その他 機材

やっぱりカメラ機材は軽い方が良い訳!ミラーレス化や機材見直しで感じる軽さのメリット。

投稿日:2019年2月19日 更新日:

私が初めて一眼レフカメラを手にした6年ほど前は、まだまだミラーレスカメラは一眼レフに遠く及ばないものでした。

しかし、ここ最近で一気にミラーレス化の波が押し寄せています。その波に乗り私も機材をミラーレス機(Zマウント)へ移行途中です。

それで、Z6を使い始めてまだ3ヶ月しか経っていませんが、やっぱり軽い機材は良いなと感じます。今回は最近感じている軽い機材のメリットについて書いてみたいと思います。

もちろん、レフ機もシャッターの感触や重厚感など、それはそれで良さはありますが。

ミラーレス化や機材見直しでどれくらい軽量化するか

まだZマウントへ移行途中ですが現段階で以下のように機材が軽量化します(広角ズームはこれから)。

  • D750(840g)→→→Z6(675g)
  • 24-70㎜f2.8E(1070g)→→→Z24-70㎜f4S(500g)
  • 14-24㎜f2.8(970g)→→→Z14-30㎜f4S(485g)

合計2880gだったのが合計1660gになり1220gも軽くなります。およそ42%のダイエットです。人に例えると体重60kgの人が34.8kgになるってことですからね。ガリガリです。

これはミラーレスになったことでの軽量化という要因もありますが、どちらかというと機材の見直し(開放F2.8からF4へ)を行ったことの方が大きいかと思います。Fマウントで開放F2.8のズームを使っていて、そこまで必要ないなという結論に至りました。

最近ではよくZ6+24-70㎜f4Sという組み合わせで使いますが、本当に軽くて良いなと思います。では、具体的に軽い機材にはどんなメリットがあるのか。

軽い機材のメリット

負担が少ない

まずは、何と言っても体への負担が少ないことです。

D750+24-70㎜f2.8Eだと約1.9kgですが、Z6+24-70㎜f4Sなら約1.2kgです。その差は700g。これだけで疲れ方が全然違います。

私は登山も趣味にしておりそこそこ体力はある方ですが、D750+24-70㎜f2.8Eを手で持っていたり、首や肩から下げて行動していると少しずつ疲れが蓄積して行きます。一方でZ6+24-70㎜f4Sは手持ちでも疲れない。

疲れないので撮影がより楽しいです。

登山やトレッキングなどでは大きく重いカメラはバッグにしまって行動することが殆どでしたが、Z6+24-70㎜f4Sなら小さく軽いのでもっと積極的に使えます。カメラをバッグにしまうと撮影が面倒になりますからね。

また、カメラバッグのスペース的にも余裕が出ます。

今では何でこんな大きく重たい機材を一生懸命持ち歩いていたのだろうと拍子抜けしています。早くレンズを全部入れ替えたいです。

周辺機材もグレードダウン可能

カメラやレンズを軽くすると三脚などの周辺機材もグレードダウン可能です。

今、私は脚にGitzoシステマ3型と雲台にアルカスイス Z1を使用していますが、実際のところZ6にF4レンズだとオーバースペック気味です。もっとランクの低い脚と雲台で十分。

カメラが軽いので1万円ちょっとくらいの三脚でも十分なんじゃないかと思うくらいです。実際は使ってないので無責任なことは言えませんが、本当にそれくらに感じます。

カメラバックや他の機材などに関しても同じことが言えるので、全体的に軽量コンパクトになるし、財布にも優しくなります。

破損リスクの低減

機材が軽量コンパクトなら破損リスクも少ない

例えば、三脚にカメラを載せても重心が高くなりにくいので転倒のリスクも少なくなります。三脚を倒してしまったという苦い経験のある方も少なくないはずです。

また、カメラやレンズが大きと様々な場所にぶつけてしまうこともありますが、機材が軽量コンパクトならその可能性も減ります。

個人的には、フルサイズ機や大三元レンズなどの重たい機材を使いだした当初は、手から機材が滑り落ちそうな感覚が強くあり、それがとても嫌でした。

機材が小さく軽くなると余計な心配がなくなりますね。

大袈裟じゃない

私は大きくゴツいカメラやレンズを振り回すのがカッコイイと思っていた時期がありました。なにか写真が上手い人に見えるみたいな感覚があったのかもしれません。

ただ、最近はちょっと大袈裟ではないかと思うようになりました。人の多い場所で大きなカメラを持っていると、気合い入り過ぎな感じがして人目が気になります。

その点、ミラーレスカメラならスタイリッシュ!?で変に目立ちません。また、余計な力も抜けて気楽に撮影を楽しめます。

 

という事で、最近は軽いは正義になっています!

Nikon ミラーレス一眼 ニコン Z6 24-70+FTZマウントアダプターキット Z6LK24-70FTZKIT

 

 

スポンサーリンク

まとめ

もちろん、レフ機にも良さはありますが、今のところ軽くて小さいミラーレスの方がメリットが大きいなと思っています!

早くZレンズを揃えたいです!


  1. Labatt より:

    重い軽いを不平言うとベテランカメラマンに「体力つけろ」で一蹴されてしまうのかもしませんが、単純に大きい事によってバッグの容量を食うことがネックに感じることは多いですね。ただ山岳写真家のブログで指摘されてましたが小さい機体にボタンが凝縮されると操作性の面でネックになる可能性はありますね。その点はバッテリーグリップが解決するのかもしれませんがニコンはそっち方面のアクセサリー情報はまだ聞かれませんね。

    キヤノンとフジフィルムを使ってるプロの人が「キヤノンの一眼を向けると農家の人なんかは身構えるけど,フジのミラーレスだと小さい分、身構えずに自然な表情が撮れる」みたいなこと言ってました。子供を写真に撮る場合にも当てはまるかもしれません。

    まあ私の場合は小さいカメラよりでっかい大砲レンズだと、いざ森で熊に出会ったときに逃げてくれるだろうか・・・なんて可能性の方が興味があったりしますが(笑)

    • ワイズカメラ より:

      Labattさん

      バッグの容量を食うというのはその通りですね。登山などでは食料でもなく防寒具でもないものに、ここまでのスペースと重量を割くのはリスク以外の何物でもないですからね。
      操作性に関しては、厚手グローブなどするとかなり使いにくいでしょうね。これは仕方ないのかもしれません。そういえば、当初、バッテリーグリップの開発を宣伝していましたが全然出てきませんね。

      でかいカメラはみんな身構えますよね。小さいカメラでさっと撮った方が自然です。
      それなら熊用にハチゴロウあたりを検討してみます笑

  2. mickey より:

    先日、十勝川温泉の彩凜華を撮影に行って来ました。
    かなりの混みようで、展望デッキに上るのも大変で
    上った後も、人混みで前には進めないので
    新聞記者のように、片手でカメラを高く持ち上げて
    液晶を見ながら連写してきました。

    その時は、α7SM2(627g)+55mm F1.8(281g)
    1Kgを切るシステムを選択して正解でした。
    本当は、クロスフィルターの径が合うのは、そのレンズだけ
    だったのですが。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      やはり片手で使える小ささは大きな利点ですよね。1kgを切ればかなり機動力が増すでしょうね。
      ただ、クロスフィルターの都合でしたか笑

  3. Kazui68 より:

    いつも役に立つ情報ありがとうございます。
    私も少し前からF4のレンズを使っています。
    F2.8に比べてかなり軽いので重宝しています。
    私はF5.6で撮影することが多いのですが、F2.8のレンズをF5.6で使用する場合とF4のレンズをF5.6で使用する場合とで、同じF値なのに少し違いがあるような気がしています。
    私の場合はレンズメーカーが違うからかもしれませんが、同じF値なのにピントの合う範囲が違うような気がします。
    また時間があるときにF2.8のレンズとF4のレンズの検証をしていただけると嬉しいです。

    • ワイズカメラ より:

      Kazui68さん

      こちらこそいつもありがとうございます!

      同じF値なのにピントの合う範囲が違うですか・・興味深いですね。
      確かに、この辺はレンズによって違いがあるのだろうと思います。
      ちょっと機会があれば試してみたいと思います:)

  4. mickey より:

    こちらの記事とは関係ないのですが、先日一眼レフを使用の方から
    露出補正ついて聞かれたのですが、私はEVFを使うようになってから
    ほとんどマニュアル撮影となり、露出補正をしていなかったので
    エ~っと、て感じで少し説明がしどろもどろでした。
    ネットで調べてみると、あまり良い例が無く、濃い青や赤、緑は
    反射率が18%だから、露出補正が必要ないなどの表での説明だけで
    初心者には少し分かりにくいなと感じました。
    同じ被写体を白バックで撮ったものと、黒バックで撮ったものを
    比較して、露出補正の必要性、EVFでの露出補正の簡単さにも
    触れられた記事があったならと思った次第です。

    絞りで一段分F2.8→F4とF4→F5.6に絞ったときに
    ピント範囲が同じような印象を受けますね。
    受けますね。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      EVFだと露出補正しなくなりますよね、私も機会が減りました。
      確かにあまり丁寧な記事はないなという印象ですよね。
      ちょっとできたら書いてみたいと思います。

      ピントは距離によっても範囲が変わるのでいまいち分かりにくいです。
      しかも、ピントが合っている合っていないも、ちゃんと判断できない場合があります。画素数によっても変わりそうな・・・。

  5. こう より:

    F4のコンパクトさもいいんですが、私は旅行中に夜景や暗めの室内で撮ることがあるので、なかなかF2.8を手放せないでいます。
    Wisecameraさんは、NikonがF2.8を出してもF4で行く予定ですか?

    • ワイズカメラ より:

      こうさん

      暗い場所での撮影機会があるなら明るさは必要ですね。

      私は今の所はF2.8が発売されてもF4で良いなと思っています。普段、風景の撮影では絞って使うので。
      星景を撮る時は明るさが欲しいですが、その場合は単焦点(シグマ14㎜f1.8と今後発売されるであろう20㎜f1.8)を使います。

      ただ、望遠系はボケ味が欲しいので、70-200㎜f2.8が欲しいなと思っています。ただ、値段的にF4にするかもしれません笑

ワイズカメラ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

大三元レンズ

いつか買いたい一眼レフカメラのレンズ。Nikonの大三元レンズ。

読了時間4分 Nikonの大三元レンズ。 「大三元」とは麻雀用語で「役満(=麻雀の中での最高点)」を意味する。私も麻雀歴15年近くになりますが「役満」なんて数回程度しかあがったことないです。そして、N …

各メーカーの代表的なPLフィルターまとめ。PLフィルターは1枚あると重宝する。

そろそろ紅葉の季節が始まろうとしています。紅葉の撮影ではPLフィルターがあると非常に役に立つ。 それで、私が以前から使っていたPLフィルターがかなり古くなったので、そろそろ買い替えかなと検討しています …

Nikon Z 5とZ 6・Z 7を比較。Z 5はNikonフルサイズミラーレスのエントリーモデル。

2020年07月21日、Nikon Z 5が発表されました。 Z 5はスペック的にはフルサイズミラーレス機のエントリーモデルという立ち位置になりそうですね。 では早速、Nikon Z 5とZ 6・Z …

タムロン70-300mmレビュー。ニコンおすすめ望遠レンズ「TAMRON(タムロン) SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD」!

読了時間3分 前に、「Nikon(ニコン)、SIGMA(シグマ)、TAMRON(タムロン)のおすすめ望遠ズームレンズ。どれがいい? 」を書いて、実際に「TAMRON(タムロン) SP 70-300mm …

ハーフNDフィルターのメリット・デメリット。露出ブレンドかハーフNDフィルターのどっちを使うか!?

近頃は数年前と比べると角型フィルターを使う人が、かなり多くなってきたように思います。それに伴いハーフNDフィルターの使用も多くなっているようです。 私も3年ほど前からハーフNDフィルターを使い風景写真 …

About_me_web_site_name

このブログを運用しているWiseCameraです。北海道の田舎在住、写真と山が好き。まだまだ経験や知識を浅いですがコツコツをカメラ勉強中ですので、よろしくお願いします:)
サブブログ(カメラク)も運営しております。

このサイトについて

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ[ワイズカメラ]はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。