フィルター類 機材

ケンコー・トキナーより角型フィルターシステム「Cokin NXシリーズ」が発売。その特徴と使用しての感想について。

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ケンコー・トキナーよりCokin NXシリーズが発売されました。

今回はケンコー・トキナーさんより商品をご提供して頂いたので、その特徴や使用しての感想を書きたいと思います。

ケンコー・トキナーよりCokin NXシリーズが発売

Cokinについて

Cokinはフランスの角型フィルターメーカーです。日本ではケンコー・トキナーが取り扱っています。

40年以上にわたってフィルターホルダーシステムの設計、製造、開発を行っているとのことで、かなりの老舗ですね。

100mm幅フィルターは今やスタンダードですが、このフォーマットを最初に発売したメーカーでもあります。

そして、2021年にCokinは革新的なフィルターホルダーシステム「Cokin NXシリーズ」を発売しました。

Cokin NXシリーズのラインナップ

Cokin NXシリーズの特徴を見る前に、シリーズのラインナップについて簡単に確認しておきたいと思います。

基本的にはキットでの購入が推奨され、5つのキットが用意されています。それが以下の通りです。

違いはキットに組み込まれているフィルターの違いにあります。

まず、どのキットにも以下のものが含まれます。

アダプター(72,77,82mm)、ホルダー、PLフィルターなどは共通です。

違うのがND、GNDです。「NXスターターキット」はフィルターフレームのみで、NDやGNDは組み込まれていません。これはすでにCokinのニュアンス・エクストリームフィルターを所有している人向けです。

その他のキットについては、「NX長時間露光キット」はND1024の1枚、「NXランドスケープキット」はND1024/ソフトGND8の2枚、「NXエキスパートキット」はND1024/ソフトGND8/ハードGND8/リバースGND8の4枚、「NXプロキット」はND8/ND64/ND1024/ソフトGND8/ハードGND8/リバースGND8の6枚という具合になっています。

 

今回、私が使用したのが「NXランドスケープキット」です。

Cokin 角型フィルターキット NXランドスケープキット Lサイズ ホルダー/C-PL/ND1024/S-GND8/アダプターリング72・77・82mm KIT13NXS

ND1024とソフトGND8が使え、風景を撮るならこれでも十分かと思います。余裕があればND8かND64を追加すれば不足はないかと。

ただし、67mmと95mmのアダプターがあれば良いのになと思いました。

 

次に、Cokin NXシリーズの特徴について確認していきましょう。

Cokin NXシリーズの特徴

自由度の高いスプリングロードボール方式

大きな特徴としてホルダーにスプリングロードボール方式というものを採用しています。

ホルダーにボールがついており、フィルターのフレームには溝が掘ってあります。

このボールと溝が噛み合うことでフィルターをホールドする。

最初目にした時は、「これ使いにくいのでは・・・」と思いましたが、実際に使用すると全くそんなことはありませんでした。とても使いやすいです。

スプリングロードボール方式では従来通りに上からフィルターをスライドすることも可能ですし、正面からパチっとはめ込むことも可能です(フィルター2枚まで使用可能)。

なので、自由度の高い使用感となっています。

もちろん、しっかりフィルターは固定されるので、不用意に落下することもありません。

 

「なぜスプリングロードボール方式を採用したのか」ということですが、耐久性と使い勝手の点にあるらしいですね。

特に、従来の樹脂製のみぞ式スロットは経年劣化します。私が以前使用していた、みぞ式スロットのホルダーは、スロット部分が折れました・・・。Cokin NXシリーズではそんなことは起きません。

 

ちなみに、PLフィルターもボールによって固定します。

パッチっと押し込むだけです。

簡単で使いやすい。

超薄型設計で超広角に対応

NXシリーズは超薄型設計なので、超広角でもケラレにくいです。

対応レンズ例としては、

  • Canon EF 16-35mm F2.8 L III USM
  • Canon RF 15-35mm F2.8 L IS USM
  • SONY FE 16-35mm F2.8 GM
  • Nikon Z 14-30mm f/4S
  • Tokina atx-i 11-16mm F2.8 CF

とのこと。

ただし、角型フィルター2枚を同時使用し、且つ45度傾けて使用した場合では、焦点距離15mmでケラレが発生します。

とは言っても、傾けなければケラレはなくなるので、普通に使用する分には全く問題ないでしょう。

私はNikon Z 14-30mm f/4Sで使用しましたが、ケラレで困ることはありませんでした。

他社にも対応する専用フィルターフレーム

NXシリーズのフィルターフレームは、他社製フィルターでも使用可能です(100x100mm、あるいは100x150mm)。フィルターの厚みが2mmである必要があるようですが、他社製のフィルターは殆ど厚さ2mmになっているかと思います。

フレームにあるネジを外せば、付け替えもできるようですね。

なので、すでに他社製フィルターを使用している場合でも、フィルター自体は買い換える必要はありません。フレームだけ入手すれば良いだけです。

Cokin 角型フィルターアクセサリー NXフィルターフレーム 2個セット 100x100mm Lサイズ FRD01NXS

Cokin 角型フィルターアクセサリー NXフィルターフレーム 100x150mm Lサイズ FR150NXS

また、フレームがあることで衝撃にも強くなりますし、ガラスに指紋をつけずに操作できます。

Cokin NXシリーズを使ってみての感想

フィルターシステムは全体的に高級感があるというか、洗練された印象を受けます。

金属製で堅牢性もしっかり感じられる。ちなみに、アダプターにホルダーを取り付けるときは、左側にあるレバーを引いて固定します。

 

では、まず滝を撮影してみました。

これはND1024を使用(Z6にZ14-30mmF4、焦点距離14mm、F11、ISO100、120秒)。

色被りはほぼ感じられませんでした。さすが老舗メーカーだけあってクリアな画です。

これはND1024とPLを使用(Z6にZ14-30mmF4、焦点距離14mm、F11、ISO250、240秒)。

PL効果もしっかりありますし、操作性もスムーズです。もちろん、ケラレもありません。

これはソフトGND8を使用(Z6にZ14-30mmF4、焦点距離14mm、F9、ISO100、0.6秒)。ハーフNDも滑らかで美しいグラデーションです。

フィルターの画質については不満が出ることはないと思います。

 

あとは、ウォレット(バッグ)も便利。

フィルターホルダー、CPLフィルター、6枚のフィルター、アダプターリングなどを収納でき、見た目の割にかなり収納力があります。

撮影スポットではメインバッグを下ろして、このウォレットを首から下げて撮影するというスタイルが非常に便利でした。

Cokin 角型フィルターキット NXランドスケープキット Lサイズ ホルダー/C-PL/ND1024/S-GND8/アダプターリング72・77・82mm KIT13NXS

 

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まとめ

以上、ケンコー・トキナーより発売された角型フィルターシステム「Cokin NXシリーズ」の特徴と使用しての感想についてでした。

角型フィルターも選択肢が増えて、ユーザーとしては非常に嬉しいですね。


  1. やまびこ より:

    はじめまして。いつも楽しく拝見してます。
    Nikon Z14-24用に角型フィルターを探していてwiseの記事に辿り着きました。
    kaniさんの角型フィルターだと、Z14-24では丸型CPLフィルターが回転させれないとのことなので、cokin nxが取り付けれないか調べています。
    cokin nxはZ14-24のアダプターが無いので例えば
    ・kaniさんの「エクステンションリング95mm」+「cokinの95mmアダプター」+「cokin nx」
    ・kaniさんの「Nikon Z 14-24mm f2.8 S Holder for 100mm」+cokin nx
    という方法は可能なのか、もしwiseさんがご存知の事ございましたら教えていただきたいです。
    よろしくお願い致します。

    • ワイズカメラ より:

      やまびこさん

      ご質問ありがとうございます。

      Z14-24は所有していないので、答えられません。お役に立てずに申し訳ありません。

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