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将来的にカメラを買い替える予定はありますか?
一眼レフカメラには「35㎜フルサイズ」と「APS-C」の二つがあります(APS-C?35㎜フルサイズ?35㎜換算とは。一眼レフカメラ知識。)。「35㎜フルサイズ」のカメラは大きく非常に高価ですが、その分大きなメリットがあります。
すばやく確実なAF・圧倒的な描写力・暗い場所にも強くチャンスを逃さない。トッププロが「35㎜フルサイズ」を使うのには確かな理由があります。
そこで、あなたはカメラを買い替える予定はありますか?いつかは「35㎜フルサイズ」使ってみたいと思いってませんか?もうしそうなら、レンズ購入に注意が必要です。なぜならレンズによっては「35㎜フルサイズ」では使用できないからです。
「APS-C専用レンズ」は「35㎜フルサイズ」には使用不可。
実は、一眼レフカメラの交換レンズには「APS-C専用レンズ」があります。レンズを「APS-C専用」にすることで、コンパクト性や安さを実現しています。そのかわり、「35㎜フルサイズ」には使用できなくなっています。
なので、この点を考慮してレンズを購入していかないと、もし「APS-C」カメラを使っている方が「35㎜フルサイズ」に切り替えた時、せっかくそろえたレンズが全く使えない!!ということが起こるかもしれません。
もし「APS-C専用レンズ」を「35㎜フルサイズ」につけたら。
この場合、写真の四隅が黒くなってしまいます。なぜなら上図です(かなりざっくりしてますが・・)。桜が写っている部分が「APS-C専用レンズ」で写せる範囲だと思ってください(カメラ内部だとこんな風に写っているはず)。「APS-C専用レンズ」では写せる範囲が狭いので、撮影素子が「35㎜フルサイズ」だとはみ出てしまいます。これを写真にすると下写真のようになってしまいます。
一方で、撮像素子が「APS-C」だと小さいので問題ないです。小さく切り取ったものを、写真のサイズに引き延ばすので、その分「35㎜フルサイズ」より拡大されて写るようになります(約1.5倍)。
計画的にレンズをそろえよう。
- Nikonであれば、「DXフォーマット」が「APS-C専用レンズ」で、「FXフォーマット」が「35㎜フルサイズ対応レンズ」です。
- Canonであれば、「EF-S」から始まる品番が「APS-C専用レンズ」で、「EF」から始まる品番が「35㎜フルサイズ対応レンズ」です。
将来的にフルサイズへ買い替える予定があるならば、レンズの購入は十分にこの点を考える必要があります。悩みますね・・・