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アークテリクスのゴアテックスジャケット Beta(ベータ)SLを買った!アークテリクスの種類や選び方など!

投稿日:2017年10月26日 更新日:

新しいゴアテックスのジャケットを購入しました。

現在使用しているのがマムートのヘリオスというジャケットなんですが、5年程前に購入し登山に撮影に旅行にと、かなり酷使して結構くたっています。

そこで、憧れだったアークテリクス(ベータ SL)へ買い替えです。

やはり新しいウェアはいいですね。早く本格的な冬になって欲しい。

アークテリクスの選び方

アークテリクスはカナダ発のアウトドアブランドです。始祖鳥のマークが印象的。

特に、アウトドアウェアにおいては世界最高峰の技術を持っていると言われています。

それで、私は「アークテリクス Beta(ベータ)SL」というジャケットを購入したのですが、アークテリクスのジャケットはアルファベットが多くて選びにくいですね。

ただ、この名称はある意味が込められており、これを理解すると選びやすいです。

ちょっと見てみます。

BETA(ベータ)は丈の長さを表している

アークテリクスのジャケットを色々見てみるとTHETA(シータ)ALPHA(アルファ)BETA(ベータ)という表記を目にすると思います。

これらは丈の長さを表しています。

  • THETA(シータ)・・・お尻が余裕を持って完全に隠れる
  • ALPHA(アルファ)・・・お尻がちょうど隠れる
  • BETA(ベータ)・・・お尻が半分くらい隠れる

という感じです。

私は身長174cmですがBETA(ベータ)のSサイズ(日本M相当)を着用すると、確かにお尻が半分隠れるくらいに着れました。

個人的にはこれくらいが一番着やすいです。

SLは生地の耐久性や機能性を表している

さらに、アークテリクスのジャケットにはSVとかSLなどの表記があります。

これは生地の厚さ(耐久性)や機能性を表しています。過酷な環境に対応できる順にSV>AR>LT>SLです。

  • SV・・・Severeの意味で、高山での悪天候など厳しいコンディションにも長期間耐えうるモデル。最高峰のモデルです。
  • AR・・・All Round Useの意味で、さまざまなアクティビティに活用できる多用途という点を重視したモデル。
  • LT・・・Lightの意味で、耐久性と高機能を確保しつつ機能を最小限に抑えることで軽さを追及したモデル。
  • SL・・・Super Lightの意味で、極限まで軽量化を施したモデル。薄く軽く、しなやかで、コンパクトに収納できる。

こんな感じです。

ちなみに、SV、AR、LTゴアテックスプロシェルという耐摩耗性の高い素材が使われています(3レイヤーの生地)。また、上位のモデルほど多機能でシビアな造りになっているようです。

一方で、SLゴアテックス パックライトという2レーヤーの生地が使われています。軽くてしなやかですがプロシェルよりは耐久性で劣ります。

なので、SV、AR、LTはハードシェルとして雪山の使用にも耐えます。

店員さんの話によると、生地の耐久性が高いのでアイゼンやピッケルに引っ掛けてしまっても破れにくいらしい。

また、プロシェルのジャケットは生地が硬くごわごわ感があります。これにより強風に吹かれてもバタつかないようになっていたり、風の力に押されて体に張り付きにくくなっているようです。

一方で、SLはどちらかと言うとレインウェア(雨具)という位置付けになります。

なぜSLを選んだのか

私の使用目的としては、晴天時の雪山日帰り登山、それから冬季の写真撮影です。

当初は、どうせなら最高峰のSVを買おうと思ってました。

(アークテリクス) Arc’teryx Alpha SV Jacketメンズ ジャケット Inkwell [並行輸入品]

しかし、店で現物を触ってみると想像以上にごわごわしていて、重いし着にくい・・・。

しかも、明らかにオーバースペックなので取り止めです。めちゃくちゃ高価だし。

そこで目を付けたのがLTです。

(アークテリクス) ARC’TERYX『Beta LT Jacket』(Triton) (M, Triton)

LTはプロシェルを使っていながら軽量なモデル(345g)なので、ちょっとした雪山にも使えるし、夏山にレインウェアとしても持って行けそうな感じ。汎用性が高いです。

ただ、6万円前後。パンツも欲しいですが合わせると10万円弱になるのでこれも厳しい。悩みます。

次に、SLです。

アークテリクス ARC’TERYX ベータ エス エル ジャケットメンズ BETA SL Jacket arc-5806-black-l [並行輸入品]

SLは2レイヤーのゴアテックスを使用しているのでしなやかで軽いです。とても着やすい。

耐久性はLTには劣りますが、それでもゴアテックスで丈夫です。晴天時の雪山日帰り登山くらいなら問題ないのではないかと・・・。

もちろん、夏山にも持っていける。これで4万円少し。安い(と言っても高いけど)

というようにあれこれ考えて、SLに決定です。

ちなみに、防寒にはレイヤリングが大切。
参考:冬の撮影での防寒対策!マイナス26度で使った上下で7着!ホッカイロが良い!

アークテリクス Beta(ベータ)SLを見てみる

アークテリクスのジャケットは立体裁断が優れているとのことで、床においても全く平べったくならないです。

色はNocturne。ネイビーに少しグレーを混ぜたような色合いです(写真では青っぽいですが)。

サイズはS(日本M相当)です。私は174cm、体重62kgですが、中に中厚フリースを着てちょうどくらい。中にダウンはややきついですが着れます。

胸に始祖鳥の刺繍。かっこいい。

ジッパーはもちろん防水使用です。

袖はベルクロ式で絞ることも可能です。

フードには形を保つ芯が入っています。ぺちゃんとなりません。

フードの深さも絶妙です。

ジャケット裏側は縫い目が丁寧にラミネート加工されています。

全てが丁寧に造られていて見ていて痺れる。

ウェスト部分も絞れます。

ジャケット背面。

すっきりした感じ。

私は日本の正規店で購入したので保証も付いています。

この保証書があれば3年間の保証を受けられます。ただ、全て無償という訳ではなく購入金額の30%の金額までが無償となります。

なので、40000円のジャケットなら12000円まで無償で修理が可能です。

ちなみに、個人輸入すれば約300ドルで購入可能となるようです。5000円以上は安くなるはず。手間を惜しまないなら良いかもしれませんね。

ゴアテックス製品はアイロン掛けや乾燥機を勧めている情報がありますが、この取り扱い説明書を見てみると、アイロン掛けや乾燥機は避けるように書かれていますね。

大事に使おう。

まとめ

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これからアークテリクスSLパンツも購入して冬に備えます!

冬が待ち遠しいです!


  1. おと より:

    ご無沙汰しております!

    アークテリクスいいですね〜〜

    カッコいいですよね〜〜

    その分値札見てビックリするようなシェルもありますよね〜〜

    実は私も昨日同じやつを見に行ってました!

    そしてアークとパタゴニアのクラウドリッジジャケットと悩んだ末に剥離問題も考慮して私はパタゴニアにしてしまいました!

    今でもアークも買おうかと悩んでますので今後使用された感想をブログで書いてください。

    楽しみにしております。

    • ワイズカメラ より:

      おとさん

      コメントありがとうございます:)

      アークテリクス高いですよね!
      おとさんはパタゴニアを買われたのですね!クラウドリッジジャケットもいいですよね;)

      アークテリクスは故障の対応も良いとのことなので、その辺りも考慮しました!
      上下買ったので冬にガッツリ使って感想を書きたいと思います!
      よろしくお願いします:)

      • Oto より:

        昨日から徐々にアークに対する物欲の神が降りてきて困ってます〜〜

        ではでは!

        • ワイズカメラ より:

          Otoさん

          お久しぶりです:)
          コメントありがとうございます!

          アークはいいですよー、買って後悔なしです笑
          ぜひぜひ:)

  2. 通りすがり より:

    本文上から4行目の

    > そこで、憧れだったアークテリクス(ベータ SV)へ買い替えです。

    って書き間違えじゃないですか?ベータSLを買ったんですよね?
    にしてもアークのジャケットは名前がややこしやですねぇ。

    • ワイズカメラ より:

      通りすがりさん

      ありがとうございます!
      間違いでした、訂正させて頂きました:)

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