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風景写真を上手く撮影する方法!風景写真を成功させる基本事項!

投稿日:2017年1月8日 更新日:

どうしたら綺麗な風景写真が上手く撮れるのか!?

それを実現させる方法は色々ありますね。私もいつも模索しています。

ただ、風景写真ではこういうことを抑えると上手くいくことが多くなるのでは!?という定石みたいなものがあると思います。

今回はそれを私なりにまとめてみたいと思います。

ただし、あまりこだわり過ぎては写真が楽しくなくなってしまいますね。難しいことは考えずに思うままにシャッターを切るのも良いです。

楽しく撮影が一番ですから。楽しく撮影が上手くいくための最大のポイントです:)

そして、すでに全て徹底的にやっているという方はどっぷりカメラにはまっている人でしょうね!

風景写真を上手く撮影する基本事項

ざっと6つのポイントがあります。

天気に応じて幾つかのイメージ

撮影に行く際は必ず天気をチェックしますよね。当然、狙った天気に当たるのが一番です。

それは晴れだったり雪だったり霧だったり色々でしょうが、これは天気を入念にチェックするしかありません。風景写真の最も受動的な部分かと思います。
参考:よく当たる天気予報サイトはどれ!?天気予報に振り回されるのはもう嫌だ!

ただ、これさえ上手くいけば後は自分の腕次第です。

20161220-_dsc9907-hdr

もちろん、想定外の天気でも逆に良かったということもありますね。結構よくあります。これは行ってみないと分からないのでとりあえず積極的に撮影に行ってみましょう。

また例えば、晴れ狙いが曇天だったとか予想外の天気でも、空をカットしたり、長秒撮影したり、ホワイトバラを変えたり、モノクロにしたりと、やりようは様々あります。

なので、狙った天気になった時にはどう撮るのか、また想定外の天気だった時にはどう撮るのか、ぞれぞれの天気に応じてあらかじめ幾つかのイメージを作っておくと惨敗を減らせて成功の確率を増やせます。これは結構大事だなと思います。

時間帯を考える

同じ場所でも朝昼夕夜で違った表情が生まれますね。

日の出前は青味が強く、陽が昇るにつれて赤味が強まります。朝陽は辺りをオレンジ色に染めます。

また、陽が高くなると色味はニュートラル(白っぽい)な色になります。これが一番馴染み深い太陽の光ですね。

そして、夕方にまた赤味を帯び、陽が沈むと青味が強くなります。

撮りたい写真にもよりますが綺麗な風景を狙うのなら朝方が一番だと思います。普段目にしない非日常的な光は幻想的ですし、朝焼け、朝霧、雲海みたいな朝特有の光景も見られます。

20d160912-_dsc5273-hdr

やはり風景写真家なら当然朝を狙いますよね。私も撮影に行く際には最低でも日の出30分位前からカメラを構えて美しい空を狙っています。

次に夕方の時間帯です。

20161203-_dsc9023

夕陽が沈んでからしばらく経った後でも「マジックアワー」と言って美しい空模様が続くので三脚を立てて粘った方が良いことがあります。

このように、撮りたいイメージに合わせて撮影する時間帯をしっかり選ぶことは大切ですね。特に朝は最高です。

光の方向を読む

よくカメラは光を切り取るものみたいなことを言われますが、光の方向次第で写真のイメージも随分と変わるものです。

順光は露出調整も比較的簡単で撮影しやすいです。また、色がはっきり出ます。風景写真なら空の青や野山の緑も色鮮やかに撮影できます。

20150717-DSC_4354

ただし、陰が目立たないので立体感は乏しくなる傾向にあります。あまり変化の出ない光です。

次に、サイド光は被写体の陰影が目立ちます。なので、明暗のはっきりした立体感が生まれやすいです。

ただし、日中の強い光だと陰がきつく出来過ぎます。結果、陰がただ真っ黒に。なので、結構難しい光ではあります。しかし、朝夕の柔らかい光を狙えば撮影しやすいです。

2016x1018-_dsc6947-edit

これは朝方にサイド光で撮影しましたが、木々の枝葉に光が当たり色も陰影も美しいです。

最後に、逆光は露出が難しいですが風景写真では積極的に狙いたい光です。太陽を画面に入れれば光や陰の具合に強いインパクトが生まれます。

201610jh05-_dsc6593-hdr

また、逆光なら被写体をシルエットにしたり、透過光(花びらや葉を透かす)を用いたりと表現方法も多彩です。

ただし、逆光の場合はしっかりとした現像も必要です。

以上のように、同じ場所でも撮影する時間帯によって光の方向が変化し写真の印象も大きく変わるので、この点も十分考慮すると良い結果を得られるかと思います。

メインポイントをはっきりさせる

特徴のない写真は目を引きませんね。なので、写真の中でメインポイントをはっきりさせることが必要です。メインポイントという名前は私が勝手に呼んでいるだけですが、つまりは見るものに訴えかける何かです。

カメラを向ける以上、何かしら目に止まった物や事がありますよね!?まず、それをしっかり意識することが大切だと思います。それがメインポイントとなります。そして、そのメインポイントが写真の中で一番活きるように構図や撮影方法などを工夫します。

具体的な方法としては、例えばメインポイントを大きく写すようにする、メインポイントを手前側に配置する、メインポイントよりも目立つもの(メインポイントよりも大きいもの、明るいもの、鮮やかなもの等)をフレームから排除する、などがよくある方法です。

写真は引き算余計なものは写さないということですね。

これらのことを念頭にカメラの方向、アングル、画角をぐるぐる変えていきます。この際に使っているレンズの特性を知っていると役に立ちますよ。
参考:広角レンズの使い方へのヒント!広角レンズの特徴を活かしてインパクトのある写真を撮影!
参考:望遠レンズの使い方のコツ。望遠レンズの4つの特性を知って良い写真を撮ろう。

あとは長秒撮影してみたりストロボで光を当ててみたりというのも、場合によってはメインポイントを目立たせる有効な撮影方法となりますね。

2017-01-08-13-23-19

そして、このことを何となく意識して撮影できるようになれば、今度は前景に何かを配置してみたり、圧縮効果やパースペクティブを使ってみたりなどテクニックを用いて写真に少しずつ肉付けして行けば良いと思います。

よろしければ、以下のリンクも参考にしてくださいませ:)
参考:一眼フレで風景写真の参考に。「IPHONE写真に奥行き感を与える 5つのコツ」が一眼レフカメラにも参考になる。

何通りも撮影して持ち帰る

デジタルなので何枚撮影してもコストはかかりませんね。

レンズを変え、構図を変え、露出を変え、絞りを変え、シャッタースピードを変え、ボカすかボカさないか、横のものを入れるか入れないか、何通りも撮影して数多く持ち帰りましょう

選択肢が多い中から後で選ぶことはできますが、後から選択肢を増やすことはできません。手持ちのカードは多い方が優位です。撮影の段階で選択肢を出来るだけ増やしておくと良いと思います。

私はいつもちょっとづつ変えた写真を大量に撮影して持ち帰りますが、それでも後で「こうしておけば良かったな」みたいなことがいつもです。

なので、色々変えて何通りも撮影です。

しっかり現像する

ネットやSNSとかで見かける綺麗な写真。こういった写真の殆どはRAWで撮影し現像で明るさや色味などを調整しています。

私もカメラを初めた当初はJpegのみの撮って出しでしたが、RAWで撮影し現像するようになってからずっと写真が良くなりました。

また、ホワイトバランスやちょっとした明るさの加減など細かなことは撮影時に気にしなくても良くなったので撮影自体もかなり楽になります。

なので、一眼を使っているのならRAWで撮影して現像してみると良いと思います。

FullSizeRender

そして、この場合は現像ソフトが必要となります。

メーカーの無料ソフトでも良いですが、AdobeのLightroomがはやり機能的です。

Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン(Photoshop+Lightroom) [2015年度版] 12か月版 Windows/Mac対応 [ダウンロードコード]

最初は使うのが難しいかもしれませんが、慣れてくればかなり細かな作業も可能となるので写真撮影の強い味方となってくれますよ:)
参考:「Lightroom 5・6」の使い方がわからない。そんな時「Lightroom 5 プロフェッショナルの教科書」がとても良い。

まとめ

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以上の6点が風景写真を成功させる基本事項だと思います。

もし、どれか一つでも抜けていることがあれば、ぜひ次から撮影に取り入れてみてくださいませ:)


  1. 北街角 より:

    主さん、こんばんは^^
    なかなかコメントできませんでしたが、いつも楽しみに拝見させていただき、記事を参考にさせていただいて、自分なりに色々と撮影をしてきた昨年でした^^
     今年も、更新楽しみに、又参考にさせていただきますので、よろしくお願いします。

    • ワイズカメラ より:

      北街角さん

      お久しぶりです:)コメントありがとうございます!

      また今年もコツコツブログを続けてきますので、よろしくお願いします:)

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