コンパクトでやや重たい機材でも使える自由雲台が欲しくて、SIRUI(シルイ)のハイエンド自由雲台K-10Xを購入しました!
なかなか良い感じでトラベル三脚で活躍してくれそうです:)
ちなみに、脚はSIRUI(シルイ)のT2204Xを購入しました。ネットで在庫1点限りでかなり安くなっているのを見つけてしまいポチりました:)
SIRUI 三脚 4段 中型 脚のみ カーボン T-2204X
希望よりも少し重いですが足の太いものを選びました。重いと言っても1300gですけどね。
脚はまだ手元に届いていないのですが、まずはSIRUI(シルイ)自由雲台K-10Xの感想を書いてみたいと思います。
もちろん、使い込まないと分からないこともあるので、1シーズン使用したらまた改めてその感想をまとめたいと思います!
SIRUI(シルイ)の自由雲台K-10Xを購入
自由雲台K-10Xは重さ380gで耐荷重20kgです。
上位にK-20X(耐荷重25kg)という雲台があり、これにしようかと悩みましたが、登山で使う三脚用にと割り切りコンパクトなK-10Xにしました:)
初めてのアルカスイス雲台です。
専用の袋とネジ類が付属しています。袋もしっかりとした造りです。ただ、付属の六角レンチはどの穴にもはまらずどこに使うのか分かりません・・・。
中国製ということですが、質感や造りはなかり良くできています。安っぽさや手を抜いているような点もありません。
国産や欧州メーカーの同価格帯のものと比べても全く劣らないように思います。
Amazonのレビューをみるとグリズでベトベトするとの記述がありましたが、私の雲台はそれもありませんでした。ただ、ネジのゴムは嫌ですね!
ボール締め付けネジと水平止めネジはこんな感じです。
ボール締め付けネジには0〜11までの目盛りが付いており、0がテンション無し、数字が上がるにつれて締め付けられ、11が完全な締め付けとなります。
また、ボール締め付けネジの側面にさらにネジが付いていて、これがフリクション調節ネジとなります。
ボールは滑らかで均一な感触で動きます。各ネジも適度な重さがあり精度の高さが伺えます!
クランプ板にはセーフティーボタンが付いています。
このようにクイックシューが滑り落ちるのを防止してくれます。
安心ですね:)
また、水平器が3つ付いています。精度の程は分かりません。
クイックシューはこんな感じです。
手でも締めることが可能です。ただ、コインで締めた方が力がかかり良いですね。これはいずれL型プレートを買う予定です。
私がメインで使用しているマンフロット055の雲台(498RC2)と並べてみます。
大きさが分かりやすいようにバッテリーも並べてみました。
マンフロットの雲台は重さ610gで耐荷重8kgでし。ずっしりと重く鉄の塊のようです。ホールド力もかなりあり、耐荷重8kgは謙遜しているかのよう。今まで使用してきてホールド力に不安を覚えたことはありません。
一方で、K-10Xは重さ380gで耐荷重20kgです。コンパクトなのに力持ち。でも、耐荷重20kgは誇張し過ぎですね。単純に上に乗せるだけなら20kgまでいけるかもしれませんが、それが使えるかは別な話です。
では、K-10Xのホールド力を試してみます!
D750(840g)と24-70㎜F2.8E(1070g)で合計1910gです(脚はマンフロット055です)。
2kg弱の重さですが余裕で水平を保ち止まります。
まだいけそうだったので、さらにレンズ上に500gの水の入ったペットボトルを乗せてみます。
これでレンズ側の重さが1570gとなります。ちょうどNikon70-200㎜F2.8(1540g)と同じくらいの重さです。ちなみに、カメラと合わせた重さは2410gです。
おじぎをすることはありません。安定しています。実際に70-200㎜F2.8を使う場合には、三脚座を使用すると思うので、もっと雲台への負担は少ないはずです。
これで締め付けネジの目盛りは11段階中9でした。まだ余力がありそうです!
大三元レンズをツモっても大丈夫ですね:)
今度は雲台に一番負担のかかるポジションでも止めてみます。さすがに、この角度なら目盛りいっぱいまで締める必要がありましたが止まって安定しました。
その他にタムロン70-300㎜も試してみましたが撮影は問題無しです。
ということで、私の使った感じでは焦点距離300㎜、重さ3kgくらいまでは許容範囲で使用できると思いました。風が吹いたりすればまた変わってくるのでしょうが、そのあたりは1シーズン使用してまた書きたいと思います!
私のようにメインの大型三脚の他に、持ち運び用の中型三脚で使用するのにはK-10Xは十分な能力がありそうです。コンパクトで力持ち。
一方で、フルサイズ機の使用者がメインの三脚でこの雲台を使おうと思うのなら、上位のK-20XやK-30Xの方が安心ですね。使える幅が広がると思います。APS-C機なら超望遠での使用などでない限りK-10Xで十分だと思います。
まとめ
持ち運び用にSIRUI(シルイ)の自由雲台K-10Xを購入しました!
安かったのに良いものでした。脚が届くのが楽しみです。
これで今年の登山はさらに楽しめそうです:)
凄いですね。雲台だけで私の三脚の値段ですね。
私は最初から自由雲台が付いている物を買ったのですが
カメラ取付の反対側(三脚の足を開いた側)にフックを取り付けることが
出来るようになっていて、そこにバッグ等を掛けて転倒防止に役立っています。
これって他の三脚もそうなのかな?
mickeyさん
コメントありがとうございます!
これでも激安と言われているので驚きです・・・。三脚は人によっては不要なものですし。
他にも探してみると2.3千円でも良さそうな雲台はたくさんありましたよ:)
最初は三脚で1万円とか高い!と思っていましたが、ついに1万円の雲台に手を出してしまいました笑
でも、なんだか雲台って楽しいですね。色々な性能差があって。雲台マニアとか言われる方の気持ちが少し分かった気がしました。
フックが付いているのが標準的仕様という訳ではないようですが、フック付きのものも多く見掛けます。
私が今回購入したT2204にも付いていました:)
私も登山ではここにザックを掛けたりして三脚を安定させようと思います:)
シルイの自由雲台いい感じですね!
とか言う自分はシルイの自立一脚をブログで振り回してるヤマヒロです!
ボール締め付けネジがあると調整の目安がつけやすそうですし
全体的しっかりした作りみたいですね。
やっぱり別売というだけあって三脚付属の物より扱いやすいのでしょうか?
ヤマヒロさん
コメントありがとうございます:)
あの一脚はシルイでしたか!持ち運びに便利そうですよね!
はい、かなり良くできていてびっくりです。使い込んでどうなるかはまだ分かりませんが・・・。
一応、ハイエンドのシリーズなので、ボール径がやや大きくホールド力もあるようです:)
見た目もカコイイですし。これから撮影が楽しみです:)
こんばんは!
まずは、D750無事の退院おめでとうございます(^^
自分のも戻ってきて、今まで以上に写真撮りまくってます(撮ってもなかなか腕は上がってませんが・・・)
三脚系統も、いろいろと悩んでしまいます。
三脚沼ってあるんでしょうかね~(^^;
今の時点では、カメラとレンズで一番重くて2キロないくらい何でいいんですが、150-600+1.4テレコン(シグマのC)欲しいんですが、そうなるとそれなりの三脚が必要に・・・やっぱり沼だ(笑)
やっぱり、中型以上購入が必要になってきますね~・・・悩む・・・
もし良かったら、相談に乗ってください(ちょっと切実(^^;;)
カケルっちさん
こんばんは:)コメントありがとうございます!
ありがとうございます!
カケルっちさんも無事退院されたんですね:)おまでとうございます!
三脚沼も深いですよ笑
2キロの機材であれば、ベルボンUT-63QやVEOなどの2万円代くらいの中型三脚でも十分対応可能かと思います。
しかし、150-600+1.4テレコンを使う予定があるとすると、携帯性は諦めて大型の重いしっかりとした三脚が必要ですね!
高いですがGITZOのシステマ4、5型!?、ベルボンのジオ・カルマーニュNやEシリーズ、またはハスキーのがっしりとした三脚などが理想だと思います。
ただ、いかんせん高いです・・・。廉価なものであればマンフロット055などが良いと思います:)
私はマンフロット055を使用しています。造りが安っぽいと言われますが、性能は十分だと思います!
超望遠だと自由雲台ではなく、3way雲台でも良いかもしれませんね!
できれば、超望遠用の大型三脚と持ち運び用の中小三脚の2本あればかなり使えると思いますよ!
どちらか1本なら大型三脚です:)
山登り、カメラと私の趣味とモロに被るため、いつも拝見させていただいてます。
私も今後の登山にポタ赤を持って行けたらなあ、と思いつつこちらのブログを読んでいました。
そこで、よろしければご意見をお聞かせいただきたいのですが、今後ポタ赤、三脚を買い足すとしたらオススメはありますか?
現在はD750とマンフロットのbefreeを使用しています。登山時はsigmaの35mmartを付けっ放しで、天体撮影用にサムヤンの14mm/2.8を注文したところです。
基本は広角で星景写真撮れればなあと思っているので、出来ればポタ赤をbefreeにのせて、雲台だけ変えれれば…なんて思ってもいるのですが、必要であれば三脚も改めようかと悩み中です。
筆者様と同様に、重すぎず、でも実用性は捨てきれない…といった贅沢な欲望(笑)を満たすためにはどのような三脚、ポタ赤が良いと思われますか?
andytaniさん
コメント、そしてブログへのご訪問、ありがとうございます:)
登山にポタ赤ですか・・・私もいつかやってみたいなと考えております。
サムヤン14㎜を買われたのですね、あれは評判が良いですよね!
私もまだポタ赤は使ったことがないのでなんとも言えませんが、最低でも1kgは増量になりますよね・・・。
そうすると、befreeでは少々心配かもしれません。あれは軽くて良いですが、フルサイズ機とポタ赤は不安定になりそうです。
私は脚にシルイT2204Xを使用していますが安定感はあります。これならポタ赤も十分いけそうです。もちろん、予算があればGITZOですが。
雲台はシルイK-10xを使っていますが、これはフルサイズ機+ポタ赤だと不安感があるので上位のK-20やK-30が良いかと思います。
これで脚と雲台で重さ1.6〜1.8kgくらいなので、befreeよりも少し重いくらいで済みます:)
私自身、登山と星景は経験が浅いのですが、これくらいの三脚であれば重さと性能の兼ね合いが良い感じかなと思っております:)
早速のお返事ありがとうございます。
まだポタ赤も何にしようか(広角専門でナノトラ?ポラリエ?、今後も考えてスカイメモs?なんて)悩んでいる段階なので、三脚も当分先になってしまうかと思いますが、参考にさせていただきます!
財布の都合を考えるとシルイの25mmパイプだったり、アルミだったりに目移りしますが、やはり山行に連れて行くとしたら太いカーボンなのでしょうかね…
雲台は筆者様と同様のものかk-20を検討しております。
自分でもカメラ屋に足を運んでたくさんリサーチしてみたいと思います。よろしければ、またご報告させてください!
今後の記事も楽しみにお待ちしております。
andytaniさん
ご返信遅くなってすいません、ご返信ありがとうございます:)
なかなかお力になれずにすいません。
私自身もポタ赤に興味があるので今後調べてみたいと思います!
ありがとうございます:)
今後ともよろしくお願い致します!
初めましてmasaTAROと申します。
雲台に少々不満があり色々調べていたところ、こちらのブログに辿り着きました。
こちらのレビューが決め手になって、私もK10Xを購入しました。
非常に分かり易いレビュー、ありがとうございました。
この記事を私のブログの記事でも紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
(当方のブログは閑古鳥が鳴くような状態なので、なんの足しにもなりませんが…)
追伸
星空写真、素晴らしいですね!!!
天体は大好きなのですが、星空写真はちょっとハードルが高すぎて…。
masaTAROさん
初めまして、コメントありがとうございます!
お役に立てて頂けたようです良かったです:)
是非、ご紹介よろしくお願いします!
星景はハードルが高く感じますか、やってみると結構簡単ですよ:)