三脚 機材

三脚戦国時代!?似た三脚が多すぎる問題。

投稿日:2022年6月1日 更新日:

60年以上の歴史を誇る国産三脚ブランドVelbon(ベルボン)が新い三脚シリーズを発売したらしいですね。

それで早速見てみると、なんだか見覚えのある感じが・・・。

最近は似た見た目、似たアピールポイントの三脚が多く、三脚を選び難くなっているのではないかと感じています。

ということで、今回はそのことについて思ったことをつらつら書きたいと思います。

三脚メーカーの王様と似たメーカー

三脚ではGITZOとRRSが2大巨塔だと思っています。

それで、なぜかGITZOに似た三脚はあまり見かけないように思います。GITZOの基部のデザインとか独特ですよね。

一方で、RRSにインスピレーション!?を受けたような三脚がやたらと多いです。

Velbon(ベルボン)、Leofoto(レフォト)、AOKA(アオカ)、ARTCISE(アートサイス)、INNOREL(インノレル)、CAVIX(カヴィックス)、ざっと調べただけでこの辺のメーカー
が似ています。

もちろん、三脚は単純な形なので似てしまうのは仕方ないことだと思います。機能性などについても突き詰めた結果、似たようなものになってしまうこともあるでしょう。突拍子もないデザインや機能性は大衆ウケしません・・・。

それぞれのメーカーをさらっと紹介

RRSにインスピレーション!?を受けたような三脚、Velbon(ベルボン)、Leofoto(レフォト)、AOKA(アオカ)、ARTCISE(アートサイス)、INNOREL(インノレル)、CAVIX(カヴィックス)について、さらっとメーカーの概要を確認したいと思います。

Velbon(ベルボン)

ベルボンは三脚用品の製造と販売をしているメーカーで1955年に設立されています。本社は東京都中野区にありました。

2020年にハクバに事業譲渡され同社の一部門となり、のちに法人としても同社に吸収され、現在はベルボン株式会社は存在しません。

しかし、ベルボンというブランド名は残っているようですね。それでベルボンブランドが新発売したハイエンドカーボン三脚「カルマーニュ」シリーズ3種が以下です。

画像参考:ハクバHP

初のアルミ削り出しボディとエレベーターレス構造を採用しているようです。

60年以上の歴史を誇る三脚ブランドの技術の結晶ということになりますが、なんだか既視感がありますね。

【Amazon.co.jp限定】Velbon(ベルボン) 大型カーボン三脚 4段 カルマーニュ N743 MT AZ 脚径:約32.5mm エレベーターレス アルカスイス互換シュー付 自由雲台セット 10層カーボン脚 トルク調整機能 AMZCM-N743MT

Leofoto(レフォト)

Leofotoは2014年に設立されたメーカーで、中国の広東省深センの近くにある中山市に本社があります。

コスパの良い三脚として知名度を上げ、SNSでも使用している方を多く見かけます。

画像参考:Leofoto HP

Leofotoの三脚が発売された当初は、SNSでも物議が見られましたね。RRSに寄せ過ぎではないかと・・・。

ですが、今ではすっかりカメクラの中に浸透しています。やはり本家のRRSは非常に高価です。Leofotoはお手頃価格なのに、なかなかのスペックということで、魅力を感じた人が多かったのではないかと思います。

現在、レンジャー、アーバン、サミットという従来からあるシリーズに加え、マンバ、ポセイドン、アテナ、ミスターQなどといった新シリーズが増えています。驚くほど豊富な種類の三脚が揃っていますね。中国メーカーの中でも頭ひとつ出ている感じです。

レオフォト LS-324C+LH40レンジャー三脚雲台セット

AOKA(アオカ)

AOKA(アオカ)は2010年に設立された中国の写真機材メーカー。

意外にもLeofotoよりも設立年は古いです(この辺の中国メーカーはOEMを手掛けていたりするので、単純に設立年だけでは比較できないかもしれません)。

画像参考:AOKA HP

やはり雰囲気が似てますよね。

日本国内でも2022年6月から正式に販売を開始しているようですが、まだラインナップはそれほど多くないようです。これから増えてくるのでしょうか!?

AOKA カーボンエクスプローラー三脚 (4段 カーボン径32mm KF324C+BH40)

ARTCISE(アートサイス)

ARTCISEは2016年に中国の広東省深センに設立された写真機材メーカーです。ブランド名のARTCISEはArt(芸術)とPrecision(精密)からの造語らしい。

画像参考:ARTCISE

RRSに似ているというかLeofotoに似てますね。価格はLeofotoよりも安いです。

ちなみに、中国メーカーは三脚に一脚機能を付けるのが好きなようで、この三脚もそれです。個人的には一脚機能はいらないなと思います。

ラインナップは充実してるとは言えませんが、これから増えてきそうな感じ。

カーボン 三脚 大型トラベルカーボン三脚 32.5mmパイプ径 全高2150mm ARTCISE デザイン 4段 ナットロック式 一脚可変式 カーボン三脚 低重心40mmボール雲台付き 全景720度回転 クイックシュー 取り出し可能の中心軸 付き 大型カメラビデオ 三脚 キット耐荷重20kg プロフェッショナルレベル撮影機械デジタルカメラ 一眼レフカメラ Canon Nikon Petax Sonyなど用 収納バック付き 旅行用 持ち運びに便利 CS80C

INNOREL(インノレル)

INNORELも中国深セン市を拠点に置くメーカー。INNORELはInnovative(革新的)とreliable(信頼出来る)からの造語らしい。造語好きですね。

画像参考:INNOREL

これも激安です。

また、これもLeofotoに似ている。

INNOREL KTシリーズ カメラ 三脚 カーボン 一眼レフ三脚 (32.5MMパイプ径, 三脚雲台キット)

CAVIX(カヴィックス)

CAVIXは2016年に設立された中国のカメラ機材メーカーです。

画像参考:CAVIX HP

ぱっと見でARTCISEやINNORELの三脚と判別しにくくなってきました。

こちらは日本ではまだそれほど販売されていないようです。

CAVIX W254D1Cポータブルクロスマーク炭素繊維双全景雲台三脚セットD30を含む【並行輸入品】

似たアピールポイント

これらのメーカーの三脚は見た目だけでなく、アピールポイントでも主張が似ています。もちろん、似るにの仕方のないことですが・・・。

ざっと要約すると以下の点です。

  • エレベーターレスで軽量コンパクト
  • 10層カーボンファイバー
  • 拡張性
  • 雲台は低重心

それぞれのメーカーで様々な三脚シリーズが展開されていますが、どのメーカーもエレベーターレス構造の三脚があります。エレベーターレスにすることで剛性と携帯性を高めているらしい。

畳んだ時に胴回りが細くなるアピールをしてきます。

 

次に、どのメーカーも10層カーボンであることを主張します。本来カーボンが何層なのか知りませんが、ここまでくると10層カーボンが標準仕様ですね。

 

そして、どのメーカーもスマホ付けられる拡張性を備えている点を主張しています。

活用している人はそんなに多くないイメージですが。

あとは、低重心雲台がセットであることが非常に多いです。確かに低重心雲台は見た目もかっこいいですよね。

 

と言うように、性能が似ているものが多く、性能の無個性化!?を感じなくもないです。何を決め手にして買えば良いのか・・・。

結局どれが良いのか!?

結局、どの三脚が良いのか!?

この中で私はLeofotoしか使ったことがありません(良い三脚でした)。なので、どれが良いかは分かりません。

と言うことで、単純に「重さ、高さ、耐荷重、価格」について、カタログスペックだけを比べてみたいと思います。

比較する三脚は「エレベーターレス構造、最大径32mm、4段」という、どのメーカーにもある標準的な中型三脚を取り上げます。

重さ

三脚は軽い方が良いです。軽いは正義。

今回はセットになっている雲台込の重さで比較しました。脚だけの重さが分からないメーカーがあったので。

結果は以下の通り。

最も軽量なのがVelbonとなりました。ただし、上位3つは大きな違いはないですね。

ちなみに、最も重いARTCISEは全高が最も高く、2番目に重いINNORELは雲台のボール径が44mmになっています。

高さ

高さについては雲台込で比較します。全高/最低高です。

全高順に並べるとこのような感じです。2番目以下はほとんど変わりませんね。

VelbonとINNORELは全高の割に収納高が小さいなと思います。

耐荷重

耐荷重は脚についてです。雲台の耐荷重ではありません。

耐荷重については各メーカーで計測の仕方が違うようなので一概に比較はできませんが、どのメーカーも数値的には十分かなと思います。

もちろん、実際に使用してどのように感じるかは別かもしれませんが・・・。

価格

価格は基本的に現時点(6月1日)でのAmazonを参考にしています。AOKAはAmazonでの取扱がなかったので公式HPの販売価格です。CAVIX の価格は分かりませんでした。

現時点(6月1日)ではLeofoto(LS-324C+LH-40)の価格が最も高いです。Leofotoは安いというイメージでしたが、最近はそうでもないのでしょうか!?

この中で唯一の国内メーカーであるVelbonが頑張っています。性能面でも申し分なく、この価格は魅力的だと思います。

AOKAはもっと価格が下がりそうな気がします。INNORELは大きさの割に少し重い気がしますが、本当に安いですね。

感想

性能面で1番安定していそうなのがVelbon(N743 MT+QHD-V40)です。完成度が高そう。価格も抑えられているように思います。

Leofoto(LS-324C+LH-40)は性能面でも良さそうですが、いつの間に高価格になっていました。

あとはAOKA(KF324C+BH40)とINNOREL(CT85C+N44)が面白そうだなと思いました。 INNORELは2万円台ですからね。スペック的にもそこそこ良さそう(実際に使用しないと分からない点もありますが)。

ちなみに、アフターサービスがしっかりしているメーカーを選ぶことも大切です(コメントにて指摘あり)。後々、部品が必要になることも少なくありませんからね。この点では国内メーカーのVelbon、国内代理店がしっかりしているLeofotoに利点がありそうです。

 

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まとめ

選択肢が増えるのはユーザーとしては嬉しいですね。有名なメーカーに似せて、知名度が上がったらオリジナルな三脚を出すというのが流れなのでしょうか!?


  1. ごっちゃん より:

    ARTCISEをサブとして使用していますがメンテ部品が出ないのが難点です。その点、Leofotoは代理店経由で購入したものであればメンテ部品が出るのが良いところだと思います。購入の際は国内に代理店があるかも選ぶポイントにした方がいいと思っています。

    • ワイズカメラ より:

      ごっちゃんさん

      アフターサービスも大切ですね。
      確かにLeofotoは国内代理店のサービスが迅速なのでメリット大きいですね。

  2. mickey より:

    ARTCISE(Cs80c+UB40)・・・約170mm/約210mm(収納高690mm)
    全高がまちがっているような。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      0がひとつ少ないですね笑
      訂正しました。ありがとうございます!

  3. LaBatt より:

    私はベルボンの三脚持ってますけど、ハクバに譲渡される前の商品でして、今発売されてるものとはだいぶ仕様が違うようですね。だいぶ仕様が中国メーカーに合わせてきているようですね。そのせいか?価格も安くなったようです。ただアフターサービスがその間に色々不便になりまして値上げもされています。

    私が写真趣味始めたころは上記で存在したのはベルボンだけですからすっかり戦国時代ですね。まあ国内メーカーが苦戦するのは分かりますね。レンズ・ボディはまだ大丈夫でしょうがフィルター系もこれからは大変じゃないでしょうか。

    • ワイズカメラ より:

      LaBattさん

      ベルボンがなくなるとか驚きです・・・。

      フィルターも中国メーカーがすごいですからね。
      Kenkoも苦戦するかもしれませんね。

  4. はすかっぷ より:

    私は平地用にベンロ、登山用にフォトプロ、どちらも古いけどカーボン8層です(^o^)
    人と被らないし私が使うには充分な性能です(*^-^)

    • ワイズカメラ より:

      はすかっぷさん

      ベンロもフォトプロも良いメーカーですよね。
      最近はどのメーカーもオーバースペック気味だなと感じています。スペック盛らないと売れないのでしょうか・・・。

  5. Witch より:

    変わったデザインだとピークデザインくらいでしょうか
    余り使ってる方は見ませんが
    三脚も生涯保証なんですかね

    • ワイズカメラ より:

      Witchさん

      ピークデザインの三脚はあまり良い噂を聞きませんね・・・。
      生涯使い続ける人もレアかと笑

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