フィルター類 機材

kani 150mm CPLフィルターを使ってみた!出玉レンズにも対応するPLフィルター。

投稿日:

フィルターメーカーであるKANIさんより「kani 150mm CPLフィルター」をご提供して頂いたので、レビューしたいと思います。

PLフィルターは光の反射を除去するフィルターです。水面の反射を除去したり、新緑や紅葉の反射を除去して色に深みを与えたり、あるいは空の霞を除去してより青くすることも出来ます。

光の反射除去は基本的にレタッチでは出来ないので、撮影の段階で行う必要があります。なので、PLフィルターは1枚あると、ここぞという時に大変重宝する。

「kani 150mm CPLフィルター」をレビュー

概見について

kani 150mm CPLフィルター」はこれです。

【KANI】CPL HT150 Frame LR MC 偏光フィルター PLフィルター 反射除去用 フレーム付き 円形 150x150mm

実際に手元にあるのを見るとこのような感じ。

特徴としては円形になっており、くるくる回転させPL効果を調整できる点です。

この部分が歯車になっており、PLフィルターを回転させることが可能。

これまでの150mm角型PLフィルターはそれが出来ませんでした。

これが従来の150mm角型PLフィルターです。

ただの板なのでPL効果の調整が出来ません。それがちょっと不便。

レンズに装着してみる

使用レンズはZ14-30mmF4。このレンズは径82mmなので、円形フィルターを使用も可能です。

【KANI】Premium LR MC CPL PLフィルター 偏光フィルター レンズフィルター (82mm)

円形フィルターで事足りる場合は、こちらの方が良いですね。使い勝手が良いです。

ただ、私は以前Nikon14-24mmF2.8を使用していたので、それで150mm角型フィルターを揃えていました。なので、そのまま150mmシステムを使用しています。

この場合は82mmアダプターと150mmホルダーを使用します。

【KANI】フィルターホルダー フィルター側ホルダー 150mm HTⅡ 角型フィルター用 カメラ用

これですね。アダプターを変えることで、150mm角型フィルターを、あらゆるレンズに装着させることができます。ただし、使う手間がちょっとかかるのと、レンズが小型だとバランスが悪いです・・・。

このホルダーを使いZ14-30mmF4に「kani 150mm CPLフィルター」を付けるとこうなります。

良い感じです。難なく装着可能。

フィルターの重ね付けもできる。ND1000とCPLを重ねてみます。

こうですね。PLフィルターはやや回しにくくなりますが、殆ど問題ありません。

強いて問題を言うと、PLフィルターの枠がギリギリまであるので、ホルダーに装着する際に、少し干渉して引っかかります。

ここがぶつかることで、PLフィルターをホルダーに挿入する際に、少し引っかかります。

ただし、付けられないわけではないので、大きな問題ではありません。

「kani 150mm CPLフィルター」の効果をみてみる

では、「kani 150mm CPLフィルター」の効果を確認してみましょう。

まずは、この写真。

これはPLフィルター無しで撮影しています。シャッター速度は30秒です。薄暗かったのでNDフィルターも使っていません。

湖面に光が反射し、磨りガラス状に濁った感じになっていますね。切り株の根っこを写したかったので、もう少し透明感を出したいところです。

ここで、「kani 150mm CPLフィルター」を使います。

いかがでしょうか。反射が除去されることで湖面が透き通り、切り株の根っこが浮き出るように強調されました。

写真を並べるとこんな感じ。

全然違いますね。PLフィルターを使った方がメリハリが生まれています。レタッチではこのようにすることは出来ません。

ということで、PLフィルターの効果は絶大です。

ただし、超広角の画角では、画面全体でPL効果を効かせることは出来ません。これはKANIのフィルターだけでなく、全てのPLフィルターで言えることです。PLフィルターの仕組み的に、画角が広過ぎると、PL効果のある部分と、PL効果のない部分が出来てしまいます。これが問題になる場合は、焦点距離を長くし、画角を狭めれば、画面全体でPL効果が効きます。

それから1,2段暗くなるので、手持ち撮影などではブレに気をつける必要がります。

色被りについては、私が使用した範囲では、全く問題ありませんでした。

【KANI】CPL HT150 Frame LR MC 偏光フィルター PLフィルター 反射除去用 フレーム付き 円形 150x150mm

上記したように反射を抑えるのは、レタッチでは再現できません。それだけにPL効果の価値は高いかと思います。

 

スポンサーリンク

まとめ

150mmシステムを使っていて、PLフィルターに困っていましたが、KANIが良い物を作ってくれました。

150mmシステムを使っている方には、非常に良い製品かと思います!


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

冬の撮影に使う防寒着を晒す。今年(2020年)北海道の寒さに打ち勝つためのウェア構成。

11月になりました。北海道では雪の予報がちらほらと現れ、冬の到来を感じます。 それで、冬の撮影に使う防寒着について、北海道の極寒にも打ち勝つウェア構成について書いてみたいと思います。 ちなみに、撮影ス …

Nikon Z14-30mmf/4Sのスペックと特徴を14-24mmf/2.8と16-35mm f/4とで比較してみる!Z14-30mmf/4Sの気になる点。

やっとニコンZレンズの超広角ズームである「Z14-30㎜f/4S」 が発表されました。2019年4月に発売予定です。 一体どのようなレンズになっているのか、Fマウントの超広角ズームレンズである14-2 …

一眼レフカメラの地図。キャノン・ニコン・ペンタックス・ソニーの一眼レフカメラの比較方法。

カメラを購入する時は、誰しもがどのカメラにしようか悩むものです。 私が今カメラを選ぶとしたら、AF性能の違いやファインダーの見易さなど細々と比較検討します。でも、これから初めて一眼レフカメラを購入しよ …

Nikon D780とD750との違い。D780の特徴をまとめる。

2020年1月24日のD750の後継機であるNikon D780が発売。 D750は2014年9月25日の発売なので、実に5年3ヶ月ぶりのリニューアルとなります。 果たして、D780はD750と比較し …

Z6の長期使用レビュー。Z6を1年使ったからレビューしてみる。

2018年11月にやってきたニコンZ6。これを使い始めて今月でほぼ1年が経ちました。 すでに多くの方がZ6をレビューしていますし、私も以前レビューしているので、それと被る部分もありますが、1年使用して …

About_me_web_site_name

このブログを運用しているWiseCameraです。北海道の田舎在住、写真と山が好き。まだまだ経験や知識を浅いですがコツコツをカメラ勉強中ですので、よろしくお願いします:)
サブブログ(カメラク)も運営しております。

このサイトについて

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ[ワイズカメラ]はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。