読了時間4分
星空撮影の失敗。
インターバル撮影と比較明合成の撮影方法を覚えてから何度か星空の撮影に行きましたが、思うような結果は得られていません。そこで、失敗の原因と対策を考えてみました。
ピント合わせにはこちらを参照ください。
星空撮影。意外と知らない事前準備と星へのピント合わせのコツ。
天気。
星が出ているから晴れていると思っても、撮影してみると結構、雲が多いということも多々あります。これは運しだいなので対策使用がないですが・・。
この写真の時もいい感じに星が出ていると思いましたが雲が多くて撮影できませんでした。
三脚を水平にするのが難しい。
三脚を設置するのは舗装路の上とは限らないです。むしろ土の上とかガタガタの地面の方が多いです。そういった場所で暗闇の中、三脚を設置してカメラを水平にするのは至難の業です。三脚には水準器がついてますが小さくて使いずらいです。試し撮りしながら調節するのも、何回も繰り返しが必要で手間がかかります。そこでいい方法を考えました。もう皆さん実践済みかもしれませんが・・。
カメラの機能に水準器というものがあります。これを使えば三脚の見づらい水準器や試し撮りも必要ありません。カメラのディスプレイを見て簡単にカメラを水平に設置できます。
NikonD7000の場合の設定は、「メニューボタン」→「セットアップメニュー」→「水準器表示」です。
星の位置がわからない。
特に比較明合成をしたい場合、星の位置や方角を確認するのはとても大切です。それによって、星の周り方が違うからです。皆さんも、北の方にある北極星を中心に夜空は回るということはもちろん周知かと思います。
が、しかしです。北極星探せますか?たぶん、カシオペア座や北斗七星をもとに探すという方法をご存じかと思います。私も知ってます。でも、なかなか難しいです。私は、北極星を探せませんでした。星は思いのほか暗いし、数も多いです。この方法で、探せたとしても時間がかかると思います。そこでアプリをお勧めします。
スマホをお使いでしたら、星座表の無料アプリがたくさんあります。これを使えば、スマホを空にかざすだけで何の星がどこにあるのかすぐにわかります。かなり便利です。ちなみに北極星は、小熊座にあるポラリスという星です。
こんな画面でどの方向に何の星があるのかすぐにわかります。
カメラの方向を決めるのが難しい。
スマホを使い、星の位置はわかったけれど、その方向にきちんとカメラを合わせるのもなかなか難しいです。上下左右に、カメラが思ったように、星の方に向いているかわかりせん。何枚も試し撮りをしたりと大変です。そこでなんといい方法を思いつきました。
写真のように、カメラの液晶にスマホを手でくっつけてカメラを調節するのです。すいませんが、これだけです。そうすればスマホの向いている方向が、すなわちカメラが向いている方向になります。スマホに写っている星がカメラにも写るはずです。画角など色々違いはあるので試し撮りも必要ですが、何もしない時よりずいぶん楽になるかと思います。
構図。
木や建物や山など何か被写体がないと比較明合成の場合、写真はただの模様になります。上の写真のように、私はただ空だけ写して模様になってしまいました。失敗です。やはり、何か映える被写体がないとちゃんとした写真になりません。予め下見が必要です。
これが私の星空撮影に失敗と反省です。よろしければ参考にしてください。
後に撮影で成功した、記事です。「ぐるぐる星空の撮影成功。インターバル撮影と比較明合成でやっと上手く撮影できた。 」。
先日初めてチャレンジし、難しさを痛感している所でこの記事を拝見しております。
とても参考になりました。あと数日早くwisecameraさんの記事を発見出来たら良かったです(笑)私の出来上がりは雲が多かったり残念な部分も多いのですが、初めての試みに少し満足しております。
これからも参考にさせて頂きます。宜しくお願い致します。
keiさん
コメントありがとうございます!
参考にして頂けて嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします:)