三脚 機材

カメラ初心者におすすめの三脚とは!?K&F Conceptのコパクト三脚みたいなものが良いかもしれない!

投稿日:2017年10月13日 更新日:

三脚選びって難しいですよね。

特に初心者の方だと何を買えば良いのかなかなか想像できないと思います。

そして、なんとなく買って失敗したという方も多いのではないでしょうか!?

私も全く使いものにならなかったものを含めると、かれこれ6本くらい三脚を買っています。

それでもまだ三脚の買い替えを検討しているくらい。

三脚はあんなに単純な構造に見えるのに、本当に奥が深い・・・。

なぜ、三脚選びは失敗するのか!?

特に、初心者の三脚購入は失敗が付き物です。

これは主に2つの原因があると思います。

価格で失敗する

まずは価格です。

カメラを始めたばかり頃は、三脚に数万円とか考えられませんよね。高過ぎ。しかも、三脚の重要性とかもイマイチわからないと思うので、尚更そう感じると思います。

なので、とりあえず安いものを探す訳です。そうすると1000円とか3000円とかの三脚がたくさん出てきますね。安い。とりあえず買ってしまう。

ただ、これくらいの価格帯の三脚は一眼レフカメラでは高確率で使い物にならなくなります(コンデジくらいなら使えるかもしれませんが)。

華奢だし、機能的にも不十分、また耐久性にも欠けちょっと使うとガタがきます。

私も1000円とか3000円くらいの三脚を買ったことがありますが全然使えませんでした。

というように、三脚の購入は安過ぎるものを選ぶと失敗します

ちなみに、カメラを数年やると「10万円のレンズは安い」とか「三脚は5万円から」みたいな感覚になりますよ。

経験値で失敗する

次に、三脚の使用経験についてです。

初心者の方で三脚の使用経験が無かったり、浅かったりすると、どれくらいのスペックが必要なのか分からないと思います。

カメラとレンズで1kgくらいだから耐荷重1.5kgの三脚でいいかなとか考えて購入すると、これも失敗することが多いです。

こういった感覚は三脚を現場で使い慣れないと分からないですよね。

初心者の頃だと経験値が少ないので必要十分なスペックの三脚を選ぶのが難しいです

これが原因で失敗することも多いです。

では、どうしたら良いのか!?

初心者の方が三脚を買う時は、とりあえず1万円前後の価格帯の三脚を買えば、失敗は少ないと思います。もちろん、評価の低いものは避けて。

最初は三脚で1万円は高く感じるかもしれませんが、1000円の三脚で失敗、次に4,5000円の三脚を購入したけどイマイチ、みたいなことを繰り返していると結局1万円くらいになります。

また、1万円くらいの三脚であれば、そこそこしっかりしています。ちゃんと使用に耐える性能を発揮してくれるはずです。

ただし、これで完璧という訳では有りません。やはり1万円の三脚ではどんなに評価が良くても高価な三脚には敵いません。

なので、もっとシビアな環境で厳密に使いたいとか、大型の大砲レンズやゴツいカメラを使いたい、というよな要望が出てきた時には、更にグレードの高い三脚に買い換えれば良いと思います。

それなら、どんなスペックの三脚を買って良いのか分からないということもないですよね。

もちろん、最初の1本から予算10万円出せるという人は、いきなりGitzoとかRRSを買えば良いでしょうが、多くの人はそうではないと思うので、この方法が一番無駄が少なくなると思います。

私のように三脚を6本も買って、更にまだ買い換えたいみたいなことにはならないはずです。

それで今回、K&F Conceptさんからコンパクト三脚(KF-TM2324)をご提供して頂いたのですが、これが1万円くらいでコスパも高いので、最初の1本にはちょうど良いかもしれません。

簡単に、コンパクト三脚(KF-TM2324)についてレビューしてみたいと思います。

K&F Concept公式:K&F Concept アルミ三脚4段軽量旅行自由雲台三脚(KF-TM2324)

K&F Concept アルミ三脚4段軽量旅行自由雲台三脚(KF-TM2324)

各スペックと感想

まず、専用の三脚ケースが付属してきます。

持ち運びには便利だと思います。個人的にはケースを使ったことはありませんが。

三脚(KF-TM2324)は重さ1856g収納長46cmになります。素材はアルミ製です。

これを軽量コンパクトと考えるか、否か・・・。

私は重い三脚を使い慣れているので、これくらいの三脚は軽量コンパクトだと正直に感じます。ただし、これは人によって感じ方も変わるでしょうね。

とはいっても、アルミ製三脚でこのスペックだと、重さ1856gというのは軽量な部類に入るのは間違いありません。カーボン製三脚だともう少し軽量になりますが、価格が跳ね上がります。

ちなみに、収納した状態だと微妙に脚が閉じ切らないです。

こういうことって他メーカーについてもよくあるんですよね。どうにかならないだろうか・・・。

 

 

では、雲台を見ていきたいと思います。

ノブが2つあり水平方向の回転、それからボールヘッドの回転を独立して操るようになっています。

また、この雲台はアルカスイス互換という方式になっています。

アルカスイス互換はカメラに取り付けるプレートを万力のように締めて固定するタイプです。

こんな感じですね。

雲台の中には他タイプもあるのですが、個人的にはこのアルカスイス互換が一番良いと思います。

理由は、固定力がありガタつきが少ないこと、それから汎用性が高いです。

アルカスイス互換であれば付属のプレートでなくても、例えばL型プレートを別途購入して使うこともできるし、他メーカーのアルカスイス互換のプレートを使うことも可能です。三脚が複数ある時なんかでも、いちいちプレートを交換する必要はありません。

特に、L型プレートはおすすめです。

これがあれば縦構図とかも簡単。

本当に便利。三脚(KF-TM2324)はアルカスイス互換でポイントが高いです。

ちなみに、雲台の使用感としてはボールの動きは滑らかで変に引っかかることはありませんでした。安定性については後述します。

 

 

次に、を見てみます。

脚はレバーの操作で3段階で開脚可能です。

カチカチっと気持ち良く動きます。

この辺は精巧に作られている印象。

そして、三脚(KF-TM2324)の高さにつていです。

このように脚を全段伸ばした状態で高さ約133cmになります(脚は4段)。

私は身長174cmですが、この状態でカメラをセットするとややお辞儀するくらいでファインダーを覗けます。

また、センターポールを全伸ばしすると約158cmの高さになります。センターポール全伸ばしは安定性に欠けるのであまりおすすめできませんが。

最低高は約41cmです。

たぶん、この状態が一番低い感じです。

ちなみに、脚を全開脚するとセンターポールを伸ばす必要が出てくるのでこんな感じになります。

これだと先ほどと同じくらいか、少し高いようです。

センターポールの短いやつを付属してくれると低いポジションで使いやすくなるんですけどね・・・。

ということで、個人的にはもう少し低い位置で使いやすくして欲しいところですが、41cm〜158cmで使用可能というのはコンパクト三脚にしては良好だと思います。

あと、脚のロックはレバー式です。

レバーの質感だとかは廉価な印象ではあります。1万円切る三脚ですからね。

ちなみに、脚のロックについて、他にはナット式というのもあります。

これがナット式。

ナット式は構造が単純なので簡単に分解できます。なので、清掃などのメンテナンスが楽です。海とかで使うと三脚は痛みますからね。分解してしっかり洗えます。

一方で、レバー式は容易には分解できません(物によってはそもそも分解できないものあります)。なので、メンテナンスの点で不利です。あと、たまに砂利を噛んだりもします。

ただ、レバーの開け閉めだけで脚を伸縮できるので操作は楽ではあります。

どちらが良いかは好みですね。

安定性について

それで肝心の安定性ですが、三脚(KF-TM2324)は耐荷重8kgとなっています。

しかし、単純に載せることができる重さと、実用に耐える重さは違いますね。

とうことで、手持ちのカメラとレンズで色々試してみました。

まず、D750(840g)とニコン14-24㎜F2.8(970g)の組み合わせです。合計1900gです。

ちゃんと載るし雲台でもしっかり固定は可能です。

ただ、脚が不安定な感じではあります。屋外で強い風が吹く場合、あるいは低速シャッターを使う場合、自信を持ってブレなくしっかり撮影できるとは言い切れません。

次に、D7200(765g)とタムロン70-300㎜(765g)の組み合わせです。合計1530gです。

これなら使えそうです。

ただ、望遠域になるとやや構図を決めにくい感じではあります。高価な雲台だと望遠域でも構図決めは比較的楽です。

ちなみに、D7200(765g)とニコン200-500㎜F5.6(2300g)でも試してみました。合計3065gです。

これはレンズを載せただけ危なっかしいです。

やはり5,600㎜の超望遠になると無理。

ということで、ニコンだとD3000系、D5000系などのエントリー機(APS-C機)であれば広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズ(300㎜くらいまで)なら問題なく使えそうです。

D7000系などのミドルクラス機(APS-C機)でも同様に広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズ(300㎜くらいまで)なら使えると思います(望遠域だとちょっと使いにくいかも)。

ただ、フルサイズ機とフルサイズ対応レンズの組み合わせは止めた方が良いでしょうね。フルサイズ機でしっかり三脚を使いたのなら、数万円クラスの三脚が必要だと思います。

以上が私のレビューです。

似たようなスペックで有名なところと言ったら、マンフロットbefreeとかがありますが、価格がK&F Concept三脚(KF-TM2324)の倍以上しますからね。なかなか手が出せません。

ということで、この三脚は1本目の候補として良いものです。

三脚 一眼レフ K&F Concept 三脚 軽量 コンパクト自由雲台 4段 アルミ製 ボールヘッド クイックシュー式 レバーロック 三脚ケース付き デジタルカメラ 一眼レフ Canon Nikon Petax Sonyなど用 運動会 登山 トラベル用 ブラック 折り畳み可能 KF-TM2324

まとめ

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三脚の購入は奥が深いですね!

あれこれ経験しないと分からないことも多いですし!

私もさらに経験を積みたいです:)


  1. Labatt より:

    三脚は持ち運びを考えるとなるべく軽いものが良いですね。それから使用を考えるとなるべく重いものが良いですね。この2文に尽きるんじゃないでしょうか。矛盾してます、そりゃ選べないですよ。カメラバッグもある種似てますね。

    K&F Conceptはこの1年くらいでよく名前を聞きますね。中国メーカーらしいですが三脚に関しては中国メーカーが群雄割拠してますからね。私の三脚もその1つだったりします。

    • ワイズカメラ より:

      Labattさん

      コメントありがとうございます:)

      安定性と重さのジレンマはありますね。本当に悩ましいです。
      しかも、どの三脚ももう少しここを工夫してくれれば・・・みたいな点があって、じれったいです!

      K&F Conceptは当ブログのみならず、他ブログにも商品を提供しているようで、何やら頑張っています。
      安いからいいですよね:)

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