TTArtisan 7.5mm f/2 C Fisheyeをご提供して頂いたので、一体どんなレンズなのかご紹介したいと思います。
最近、Zマウントでもサードパティ製レンズが増えてきましたね。純正レンズはまだまだ本数が少ないので、サードパーティ製レンズを取り入れるのも良いかなと思います。
TTArtisan 7.5mm f/2 C Fisheyeの紹介
ちなみに、TTArtisan(ティーティーアーティザン)は、深圳の光学メーカー銘匠光学(めいしょうこうがく)より、2019年6月に誕生した新しいレンズブランドになります。
仕様
まずは仕様を確認してみましょう。
- フォーカス・・・MF
- 対応センサー・・・APS-C
- 焦点距離・・・7.5mm (換算12mm相当)
- 絞り・・・F2〜F11
- レンズ構成・・・8群11枚
- 画角・・・対角180°(APS-C使用時)
- 絞り羽根枚数・・・7枚
- 最短撮影距離・・・0.125m
- 最大径×長さ・・・約φ72×約58mm
- 質量・・・345〜375g (マウントにより異なる)
対角180°(APS-C使用時) の画角を持つ魚眼レンズです。マウントはソニーE、キヤノンRF 、キヤノンEF-M、ニコンZ 、富士フイルムX、L 、マイクロフォーサーズが用意されています。
マニュアルレンズでAPS-C専用レンズなので、フルサイズ用レンズと比べかなり小さく感じる。
手に持つとこんな感じです。明るいレンズなのに非常にコンパクトで、持ち運びにも負担にならない感じ。
また、レンズのリア側に装着可能なND1000フィルターが付属します。
装着することでスローシャッターも楽しむことができる。
外観などについて
比較的安価なレンズですが、思ったよりもしっかりとした造りです。安っぽさは感じません。
マウント、鏡筒、レンズフード、レンズキャップが金属製になっています。
かなりかっちりとした重厚感を感じられます。
マウント側はこのような感じ。
リアフィルターを取り付けるネジ溝が切ってあります。ゴミが付着していたのが気になりましたが、ブロアーで吹けば飛びました。
Z6に付けるとこのような感じ。
やはりコンパクトな印象です。持った感じもそんなに重くないです。
では、早速撮影してみましょう。
撮ってみる
レンズ構成はLD異常低分散ガラス2枚、高屈折低分散ガラス3枚を含む8群11枚構成になっています。
実は魚眼レンズを使うのは初めてなので、どう撮影したら良いか戸惑う・・・。
カメラを下に向けると大きく歪み、これぞ魚眼レンズと言った風に(2枚ともF11で撮影)。
描写については純正のZレンズのようなカリカリ感は弱いですね。ごく普通の描写ですが、それでも倒木の質感はしっかり出ているかと思いました。
ちなみに、私はAPS-C機を持っていないので、Z6でクロップして撮影しています。これにより1000万画素程度になっているので、そのため本来の解像力が発揮できていない可能性があります・・・。
このレンズは開放F2.0と明るいために星景に使うこともできます。と言うことで、星の描写も確認してみましょう。
設定はF2.0、SS15、ISO3200です。なかなか撮影に行けずに、家から撮影しているのでロケーションは良くないですね。ちなみに、周辺部が白っぽいのは、低空が霞がかっていたからかと思います。
拡大してみると、思った以上に星は点に写っています。まずは中央部(Lrで200%拡大しています)。
右上隅。
左上隅。
もっと緩く写るのではないかと懸念していましたが、ちゃんと星は引き締まって点に写る。
さすがに四隅の方になると僅かに流れるようですが、これもそこまで気にならない程度です。星の描写については想像以上に良い。
次に太陽を写してみましょう。
光条の形もなかなか良い。
逆光耐性は思った以上に良いです。薄いゴーストが出る程度です(F11で撮影)。
魚眼レンズ、楽しいですね。
これで都会のビル群とか撮影してみたいなと思いました。アイディア次第でハッとする作品が撮れそうです。
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まとめ
以上、TTArtisan 7.5mm f/2 C Fisheyeの紹介でした。Zマウントの魚眼レンズを探している方にいかがでしょうか?
正直、フルサイズ規格にAPS-Cレンズを付けるのは抵抗がありますがZ50やZfcにはいいんじゃないでしょうか。純正でもAPS-Cのレンズは少ないですしまして魚眼は当分出ないでしょうから狙い目としてはいいとこついてるなと思います。Z50のダブルズームにこれ持って行ったら山でもひと通り撮れそうです。というか安いですね・・。
自宅から天の川が撮れるのは羨ましいです(笑)
LaBattさん
かなりニッチ!?ですが、需要はありそうですね。
中華製は本当に安いです・・・。
何もない田舎なので星空は本当に綺麗です笑