久しぶりに自分でセンサークリーニングをしました。
前回、センサーのゴミ取りをしたのが2016年12月だったのでおよそ10ヶ月ぶりです。
参考:初めてのフルサイズ機でセンサークリーニング!センサーのゴミ・ほこりを自分で綺麗にしよう!
センサーを10ヶ月も放置していたのでかなり汚いです。ゴミだらけ。撮影した写真を見ても黒い点々が多数あります。
ということで、これからの撮影に備えてセンサークリーニングをしたのですが、ゴミが多過ぎて綺麗するのに一苦労でした。
なので、センサークリーニングはゴミだらけになる前に定期的にした方が良いかもしれませんね。
手間なのは分かりますが・・・。
自分でセンサークリーニング
センサーのゴミの確認
まずはセンサーのゴミの確認からです。
方法は以下の通りです。
- F22位までしっかり絞ります(絞り優先モードで)
- マニュアルフォーカスにしてピントを「∞」に
- 白い紙や青空などを撮影
これだけです。
私のD750で試してみるとこんな感じです。
空を撮影したのですが、これだけでも無数の大きなゴミが確認できますね。
さらに、Lightroomで「スポット修正ツール」の「スポットを可視化」にチェックを入れてみます。これでゴミが確認しやすくなります。
白い点がセンサーのゴミですが、ゴミだらけですね。汚い。前回もそうだったのですが、特に右上にゴミが密集しているようです。
ちなみに、センサーと写真は上下左右逆の関係になります。
だらから、写真の右上にゴミが多いということはセンサーの左下にゴミが多いということになります。
それを念頭に入れつつセンサークリーニングを開始。
センサークリーニングする為に必要なこと
前回の記事(初めてのフルサイズ機でセンサークリーニング!センサーのゴミ・ほこりを自分で綺麗にしよう!)にも同じことを書いていますが、普段はカメラ内部にあるミラーが下りている状態なので、このままだとセンサーを清掃できません。
なので、ミラーを上げる必要があります。
そのために、セットアップメニューから「クリーニングミラーアップ」を選択します。
そして、下の画面になったらシャッターボタンを押します。
これでミラーが上がります。
クリーニング終了後はカメラの電源を切ると元の状態に戻ります。
ここで重要な注意点があります。
電源の供給がなくなるとシャッターが自動できれてしまいます。もし作業中にシャッターがきれてしまうと、指や棒がシャッター幕やミラーに当たり故障してしまう原因になります。なので、必ずバッテリーを十分に充電してください。
ちなみに、機種によってはバッテリー残量60%以下でクリーニングミラーアップはできなくなっています。
では、作業に取り掛かります。
センサークリーニング作業を実行
自分でセンサークリーニングを行う場合には無水エタノールとシルボン紙を使用するのが普通らしいですが、私はシルボン紙ではなく綿棒を使用します。
この動画を参考にしています(動画ではミラーも拭いていますが、私は拭いていません)。
非公式!?な方法なので全ては自己責任でお願いします。自信の無い方はメーカーにお願いするのが一番ですね。
では、今回使うものはこれです。
無水エタノールは「99.5vol%」と書かれた純度の高いものを使用します。一般的な消毒用エタノールだと純度が低く(80vol%くらい )拭き跡が残ります。
あとヘッドライトなどの明かりが必要です。センサーは奥にあって暗いので。
まず、レンズを外す前にマウント周辺をブロアーで吹きゴミを飛ばしておきます。
念入りに。
ちなみに、作業場所はホコリの少なそうなお風呂を選びました。
次に、上記した方法でミラーアップしてからレンズを外します。
奥にあるのがセンサーです。
綿棒で拭く前にブロアーでセンサーをシュシュっとしておきます(カメラを下に向けて)。大きなゴミがあるとセンサーに傷が付くことがあるらしい。
これでもしD750のセンサーが壊れたらD850に買い換えよう・・・。そう考えるとなんだか気が楽になります。
では、上の動画のように綿棒にエタノールを付けて拭きます。
1本の綿棒でセンサー全体を1回拭きます。これを2回行いました。1回の作業毎に綿棒は交換してくださいね。
そして、ブロアーでシュシュっとセンサーを吹きレンズを装着します。
あとは、カメラの電源を切りミラーアップを終了させます。これで終了。
では、ゴミの確認をしてみます(上Before、下After) 。
完全には綺麗になっていないですね。
ただ、一回で綺麗にならないのは想定内です。前回で経験済みなので大丈夫。
画像をよく見ると、特にセンサーの端が拭けていません。
写真上端にゴミが拭き残っているという事は、センサーの下端が拭けていないことになります。次はセンサー下端を念入りに。あと、大きなゴミが移動しているようですね・・・。
では、上と同じ工程で2回目の作業終了させました。
もう一度、ゴミ確認(上は1回目、下は2回目) 。
まだですね。
まだ、写真の上端にゴミが筋状に多く残っています。そして、前回同様に大きなゴミが移動しています。
さらに3回目の作業を行いますが、今度は少しやり方を変えます。
1,2回目は1本の綿棒でセンサー全体を拭いていましたが、3回目は1本の綿棒でセンサー半分だけを拭くことにしました。なので、綿棒2本でセンサー全体を1回拭くことになります。あと、センサー下端をもっと念入りに。
3回目の作業後、ゴミを確認(上は2回目、下は3回目) 。
まだ、ゴミは残っているものの最初に比べるとかなり綺麗。センサー端のゴミも無くなり、大きなゴミも大体無くなりました。
上が最初で下が3回清掃後。
綺麗になった。
これくらいのゴミであれば現像で簡単に除去できるし、これ以上深追いするとろくなことがなさそうなので程々にしておきます。
やはりゴミ取りは数ヶ月くらいで定期的にするのが良いですね。ゴミだらけになると大変です。
あと、綿棒じゃなくても便利グッツがあるので試してみるのも良いかもしれません。
いわゆるペンタ棒というやつ。比較的有名な商品ですね。使っている人が多いのは安心感があります。
PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1 39357
使ってみたい。
あと、これも試してみたい。SNSで広告を見かけます。
VSGO カメラクリーニング用品 APS-Cセンサースワブ+センサークリーナーセット DDR-16
なんとなく使うのが難しそうですが。
※使用されている方のコメントを頂きまして、使いやすいみたいです:)
まとめ
ニコンSCにお願いしたいですが田舎なので時間が掛かるんですよね・・・。
だから自分でたまに清掃するのですが、年に1回くらいはちゃんとプロに清掃してもらいたいというのが本心です!
お久しぶりです。
いつも拝見しております。
センサーの清掃はいつもメーカーに依頼しています。
撮影で気になるようになればなので、滅多に依頼することはありませんが笑
D850の評判良いですね初期不良等も無いようですし。
D750との比較レビュー待ってます!
所で、APS-Cのローパスレスセンサーとローパスフィルター付きのフルサイズセンサー
どちらが解像度が高いのか。
気が向いたら比較レビューして頂けるとありがたいです。
以前、されていたかもしれませんが(^_^;)
hiro.@さん
お久しぶりです!いつもありがとうございます:)
D850とD750の比較レビューですか!?
今回は残念ながらD750のセンサーは壊れなかったのでD850は見送りです笑
でもD850欲しくてやばいです!
APS-Cのローパスレスセンサーとローパスフィルター付きのフルサイズセンサーの解像度ですか!?
なんとなくAPS-Cのローパスレスセンサーだと感じていますが、今度ちゃんと比較レビューしてみますね!
ありがとうございます!
いつも拝見しております、
僕はD7200を使っていますが、vsgoのクリーニングキット凄く使いやすいですよ
付属のクリーニング液が拭き跡が残りにくくて無水エタノールより使い心地が良いです、買ってみて損はないと思います!
ごるたんさん
いつもありがとうございます:)
vsgoのクリーニングキットいいのですね!
今度はこれを使ってみたいと思います!
ありがとうございます;)
こんにちは
センサーのゴミの位置なのですが、写真に写るゴミの位置が
センサー上では、上下逆という意見と、上下左右逆という意見があるようで
私は上下左右逆だと思っていたので、今度確認してみようと
思っています。
mickeyさん
コメントありがとうございます!
上下左右逆という意見もあるのですね!
実際にセンサーのゴミの位置を目視で確認して、画像を確認してみても上下逆になってたような気がしますが・・・。
メーカーによって違うという可能性もなくはないですよね!?
私も改めて確認してみます!
センサーに写る像は、上下逆になると聞いた時点で
自分でピンホールカメラを想像して上下左右逆な相似形の
像をセンサーに投影しているモノだと思っていました。
銀塩カメラでは、着物を左前に著たり、刀を右に差したりと
フィルムの現像でも間違えると左右逆になったような
記憶があったので、デジカメのセンサーも同様と思っていました。
メーカーに確認したところ、写真とセンサーの画像は
あっさりと上下左右逆だと言われました。
カメラのレンズの構造上メーカーによる違いは
無いと思われます。
mickeyさん
ご返信ありがとうございます!
上下左右逆だったのですね!!!
確かにピンホールカメラもそうですよね、デジカメもそうなんですね!
本当に勉強になりました:)
ありがとうございます!記事を訂正させていただきます!
こんにちは、
書き忘れていましたが、メーカーでセンサークリーニング
をして貰ったとき、何回掃除しても大きなゴミが取れないので
再度確認したら、レンズ内のゴミでした。
24-70mm F2.8のレンズで買ってから半年位なのに
もうゴミが入っていたのでショックでした。
かなり気をつけてレンズ交換してたのに。
メーカーの説明では、ズームレンズはゴミが入りやすいそうです。
鏡筒の中でレンズが動くタイプも、鏡筒が伸びるタイプも
その動作の度にレンズ内の空気が移動するので、その時にゴミが
混入するらしいです。
レンズをクリーニングに出すか、ラップで包んで掃除機で吸ってみるか
次の課題が発生しました。
mickeyさん
ありがとうございます!
レンズ内のゴミですか・・・あれはショックですよね。
空気が出入りするのが原因となると、なかなか対策しようもありませんね・・・。
クリーニングも分解となるとお金も掛かりそうです。
もし、掃除機で吸って綺麗になればかなり画期的ですね:)