色々と各社のマウントについて調べていると、フジのXマウントや、パナソニック・オリンパスのマイクロフォーサーズマウントも面白そうなだと思います。
ただ、ずっとニコンを使っていてFマウントかZマウントしか知らないので、どんなレンズがあるのかさっぱりです。
そこで、もしXマウントやマイクロフォーサーズマウントでシステムを組むのなら、どんなレンズが自分に適しているのか気になったので調べてみました。
ちなみに、ズームレンズのみです。
マイクロフォーサーズマウントの場合
マイクロフォーサーズマウントの場合は、オリンパスとパナソニックのレンズを共通して使うことができます。ちょっと不思議な感じですね。
ただし、ボディとレンズのメーカーが違うと、微妙に機能制限みたいなものがあるようなので、純正同士の組み合わせがベストと言われています。
なので、それぞれのメーカーで考えてみたいと思います。
オリンパスレンズ
オリンパスといえばOM-Dシリーズで、強力な手ぶれ補正とタフネスというイメージです。調べてみるとキレッキレの描写のレンズが多いらしいですね。
フルサイズの半分の大きさのセンサーサイズを活かし、小型軽量なレンズが多いなと思いました。モノによっては価格も安いです。
まず広角域ですが、やはり「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」ですね。換算約14-28mmなので所謂大三元レンズに相当するレンズなのでしょうか。
OLYMPUS 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO マイクロフォーサーズ用 EZ-M0714PRO BLK
価格は13万円台で、重さは534gなので、Fマウントで麻痺した私にとっては、超広角域F2.8通しのレンズとしては破格で超軽量に感じます。
ただし、出玉レンズなので丸枠のフィルターが使えないことが残念ですね。せっかくシステムがコンパクトなので角型フィルターは避けたいところです。F4通しでも良いでの7mmで出玉じゃないレンズがあれば良いのですが。ただ、描写はめちゃくちゃ良いらしい。あと防塵防滴です。
ちなみに、「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」も安価だし、155gで軽いので良さそうですが、換算18mmはちょっと物足りかなと感じますね。
調べてみるとやはりマイクロフォーサーズ だと広角ズームのバリエーションは少ないかなと思いました。
次に、標準から望遠。これは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」が気になります。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
換算で24-200mm、F4通しで使えてしまうレンズ。重さも561gなので軽く感じます(フォーサーズにしてはすごく重いらしいですが)。
しかも、レンズ自体に手ぶれ補正を搭載しているので、ボディ内手ぶれ補正とシンクロさせることで、世界最強6.5段の手ぶれ補正を実現させるらしい。あとワーキングディスタンスが1.5cmという驚異の接写力。PROレンズなので安心の防塵防滴です。神レンズですね。
これで先ほどの7-14mm F2.8の2本で、ほとんどのシーンを撮れてしまいそうです。ただし、フォーサーズはセンサーが小さい分、ボケが少ないと言われています。それでF4だと物足らないような気も。F2.8が欲しいです。
そうすると、便利ズームは諦めて順当に「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」となりそうです。換算24-80mmF2.8なので標準大三元ですね。やはり結局大三元を選ぶことになるのでしょうか。
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
換算24-80mmF2.8なのに382gという軽さ。Fマウントでこのスペックなら1070gなので約1/3の重さです。ちょっと信じられないですね。
描写は隅々までよく解像するらしい。センサーが小さいから周辺部にも強いのでしょうか。しかも、最大撮影倍率0.6倍(35mm換算)なので、所謂ハーフマクロを超えます。これもセンサーが小さいメリットですね。ちなみに防塵防滴。
12-40mmF2.8を選べば、「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」を選ばざる終えません。結局、大三元3本になります。
OLYMPUS 望遠ズームレンズ ED 40-150mm F2.8 1.4X テレコンバーターキット 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED40-150mm F2.8PROTC
換算80-300mmまで使えF2.8通しです。13万円くらいで重さ760g。フォーサーズにしてはかなり重い部類です。ただ、フルサイズで80-300mmF2.8なんてレンズを作ったとしたら、150万くらいで重さ4000gは超えそうです。
これくらいの望遠から超望遠域でF2.8を使えれば、センサーが小さくてもボケが綺麗でしょうね。しかも、1.4や2.0倍のテレコンも使えます。1.4倍なら換算112〜420mmF4相当でさらに一歩踏み込んだ画角になります。
望遠の強さはマイクロフォーサーズならではです。
そこまで気合の入れた撮影でなければ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」の超便利ズームも良いかもしれません。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 高倍率ズームレンズ 防塵防滴
455gという重さながら換算24-400mmまで使えるレンズです。旅行からトレッキングまでこれ1本で撮れてしまいます。果たして400mmまで使うことがあるのかという感じですが、あれば使いたくなるでしょう。
PROレンズほどではないようですが、このレンズも防塵・防滴機構になっています。
そんなにズーム倍率は要らないという場合は「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 」。
OLYMPUS 電動式パンケーキズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLV
換算28-84mmの標準レンズ。重さは93gという超軽量なレンズです。
電動ズームというのが気になりますが、細かいことは気にせず、これくらい軽いレンズで気軽にスナップなど撮っても良いかもしれません。
マイクロフォーサーズを正直舐めていましたが驚きました・・・。
パナソニックレンズ
パナソニックといえば動画に強いというイメージくらい。しかし、なんとライカレンズが使えるらしいですね。それは魅力的です。
まず広角域は「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH」。
パナソニック 超広角ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 H-E08018
換算約16-36mm相当で使える広角ズームレンズ。開放F2.8ながら重さは315gで軽いです。防塵防滴。
フォーサーズでは高感度耐性の点で星撮りなどはそこまで期待していないので、正直開放F2.8は不要です。なので、より広角な「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」もありだと思いましたが、こちらは出玉レンズ。
一方で、この8-16mmは径67mmで丸枠フィルター使用可能です。しかも換算36mmまで使えるのも便利。この差は大きいかなと思います。あとやっぱりライカレンズが良いですね。
標準は「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH」。やはりこれもライカレンズです。
パナソニック ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. H-ES12060
換算約24-120mm相当で使用できます。重さ320g。F2.8通しでないから軽いのでしょうか。
しかも、手ブレ補正機能「Dual I.S.2」に対応し、カメラのボディ内手ブレ補正(B.I.S.)とレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)をリアルタイムで連動させて、手ブレ補正を制御することが可能らしい。
描写もライカなんで間違いないでしょう。ライカらしい艶やかな写りをしそうです。
こうなれば望遠もライカです。「LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH」。
パナソニック ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. H-ES50200
換算100-400mm相当で使用できます。655gとこれまでよりやや重くなりますが、それでもフルサイズユーザーから見れば軽いです。
1.4と2倍のテレコンを使うことも可能です。1.4倍なら換算約140-560mmF4-5.6相当で使用可能です。また、標準レンズと同様に手ブレ補正機能「Dual I.S.2」に対応しています。
オリンパスのように開放F2.8通しではないのが残念ですが、400mmでF4ならボケも良い感じなのではないでしょうか。
システムを組むとかでなけれな「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH」を1本つけて、スナップなどを楽しみたいですね。またライカ。
換算約20-50mmの全域で開放F1.7はすごい。まだ発売されていませんが・・・。
Xマウントの場合
フジはまずボディを選ぶのが迷って大変そう。レンズも思った以上にラインナップがあり迷います。
広角は「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS」。
FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS
換算約15-36mmで使用できます。
「フジノンレンズ XF8-16mmF2.8 R LM WR」も魅力的ですが、星を撮るわけでもないので明るさは必要ないかなと思ったのと、805gでちょっと重いです。10-24mmは410gなのでおよそ半分。
標準は「フジノンレンズ XF16-80mmF4 R OIS WR」。ちなみに、こちらはまだ未発売です。換算約24-120mmで使用できるので、ちょっと便利な方の標準レンズです。440gなので軽量。
「フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR」も良いですが、APS-CなのでF4でもそこそこボケるかなと思ったので、F2.8は不要です。それよりも利便性を取りました。
望遠は「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」。
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
換算約75-210mmで開放F2.8通しです。5.0段の手ブレ補正効果というのも魅力的ですね。
995gで重めですが中望遠から望遠域は開放F2.8で薄い被写界深度を使いたいです。とろけるボケに浮かび上げるピント面。ポートレートなど色々と楽しそうなレンズです。ただ、標準レンズとやや焦点域が被るのが気になりますが。
フジのレンズは単焦点も見ると良さそうなのが多数ありますね。今のZマウントに、Xマウントを追加したくなります。
まとめ
ここぞというときはZマウントを使い、旅行などにはマイクロフォーサーズマウントでライカを使い、日常のスナップにはフジを使う。
これが最高です。