フィルター類 機材

ハーフNDフィルターの必要性・種類・選び方!どれが1枚目におすすめか!?

投稿日:2017年10月24日 更新日:

ハーフNDフィルターはカメラ機材の中でも、なかなか手を出しにくいものの一つですよね。

ハーフNDフィルターはどんな種類があって、何を選べば良いのか!?

そもそもハーフNDフィルターって必要なのだろうか!?

今回はそのようなことについて、つらつら書いてみたいと思います。

ハーフNDフィルターは必ずしも必要な機材ではない

ハーフNDフィルターは無くてもどうにかなる

後で詳しく書きますが、ハーフNDフィルターは半分だけ暗くなっているフィルター。

空が明るくて地上が暗いみたいな明暗差の激しい場面で、それを緩和するために使用します。

すごく便利なようですが、実はハーフNDフィルターを使わなくても明暗差はどうにかなることもあります

最近では現像ソフトもデジタルカメラも優秀。

なので、カメラの設定をRawにしておいて、空が飛ばないようにちょっと暗めに撮影。あとは現像で地上を明るく露出調整してあげればそれなりに写せます。Lrを使えばすごく簡単。

それでも厳しいくらい明暗差の激しい場面では、露出ブラケット撮影してHDR合成、あるいは露出ブレンドすれば綺麗に仕上がります(露出ブレンドとは手動で行うHDR合成みたいなもの)。
参考:ブラケット撮影してHDR合成をする。撮影手法の一つとして役に立ちそう!

今ではLrで簡単にHDR合成できますし、Psもすごく便利。

なので、ハーフNDフィルターは必ずしも必要な機材ではないと思います。

 

ただし、以下のような場合にはハーフNDフィルターは必要になるでしょうね。

合成等を使いたくない、使えない場合

私は合成大好きですが、中には現像で激しい調整はしたくない、または合成には頼りたくないという考えの方もいます。

そうした方にはハーフNDフィルターは強い味方です。

あるいは、フォトコンとかだと合成などが認められないことも多いですよね。この場合はHDR合成や露出ブレンドは使えません。なので、ハーフNDフィルターが活躍します。

あと、露出調整など出来ることは現場で済ました方が良いという考え方もありますね。現像が楽になる。

うまく合成できない場合

それから、そもそもHDR合成や露出ブレンドが上手くいかないこともあります

HDR合成も露出ブレンドも複数枚の画像を使って1枚の画像を作り上げます。なので、画像同士が重ならないと上手く合成できないことがあります。

それが例えば、動きのある風景など

具体的には波のある場面などですね。

r20170111-_DSC1012-Edit-Edit copy

このような場面だと連写したとしても、画像によって波の形が異なるので、上手くHDR合成も露出ブレンドもできないことがあります。

あるいは、風があって草木が大きく揺れている時なんかも上手く合成できないことがあります。合成すると破綻する。

そんなに頻繁にはありませんが、こういった場面ではハーフNDフィルターが大いに役に立ちます。

 

そして、ハーフNDフィルターは必ずしも必要な機材ではないと言うものの・・・。

やっぱりハーフNDフィルターを使った方がより綺麗なことがある

上でハーフNDフィルターは必ずしも必要な機材ではないと書きましたが、それでもシーンによってはやっぱりハーフNDフィルターを使用した方がHDR合成や露出ブレンドに頼るよりも綺麗に仕上がることがあります

ハーフNDフィルターを使用すると色味がうまく出やすくなると感じますし、露出も決まりやすいです。その後のレタッチも楽。

 

では、ハーフNDフィルターにはどのような種類があるのでしょうか!?

ハーフNDフィルターの種類と選び方

前提としてですが、ハーフNDフィルターをレンズに装着するにはホルダーが必要になります(手持ちでも使えますが、あまりおすすめできません)。

なので、お持ちのレンズに合わせて必要なホルダーをお求めください。よろしければこちらを参考に。

 

では、まずハーフNDフィルターの種類について簡単に見てみたいと思います。それがこの3種類です。

  • ハーフNDソフト
  • ハーフNDハード
  • ハーフNDリバース

では、もう少し詳しく。

ちなみに、ハーフNDフィルターはGND(Graduated Neutral Density)と表記されたりもします。

ハーフNDフィルターソフト

まずは、ハーフNDフィルターソフトです。

ハーフNDフィルターは半分にND効果(減光効果)が施され、もう半分にはND効果がありません(ただ透明)。

そして、ソフトというのはND効果のある部分と透明な部分のグラデーションがゆるやかになっているタイプのことを指します。

ハーフNDフィルターソフトはこれですね。

グラデーションがゆるやかになっています。

なので、空(明るい部分)と地上(暗い部分)の境目が不明瞭な場合に適しています

例えば、山とか木などがある場合ですね。

20170819-_DSC8469 copy

こんな時。

そして、ハーフNDフィルターソフトにも濃さに応じて、ハーフND4ソフト(GND0.6)、ハーフND8ソフト(GND0.9)、ハーフND16ソフト(GND1.2)、ハーフND32ソフト(GND1.5)などがあります。

ハーフNDフィルターハード

次に、ハーフNDフィルターハードです。

これはND効果のある部分と透明な部分のグラデーションがくっきりとしたタイプのことを指します。

グラデーションがきついです。

実は、私はハードタイプは持っていないのですが、これは空(明るい部分)と地上(暗い部分)の境目がはっきりしている場合に適しています

地平線とか水平線ですね。

こんな時。

そして、ハーフNDフィルターハードにも濃さに応じて、ハーフND4ハード(GND0.6)、ハーフND8ハード(GND0.9)などがあります。

ハーフNDフィルターリバース

最後にハーフNDフィルターリバースです。

これは分かりにくいのですが、真ん中の部分のND効果が濃く、外側にいくに連れてND効果が薄くなるタイプのことを指します。

こんな感じ。

なぜ、このようになっているかというと、朝夕の空って下の部分が一番明るいですよね。

リバースタイプはこれに対応するように作られている訳です。ハードタイプをさらに進化させた感じですね。

そして、ハーフNDフィルターリバースにも濃さに応じて、ハーフND8リバース(GND0.9)、ハーフND16リバース(GND1.2)などがあります。

では、最初の1枚には何がおすすめなのか!?

おすすめハーフNDフィルター

まずは、ソフトタイプのハーフNDフィルターが良いと思います。

理由としては使える場面が多いのと使うのが比較的簡単だからです。

ハードタイプだとグラデーションがくっきりしているので、使える場面が限られるだろうなと思います。しかも、使うのが難しそう。

また、リバースタイプも同様で使える場面がかなり限られてきます。私はリバースタイプをこの1年で2,3回しか使っていませんね。しかも、上手く使えなかった(これは私の腕の問題かもしれませんが)。

ということで、ソフトタイプです。

そして、濃さについてはND8(0.9)が1番無難だと思います。あくまでも私見ですが、ND4(GND0.6)はちょっと薄いし、ND16(GND1.2)はちょっと濃いかもしれません。

なので、ハーフND8ソフト(GND0.9)が1枚目のハーフNDフィルターとしておすすめだと思います。

【KANI】カメラ用 光量調節用 角形ハーフフィルター SOFT GND0.9 170x150mm

NiSi カメラ用角型フィルター Graduated Neutral Density GND8 Soft nano Grad ND 0.9 150 * 170mm 光量調節用 超広角レンズに対応できる

まとめ

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ということで、ハーフNDフィルターの購入に迷っているなら是非参考にして頂ければと思います:)

上記した通りハーフNDフィルターは絶対に必要という訳ではありませんが、あると心強い時もあります!


  1. 桐村政幸 より:

    記事を興味深く拝見いたしました。記事の中で”ハーフND32ソフト(GND1.5)などがあります。”との記載がありますが、メーカーと型名、価格、入手方法を教えて戴けますか?

  2. 大杉修敬 より:

    大変楽しく拝見しました。ところで、NDとは言っても、完全にニュートラルではなく多少色がつくようですが、以前、外国製の安いのを買ったら結構赤味が強くついたので手放してしまいました。そこで、なるべくニュートラルに近いものを購入したいと思っているのですが、お勧めのものがあればお教え願えるでしょうか。100mm幅のホルダーを持っているので、100mm幅のものがいいのですが。
    どうぞよろしくお願いします。

    • ワイズカメラ より:

      大杉修敬さん

      コメントありがとうございます!

      角形フィルターはNisiかKaniのものであれば問題ないと思います。それでも多少が青かぶりしますが。
      ホルダーとの兼ね合いもありますが、私の使っているkaniフィルターは画質的にかなり良いですよ:)

      • 大杉修敬 より:

        早速、ありがとうございます。
        通常のNDであれば簡単に補正できますが、画面の半分だけ補正となると悩んでおりました。参考にさせていただきます。
        今後もブログを楽しみにして読ませていただきます。

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