D750とD7200の画質比較！D750とD7200の解像力を比較してみた！

一概に「画質」と言っても様々な要素があります。今回は細いものがどれくらいはっきり映るのかという「解像力」について比較してみたいと思います！

D７５０はローパスフィルター仕様でD７２００はローパスフィルターレス仕様です。

ローパスフィルターとはモアレや偽色を防ぐためにセンサーの前に設置されている薄いフィルターのことを言います。これのデメリットとして解像感が落ちると言われています。

なので、ローパフィルターレス仕様のカメラの方が解像感が増すと言われています。最近の一眼レフカメラでは「ローパスフィルターレスで高解像感！」みたいな謳い文句をよく目にしますね！

画像数に関しては、D７５０が２４９３万画素でD７２００が２４７２万画素でほぼ同じです。なので、もしかしたらローパスフィルターが付いていないD７２００の方が写真に解像感が出るのではないかと思っていました。
参考：D７２００を使う私が、D７５０を購入する前にD７２００とD７５０を比較して気になること。

実際に試してみました。

D750とD7200の解像力を比較

本来であればバーコードみたいな細かい線を撮影して、その線が何本確認できるかで解像度を測るようです。しかも、照明の当て方なども重要です。

私にはそれはできないので単純に壁に貼った新聞紙を撮影して比べてみたいと思います。がさつな方法ですけど：）

レンズはそれぞれ「NIKKOR１６−３５㎜F４」を使い、F８、ISO１００で撮影しています。もちろん、三脚、レリーズを使用しミラーアップ撮影を行いました。カメラの諸設定も同じにしてJpeg撮って出しで比べます。

焦点距離は両機とも歪みの少ない２４㎜で撮影しています。ただ、D７２００だと換算で約３６㎜になるので、カメラと被写体の距離を離すことで同じような画像が撮れるようにしました。また、撮影にはコントラストAFを使っています。

上の写真の中心部を等倍に拡大してみます。

まず、D７５０（ローパフィルター有り）で撮影した画像です。

次はD７２００（ローパフィルター無し）で撮影した画像です。

並べて比べてみます。上がD７５０で下がD７２００です。

んーほぼ同じに見えますが、よく見ると上のD７５０の方がやや滲んでいる感があり、下のD７２００の方が線が細く写っているように私には見えます。全体的にD７２００の方がすっきりした印象です（なぜかパソコンのモニターよりもiphoneで見た方が違いが分かりやすかったです）。

これはたぶんプラシーボ効果ではないはず・・・。

ただ、いずれにせよ写真の出来を左右するような大きな差ではないと思います（いや、神は細部に宿るか！？）。ちなみに、画角や撮影距離を変えて何通りか撮影して比べてみましたが同じような結果でした。

ということで、今回の新聞紙を撮影した結果ではローパフィルターの有無による解像感の違いはあるものの、それは写真の出来に大きな影響を与えるような差ではないとなりました！もちろん、中にはこの差は大きいと言う方もいるかと思います。

そもそもローパフィルターの有無による解像感の違い自体がこの程度なのか、フルサイズ機であるD７５０の性能の良さがその穴を埋めたのか、あるいは他の要因が絡んでいるのか、それは定かではありません！

私が所有するフルサイズ対応レンズがこれしかないので他を試すことはできませんでしたが、写りのより良い高級レンズや単焦点レンズであれば、ローパスフィルターの有無によって、もっとはっきりとした違いが出ることは考えられます。また、D８１０のような高画素カメラならローパスフィルターの有無で大きな違いが生まれるのだと思います：）

まとめ

今回の実験ではD７５０とD７２００の解像力の違いは僅かにありましたが、それほどではありませんでした。解像力の差というのはやはりレンズ側の性能差が大きく影響するのですね：）