの機構が凍結して、外れなくなるので
エンジンを切ったら、ギアをローかバックに入れて
駐車するのが、常識でした。
ディストリビューターにも水滴が入り、エンジンが掛からなくなったり
今は昔の話ですね。
すっかりカメラの話ではなくなり、失礼。
mickeyさん
ご返信ありがとうございます:)
それが洗車も年数回程度でメンテナンスはほぼ皆無です・・・。
乗っている最中で壊れるのではないかとビクビクしています笑
なんだか自動車学校で習った気がしてきました。ただ今の車は問題なさそうですね;)
車に詳しくて驚きました!笑
また、よろしくお願いします:)
ワイズさんこんばんは!
素晴らしいです!
画像にも、行動力にも敬意を表します!
繰り返し繰り返し拝見しております。
今まで何度となく夢見てきた画像が広がっていて感激です。
ただ、落ち着いて拝読すると高齢者にはとても過酷過ぎますね。
雪山は何度か経験があるもののマイナス何十度の世界はあまりにも過酷な世界、想像すら難しい世界のように思えてきました。
個人的には、憧れの「冬のタウシュベツ橋梁」よ、さようならです。
次回の星景楽しみにしておりますが、くれぐれもケガのないようにお気をつけください。
キッチョムさん
コメントありがとうございます:)
思い切って行動してよかったです!
ただ、本当に過酷でした・・・。次やるときはもっと装備を揃えてのぞみたいと思います笑
星は新月期にゆっくり撮影したいです:)
それまでいイメージを膨らませていきたいと思います!
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
はじめまして。
こちらの記事大変興味深く拝見させて頂きました。
私もここ5年ほどタウシュベツ橋と冬の旭岳を中心に撮影しています。
タウシュベツでテント持参で撮影する人は私くらいかな?と思っていましたがワイズさんもテント泊されていたんですねw
今年も2月から3月頭にかけて8回ほどテント泊やりました。
友人誘っても皆尻込みするので一人寂しくテント泊で撮影やっています。
同じ理由で3月末から4月中旬にかけて旭岳でテント泊撮影やってます。
撮影場所の好みが似ているのでいつかお会いする機会があればお気軽に声かけてください。エスパースソロのテント持参してます。
4月の旭岳は天候も落ち着き夜も-15℃くらいなので防寒しっかりやれば星空撮影いけますよ。誰もいないので独り占め気分味わえます。
ろこさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
ろこさんもテント泊されていたのですね!しかも8回も!笑
テント持ち込むと普通の人!?は撮影できない風景を見られていいですよね:)
3月末から4月中旬にかけて旭岳でテント泊撮影ですか!
私もここで夜撮影できたらなと考えていました。ただ、気候が心配でした。-15℃くらいなら風が吹かなければいけそうです:)
誰もいない旭岳最高ですね、お会いした際はよろしくお願いします!
素晴らしい写真ですね!
月のタウシュベツのカメラ設定良ければ教えてください!
冬さん
ありがとうございます!
17ミリ、F11、SS180秒、ISO200でした:)
NDフィルターND400ですか?
白樺さん
コメントありがとうございます!
どの写真もNDフィルターは使用していません。
なんどもすみません
月がやっといい位置に来ました の写真の
設定良ければ教えてください
白樺さん
焦点距離18㎜、F11、SS200秒、ISO200でしたよ:)
ただし、月は半月くらいだった気がします。