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自由雲台のメンテナンス。ボールの滑りが悪いのでグリスを塗ってお手入れしよう。

投稿日:2015年8月10日 更新日:

最近、自由雲台のボールの動きが悪くなってきました。キーキーと音も鳴ります。

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何となくグリスや潤滑油的なものを補充してお手入れするのだろうなとは想像付きますが、下手なものを塗って失敗したら大変です。

なので、実際に自由雲台をメンテナンスしたので、まとめておきたいと思います。

自由雲台のメンテナンス

順を追って見てみたいと思います。

必要なもの

まずは何を塗るかです。

自由雲台専用グリスというものがネット上で販売されているようです。しかし、それでなくても「リチウム石鹸基のグリス」であれば問題ないようです。

「リチウム石鹸基のグリス」と聞くと、何それって思うかもしれませんが、広くホームセンターなどで販売されている「万能グリス」がそれです。

TRUSCO リチウム万能グリス 80g #1 TCG80L11P

私はホームセンターで買いました。どこでも販売されていて、しかも安いです。
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「リチウム石けん基グリース」と書かれています。これ以外の油脂類を使ってしまうと雲台のボールを痛めてしまうので注意が必要です。

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あとは不要になった靴下などのボロ布、爪楊枝、机に敷く新聞紙などが必要です。

では作業開始です。

汚れを取る

机が汚れないように新聞紙などを敷いて作業します。

まず初めにボール全体を布で拭いて汚れを取っていきます。
IMG_8164

カメラ台を倒してボールをグルグル回しながら丁寧に拭きます。

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そこそこ汚れていたみたいです。

グリスを塗る

次に爪楊枝に米粒大のグリスを取ります。

IMG_8168

そして、ボールに少しずつ置いていくように全体に塗っていきます。

IMG_8170

塗れました。

FullSizeRender-4

拭き取って汚れを取る

先ほど塗ったグリスを布で拭き取ります。

塗ったグリスを拭き取ることでボールの汚れを完全に取るためです。この汚れを取るという作業がとても重要です。
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またグルグル拭き取っていきます。

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最初よりも汚れが取れました。

ボールの汚れがひどい場合は、この作業を複数回繰り返します。

仕上げでグリスを塗る

汚れをきれいに落としたら、仕上げで米粒大のグリスをボールに爪楊枝で塗ります。
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最後のグリスは完全には拭き取りません。

ただ、ベトベトし過ぎていると埃が付着しやすくなったり固着したりすることもあるので、余分な物は拭き取ります。多分ですが、以前よりも埃が付着しやすくなったと思うので、今後は定期的に手入れが必要になりそうです。

これで自由雲台のボールのメンテナンス完了です。
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買った時のように滑らかに動くようになりました。もちろん、ネジを締めればピタッと止まります。

この作業を年間4回ほどした方が良いみたいです。ということは、この雲台を使い始めて約3ヶ月経っていたので丁度メンテナンスのタイミングでした。

まとめ

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一通り道具のメンテナンスをすると気持ちの良いものです。そして、定期的にメンテナンスを続けることで物を長く使うことができます。

よろしければ参考にしてください。


  1. mickey より:

    こんにちは
    色々な摩擦する部分に潤滑材を試した結果
    私の経験ではグリス系統はベタベタして
    埃が付きやすくなる傾向です。
    また、時間とともに固まって動きづらく
    なることもありました。

    車のブレーキパッド等の部分には熱に強い
    リチュームグリスを使っていますが
    通常の潤滑にはシリコンスプレーを吹いて
    余分なスプレーを拭き取って使用しています。
    速乾性なのでベタ付きもありません。

    いかがでしょうか?

    • カメラ初心者 より:

      mickeyさん

      こんにちは、こめんとありがとうございます。

      確かにグリスは埃を集める印象です。よく自転車にグリスを使っていましたが埃で汚れていました。

      今回はグリスをボールに付けた後、余分なグリスを丁寧に拭き取ったので、多少ペトペトはしましたが気になる程ではありませんでした。
      ただ、埃は今までよりは付着しやすくなったと思うので、定期的に拭き取りが必要になると思います。

      シリコンスプレーという手もあるんですね。今度使ってみたいと思います:)

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