現在、メイン三脚は脚にマンフロット005、雲台にシルイ自由雲台K-10Xを組み合わせて使用しています。
参考:SIRUI(シルイ)の自由雲台K-10Xを購入!トラベル三脚で活躍してくれそう!
脚にしているマンフロット005はアルミ製でずっしりとした安定感がります。
もちろん、ジッツオへの憧れはありますが、今の所買い換える理由が思い浮かびません。なので、この先もこの三脚を使っていくと思います。
ただ、雲台の方は追加購入を検討しています。
シルイ自由雲台K-10Xも良い雲台で気に入っているのですが3WAY雲台も欲しい。撮影シーンに応じて自由雲台と3WAY雲台を使い分けしたいです。
なぜなのか・・・。
今回は自由雲台、3WAY雲台それぞれの特徴について書いてみたいと思います。
自由雲台、3WAY雲台それぞれの特徴と、私が3WAY雲台が欲しい理由
収納性
収納性に関しては自由雲台の方が優位です。
自由雲台はレバーがないので比較的がさばりません。
シュッとしています。
一方で、3WAY雲台はレバーがあるので収納時に少々がさばります。あと、その構造のためか、3WAY雲台の方が重い傾向にあります。
なので、旅行や登山等で持ち運びを検討しているのであれば、自由雲台の方が良いのではないかと思います。
個人的には夏の登山での使用を考えていたので持ち運びに優位なシルイ自由雲台K-10Xを2106年3月に購入しました。
コンパクトな割に固定力もあり満足しています。
ただ、冬は登山をしませんし移動は殆ど車のみです。なので、冬の間は収納性を考慮する必要がないんですよね。
まず、これが私が3WAY雲台を欲しい理由の一つです。
操作性
自由雲台の最大のメリットは、くるくるボールを動かしてカメラを自由な角度に素早く固定できることです。
非常に使い勝手がよく3WAY雲台にはない使いやすさがあります。
実は、私は初めての三脚に3WAY雲台を購入したのですが、カメラを思った角度になかなかセッティングできずに結局三脚を使わなくなったことがありました。
3WAY雲台はカメラの動きに結構制限があり操作にも手間がかかります。
ところが、これを自由雲台に変えたところ、さくさくとカメラをセッティングしやすくなり、それ以来三脚をいつも持ち歩くようになりました。
自由にテンポよくカメラを固定できて本当に便利。山や川でもその威力を発揮してくれます。
なので、三脚初心者の場合にはシンプルに使える自由雲台の方が良いのではないかと個人的には考えています。自由雲台の方が汎用性が高いです。あと、3WAY雲台を使っていると自由雲台を手にしたくなるんですよね(これは私だけか!?)。
一方で、3WAY雲台にもメリットがあります。
3WAY雲台は上下、左右、水平方向とそれぞれ独立する方向軸を個別に動かすことができるので厳密に構図を決めやすいです。特に、じっくり時間をかけて構図を決める風景(静物)などの撮影に向いていると言われていますね。
もちろん、自由雲台でも風景はちゃんと撮影できます。私もずっと自由雲台で撮影してきているので。
ただ、ファインダーやライブビューで構図を目視できない薄暗い時間帯での撮影や、望遠での撮影の時には、3WAY雲台があったら楽だなと感じることが多いです。
夜間や明け方前などの暗い時間帯はファインダーやライブビューでは構図を確認できませんよね。
この撮影の時もかなり暗くて周囲はよく見えませんでした。そんな時は何枚か試し撮りしていく中で構図を決めていきますね。
この際に、自由雲台だと思うように構図を決められないことがあります。例えば、上下だけ動かしたくても他の方向にも動いてしまったり・・・。
自由雲台の中にはフリクションコントロールや水平方向だけ独立して回転などの機能が備わっているものもありますが不十分なことが多いです。
こんな時に3WAY雲台が欲しくなりますね。
また、最近は望遠域を使うことが増えてきて、その時にも3WAY雲台があったら良いなと感じます。自由雲台は構図の微調整が苦手です。
3WAY雲台なら望遠域でも撮影が楽ですね。
このように、だんだんと夜間や夜明け前での撮影機会が増えたり、望遠域で撮影することが多くなったりすることで、構図をより厳密に決めやすい3WAY雲台を使いたくなったというのが二つ目の理由です。
自由雲台、3WAY雲台、撮影シーンよって使い分けたいです。
アルカスイス互換性
自由雲台にはアルカスイス互換であるものも多いです。
アルカスイスは万力のようにクイックシュー(プレート)をがっちり固定できます。通常のクイックシュー方式のものよりも固定力があり安定します。
そして、L型プレートを使用できるメリットも大きいです。
L型プレートがあれば縦構図が楽です。
また、アルカスイス互換であればL型プレートのみならず、他にも様々な種類のプレートを使用できます。
そんな便利なアルカスイス互換ですが、3WAY雲台だとアルカスイス互換のものが少ないんですよね。少ないというか殆どないです。
アルカスイス互換の雲台を使いたいが故に3WAY雲台から自由雲台へ変える人もいるくらいです。
しかし、3WAY雲台でも直付けタイプのものにクイックリリースクランプを自分で取付けることで、アルカスイス互換の雲台として使用することができます。
この場合、3WAY雲台とクイックリリースクランプを別に購入しなければなりません。しかも、クイックリリースクランプの大きさやノブの長さによっては雲台の台座面に干渉することもあるようです。
なので、アルカスイス互換を使うのであれば自由雲台の方が気軽なのは確かだと思います。
ただ、三脚や雲台について少しずつ知識も増えてきたことで、自分であれこれ組み合わせて使いたくなってきました。このことも3WAY雲台が欲しい理由の一つです。
ということで、3WAY雲台が欲しい。どの雲台が良いだろうか・・・。
この3WAY雲台はどうだろうか!?
3WAY雲台にクイックリリースクランプを組み合わせて使用したいと思います。
HUSKY ハスキー3D
HUSKY ハスキー3Dヘッド 太ネジ穴 #1504 3D雲台
3WAY雲台といえばハスキーという単語をよく目にしますね。信頼性のブランドです。
ただし、重さが1.3kgもあるという品物。重い分がっしりしていてずっと使えそうです。耐荷重は10kgとのこと。
仰角が狭く広角での星空撮影に難ありとのレビューがありましたが、これはカメラの向きを反対向きにセットすることで解消するようですね。
ちなみに、固定は「コマ締め方式」で構図のズレが起きにくいです(もう一つに「割り締め方式」があります。こちらは固定後に少し構図がずれる)。
そして、この雲台にこのクイックリリースクランプを取付けます。
SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDY-64iL [並行輸入品]
SUNWAYFOTOのクイックリリースクランプです。
ノブが長いのでハスキーのような大きな雲台でも干渉することがないとのこと。あと、SUNWAYFOTOは中国メーカーですが品質も評判良いですね。
これで3WAY雲台をアルカスイス互換として使用するとができます。
Velbon 3Way雲台 PHD-61 マグネシウム製
Velbon 3Way雲台 PHD-61 マグネシウム製 470706
このベルボンの3WAY雲台も良さそうです。
重さ800gなでハスキーよりは軽いです。耐荷重は5kg。
あと、ハスキー雲台よりお手頃価格なのも嬉しいですね。ベルボンさんはスリックよりも3WAY雲台が得意なようです。
これも固定は「コマ締め方式」で構図のズレが起きにくいです。
そして、クイックリリースクランプはこれです。
SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i {正規日本代理店}
先ほどのクイックリリースクランプでも良いのでしょうが、このクランプでも使用可能です。
先ほどのものよりも爪が長いので固定に安心感がありますね。
これも良さそうです:)
まとめ
あれこれ要望を満たそうとすると、どんどん機材が増えていきますね。
一つで全ての要望を満たせるようなすごい機材は出来ないのだろうか・・・。
3WAY雲台はとても魅力ですよね!
最近は商品撮影や建築写真の依頼も多く、個人的には導入したい一品ですね!(*^^*)
何と言っても微調整をするのにとても簡単だそうで、狙っていますw
一つお尋ねしたいのおですが、L字のフレーム?はアルカスイス互換のものしかないのでしょうか?
最近は少しずつ撮影カテゴリーが変わってきていたりと気になっている商品です。
もしよろしければ教えてください!(><;;)
ちかPhotoさん
コメントありがとうございます:)
3way雲台いいですよね!
ちかPhotoさんの用途なら3WAYの威力を発揮するのではないでしょうか・・是非一台!笑
L字フレームは以前調べてみたことがあるのすが、普通のクイックシュータイプもあることはあります。
ただ、あまり実用的ではなかったですね。なのでアルカスイス互換を選びました:)
やはりそう思われますよね!
家の者と相談してみます(*^^*)
アルカスイスの方が頑丈そうですよね。(あくまで想像ですが…。)
縦撮りも機会が少なくないので、前向きに検討してみます!
ありがとうございます!
ちかPhotoさん
ご返信ありがとうございます!
ぜひぜひ;)
アルカスイスは実際頑丈ですし、L型プレートもクイックシューよりも安定しますよ!
これも雲台沼ですね(笑)。
私は一脚用に、口コミを参考にして梅本製作所の自由雲台を購入しました。
少しの力で固定がしっかりしていて気に入ってます。
3way雲台は最初三脚のセットに付属していたベルボンの雲台を使っていましたがハンドルを締める時に僅かに構図が傾くのが気になって、スリックのコマ締め方式の雲台に変えました(SH-806N)。
たしかハスキーの3way雲台もコマ締めだと記憶していますが…。どうでしょうか?
雲台とはいえ決して安い買い物ではないと思いますので、参考となってくれたら有難いのですが。
蛇足ですが、L字フレームの代わりにベルボンのリボルビング雲台(PHD-66Q)
なるものを購入してしまいました。出番はこれからですが、構図の変換は楽そうです!
やまっちさん
コメントありがとうございます:)
梅本の雲台も評判いいですよね!
玄人向けという感じがします:)
確かに、ベルボンの雲台の中には構図がわずかにずれるというレビューがあるものがあり気になっていました!
コマ締め方式の方が良さそうですね、ハスキーはコマ締めですか・・・。調べてみると、記事に掲載しているベルボンPHD-61(PHD-61Q)はコマ締め方式でした(追記させて頂きました)!ますます悩みます笑
貴重な情報ほんとうにありがとうございます!
リボルビング雲台(PHD-66Q)すごいですね!
トランスフォマーみたいです:)
いちいちクランプからカメラを外さなくても良いので楽そうですね!