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撮影していると画像データが貯まってきます。私は今まで適当にパソコンに保存していたのですが、パソコンの容量が圧迫されてきたので、写真の保存について考えてみました。
今までの保存の仕方とリスク
写真の保存について真剣に考えたことはありませんでした。今まで私は、SDカードやパソコンのハードディスクの中に画像データを保存していました。しかし、SDカードは静電気などでデータが飛ぶことがあります。しかも、RAWデータだと16GBのSDカードで4.5百枚程度しか保存できません。これだと、2.3日の撮影で満タンになってしまうので、SDカードがどんどん増えていき高コストです。
またPCのハードディスクは読み書きが頻繁に行われるため、故障のリスクが高いです。しかも、私のPCの容量はあまり多くないので、だんだん容量が圧迫されてきました。
なので、写真専用の外付けハードディスクの購入を検討しています。
外付けHDDは簡単に接続することができ、繋ぎかえることで他のPCとのデータのやり取りが簡単です。果たしてどの外付けハードディスクが良いのか・・・。
外付けハードディスクの選び方
外付けHD(ハードディクス)の購入のポイントはこれです。
- 容量
- 速度
- 耐久性
- その他(コンパクト性・静音性など)
容量
容量に関しては、画像の保存目的であれば2TBで十分だと思っています。私の場合だと数年は持ちそうです。これは個人個人必要な容量を選びましょう。
速度
速度には2種類があります。「接続インターフェイスによる転送速度」と「ハードディスクの読み書き速度」です。「接続インターフェイスによる転送速度」とは、PCから外付けハードディスクへデータを転送する速度です。一方で、「ハードディスクの読み書き速度」とは、データをディスクから読み込んだり書き込んだりする速度です。
「接続インターフェイスによる転送速度」に関しては、さまざまな規格がありますが、もっとも身近に使えて高速なのがUSB3.0です。もちろん、使用しているPCがこの規格に対応していなければなりませんが、USB3.0はかなり普及してきています。
他にも例えばThunderbolt(サンダーボルト)など高速な規格がありますが、まだまだ新しい規格のため対応している機器が少なく高価なので、選択肢には入りません。また、他にもさまざま規格がありますが、皆さんUSBを使われているかと思います。
「ハードディスクの読み書き速度」に関しては、ディスクの回転数が速いほど、データの読み書き速度が上がります。回転数は主に、5400rpm(5400回転/分)と7200rpm(7200回転/分)などがあります。数字の多い方が、ハードディスクの読み書き速度は速いです。ただ、熱の発生量や動作音は大きくなります。
耐久性
大切なデータを保存するのだから、もちろん耐久性は大事です。まず、「アイ・オー・データ」や「バッファロー」などの有名メーカーを選べばそれなりに信頼感があります。
また、熱はハードディスクにとって深刻な問題です。なぜなら、熱は障害や故障の原因になるからです。そのような場合は、冷却性の優れたファン搭載のハードディスクを選ぶと障害や故障のリスクを低減し、ハードディスクを長持ちさせることが出来ます。ただ、その分、大きさや音は大きくなります。逆に、ファン非搭載だとコンパクトで静音性は高まりますが、壊れやすくなります。特に長時間使用する人は注意の必要があります。
また、読み込み速度は落ちますが、発熱の少ない回転数の遅いモデルを選択するのも手です。
これらの点を踏まえて、おすすめ外付けハードディスクはこれです。
コンパクト性・静音性よりも耐久性の安心感重視
アイ・オー・データ機器 USB 3.0/2.0対応外付けハードディスク(電源内蔵モデル) 2.0TB HDJA-UT2.0
アイ・オー・データ機器 USB 3.0/2.0対応外付けハードディスク(電源内蔵モデル) 2.0TB HDJA-UT2.0
大きさ約4.5(W)×21.6(D)×15.5(H)cm 、重さ約1.2kg(製品HPより)で、若干大きめです。容量2TBで容量十分。高速規格のUSB3.0対応しており、縦置き・横置き両対応です。また、ACアダプター不要でコンセントに挿せるので、すっきりして便利です。さらに、パソコンの電源のON/OFFに連動して、本商品の電源もON/OFFするので、無駄な消費電力も節約できる環境にやさしいです。
なによりも、ヒートシンク構造(熱を伝導する表面積を大きくすることで冷却する構造)と冷却ファン搭載で廃熱性に優れているので、長時間使用しても熱を持たなく、安心して使用することが出来ます!ただ作動音はそこそこします。
少し大きいこと、ファン搭載で音があることが弱点です。画像の保存程度でどれほど熱が発生するかは分かりませんが、極力故障のリスクを減らし大切なデータを保存できるのはいいですね。耐久年数も伸びます。
コンパクト性・静音性重視
I-O DATA USB 3.0/2.0接続【家電対応】外付ハードディスク 2.0TB HDC-LA2.0
I-O DATA USB 3.0/2.0接続【家電対応】外付ハードディスク 2.0TB HDC-LA2.0
大きさ約3.9(W)×18.5(D)×12.0(H)cm、重さ約1.1kg(製品HPより)で、比較的コンパクトです。容量2TB。これもUSB3.0に対応です。縦置き・横置き対応。ファンレス使用なので、音は静かです。一方で、長時間使用すると熱が発生するので、耐久年数が少なくなる可能性があります。
BUFFALO USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 2TB HD-LC2.0U3/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
BUFFALO USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 2TB HD-LC2.0U3/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
大きさ約3.9(W)×18.7(D)×12.0(H)cm、重さ約1.1kg(製品HPより)で、これもコンパクトです。容量2TBでUSB3.0対応。縦置き・横置き対応。ファンレス使用と制振ゴムにより、ハードディスク動作時の振動を抑え、振動により発生する音を低減します。ただ、これもファン非搭載でハードディスクに熱がこもったりするので、耐久年数が落ちる可能性があります。
この2つのハードディスクの違いはあまり無いように思われます。ただ、アイ・オー・データの方が、トラブルの時にサポートが丁寧であるようです。
持ち運びしたい
ノートパソコンで使用したい時など大変便利です。
I-O DATA USB3.0対応 ポータブルハードディスク「超高速カクうす」 ブラック×ブルー 1TB HDPC-UT1.0K
I-O DATA USB3.0対応 ポータブルハードディスク「超高速カクうす」 ブラック×ブルー 1TB HDPC-UT1.0K
大きさ22.5 x 14 x 6.7 cmで349gで軽量コンパクトです。容量1TBですが、USB3.0対応です。外付けハードディスクは衝撃に弱いですが、ポータブルハードディスクは耐衝撃性に優れています。しかも電源ケーブルも不要なので利便性は高いです。
バックアップについて
外付けハードディスクにデータを保存するだけでは、もしもの場合にデータが失われてしまいます。そのためにバックアップも大切です。
方法として、DVDに焼いたり、さらに別な外付けハードディスクにデータを保存する方法などがあります。このように同じデータを別な場所に保存した置くとデータ損失のリスクをさらに減らすことが出来ます。
太陽誘電製 That’s DVD-Rデータ用 16倍速4.7GB 光沢・耐水写真画質ワイドプリンタブル スピンドルケース50枚入 DR-47WKY50BN
まとめ
私が購入するとしたらこれです。
I-O DATA USB 3.0/2.0接続【家電対応】外付ハードディスク 2.0TB HDC-LA2.0
熱がこもることは気になりますが、使用目的が単なる画像の保存なので、使い方次第で十分防ぐことが出来ると思うからです。静かでコンパクトなのも良い点です。またバックアップについても今後さらに考えたいと思います。