つい最近、Leofoto LS323Cという三脚を手にしました。
参考:Leofoto LS323Cをレビューする。コスパの良い大型三脚。
それで以前より、GITZO システマティック3型3段ロングという似たようなスペックの三脚も使っていました。
ただ、価格は大きく違いGITZO システマティック3型3段Lは12万円くらい、一方でLeofoto LS323Cは2.5万円くらいです。なんとLeofoto LS323CはGITZO システマティック3型3段Lの1/4以下の価格で圧倒的に安価。
では、両者にはどんな違いがあるのかです。今回はその辺を簡単に書いてみたいと思います。
目次
GITZO システマティック3型3段LとLeofoto LS323Cのスペックを比較
まず、GITZO システマティック3型3段LとLeofoto LS323Cのスペックを比較しておきたいと思います。
GITZO システマ3型3段L |
Leofoto LS323C |
|
耐荷重 | 25㎏ | 20㎏ |
伸高 | 1520mm | 1520mm |
最低高 | 110mm | 95mm |
収納高 | 670㎜ | 650mm |
段数 | 3 | 3 |
パイプ径 | 32.9/29.0/25.3 | 32/28/25 |
重量 | 2.04kg | 1.42kg |
以上のような感じですが、似たようなスペックですね。
両者とも比較的大型な三脚になるかと思います。
オススメするならどちらか!?
いきなりですが、GITZO システマティック3型3段ロングとLeofoto LS323Cのどちらがオススメかと問われれば、Leofoto LS323Cをオススメするでしょう。
写真を撮るという点について、実用上で両者の性能差は殆ど感じられません。どっちを使っても撮れる写真は同じでしょう。それであるならば、1/4以下の価格で手に入るLeofoto LS323Cです。
しかも、Leofoto LS323Cはこの価格なのに本当によく作られているなと思います。安定感もありますし、軽量コンパクト、個人的には野暮ったい感じもしません。
ただし、細かな点を見ると、やはり10万円を超えるような高価な三脚の方が良い点もあります。では、それは一体どの点なのか!?
GITZO システマ3型3段ロングの方が良いなと思う点
全体的な質感
まず、Leofoto LS323Cの質感が悪いというわけではありませんが、GITZO システマ3型3段ロングには劣る点があります。
特に、ナットのゴムについてLeofoto LS323Cは手に馴染む感じが少ないです。硬くて滑りやすい。一方で、GITZO システマ3型3段ロングは手にピタッと手に馴染みます。
これは握った時に印象が全然違います。
あとは基部!?の質感も、GITZO システマ3型3段ロングの方が作り込まれており高級感がある(実際高級ですが)。Leofoto LS323Cは必要最低限といった感じです。
やはり全体的な雰囲気というか、質感はGITZOの方が良いです。
ただし、これは実用については全く関係ないことですね。
ちなみに、システマ3型3段ロングのナットにはOリングが搭載されています。これが砂利などの侵入を防いでくれるようですね。
Leofoto LS323CにはOリングはありません。
この辺の細かな作り込みもGITZOの方が上だと思います。
全体的な感触
まず、脚を伸縮する際にシステマ3型3段ロングは滑らかです。なんの引っ掛かりもなくシルクのようにするする動きます。一方で、Leofoto LS323Cはちょっと引っかかる感じがあります。
そして、ナットを捻ったときのトルク感です。GITZOはナットを閉めたり緩めたりする際に、クッという気持ちの良いトルク感があります。一方で、Leofoto LS323Cはあまりトルク感がなく、ただのネジという感じです。
これも実用上では殆ど関係ないことですが、操作した時の感触が良く、使っていて気持ちが良いのはGITZOの方だなと思いました。
使っていて嬉しい
「いつかはGITZO」と言われるように、やはりGITZOは憧れの存在なわけです。
それを手にできる喜びはひとしおですし、使っていても飽きないし嬉しくなるわけです。
これはなかなかLeofotoでは味わえないのではないかなと思います。これもGITZOの大きな魅力ですね。
というように、やはり4倍以上の価格のするGITZO システマ3型3段ロングの方が良い点もあります。しかし、実用上は殆ど違いはなく、どちらがオススメかと問われれば個人的にはLeofoto LS323Cを推します。
それでもGITZOが頭から離れないのであれば、GITZOをどうぞ・・・。
まとめ
機材は使いたいものを使うのが一番です。
ブランド的な魅力に惹かれるのなら高価なものでも良いでしょうし、実用を考えるならコスパ重視でも良いでしょう。