ここ最近、目にすることが多くなった三脚メーカーLeofoto。そのコスパの良さから度々話題になっていますね。
参考:Leofotoの選び方!三脚と雲台をまとめて比較してみる!
そのLeofotoがいつの間にか新モデルを発売していました。その中でもLS-323Cがかなり良い感じです。他にもレベリングベースを搭載したモデル(LS-324CEX、LS-284CEX)が発売されていたりもしています。
私は少し前にGitzoシステマチック3型3段Lを購入していたのですが、この時にLS-323Cが発売されていれば、そちらに揺らいでいたかもしれません。
目次
Leofoto LS-323Cのスペックを見てみる
LS-323CはLeofotoのレンジャーシリーズに当たります。
レンジャーシリーズはセンターポールレス構造にすることで、軽量コンパクトなサイズと堅牢さを兼ね備えたオールラウンダーなカーボン三脚シリーズ。Leofotoの人気シリーズです。
10層カーボンパイプや航空機用アルミニウムの削り出しパーツを採用するなど品質にもこだわりを感じられます。
では、このレンジャーシリーズの上位3本でスペック比較してみたいと思います。
参考:初心者から中級者におすすめの三脚。カメラ三脚の選び方のポイントについて再考!
LS-365C | LS-323C | LS-324C | |
耐荷重 | 20㎏ | 20kg | 15㎏ |
全伸高 | |||
伸高 | 1525mm | 1520mm | 1307mm |
最低高 | 76mm | 95mm | 78mm |
収納高 | 485mm | 650mm | 480mm |
段数 | 5 | 3 | 4 |
パイプ径 | 36/32/28 /25/22 |
32/28/25 | 32/28/ 25/22 |
重量 | 1.92kg | 1.42kg | 1.38kg |
LS-365Cは最大パイプ径36㎜で5段、LS-323Cは最大パイプ径32㎜で3段(新モデル)、LS-324Cは最大パイプ径32㎜で4段の三脚となっています。
大きめの三脚が欲しい場合には、個人的にはLS-323Cが非常にちょうど良いスペックだなと感じます。
パイプ径32㎜で3段
上位にあたるLS-365Cは最大パイプ径36㎜で結構太いですが5段です。そうすると結局、最後の脚が細くなってしまうし、脚の伸縮が面倒だったりします。
なので、やはり4段か3段が剛性と操作性の点でバランスが良いなと思います。
この点でパイプ径32㎜3段のLS-323Cかパイプ径32㎜4段のLS-324Cがちょうどです。
高さ
上記したように脚の太さと段数はLS-323CとLS-324Cが良い感じなのですが、LS-324Cは高さが約130cmしかありません(センターポールなしで)。これはちょっと低いのですよね。
一方で、LS-323Cは高さ152cmあります(センターポールなしで)。三脚使用時はこれに雲台とカメラの高さは加わるので、身長175cmくらいでも余裕でアイレベルを確保できます。また、センターポールも取り付けることができるようなので必要であればもっと高くできます。
総じてLS-323Cはパイプ径、段数、高さともに魅力的です。
ただし、3段であることから欠点もあります。
収納性は低い
脚が3段だと1段分の長さがあるので収納性が失われます。LS-323Cは収納高が65cmなので、他の2本よりも約17cmも長いです。
現在、私は収納高67cmの三脚を使ってますが本当に長いです。特にバッグに横付けする時に邪魔になりやすいですね。F-stopのSUKHA(容量70L)という大型バッグに横付けしても収まりが悪いです。
ちなみに、この点は下にご紹介するLS-324CEXがLS-323Cを4段にしたようなスッペクになっているので、収納高が気になるのなら、こちらを検討しても良いかもしれません。
その他
いちおうLeofoto LS-323Cと似たスペックの他メーカーの三脚と比較してみたいと思います。
それがGitzoシステマチック3型3段LとSIRUI SR-3203です。Gitzoは言わずと知れた高級三脚メーカー、一方でSIRUIはLeofoto同様に中華製の安価な三脚です。
SIRUI 三脚 脚のみ 大型カーボン三脚 3段 SR-3203 【国内正規品】
Leofoto LS-323C |
Gitzo 3型3段L |
SIRUI SR-3203 |
|
耐荷重 | 20kg | 25㎏ | 25㎏ |
全伸高 | |||
伸高 | 1520mm | 1520mm | 1500mm |
最低高 | 95mm | 110mm | 140mm |
収納高 | 650mm | 670mm | 650mm |
段数 | 3 | 3 | 3 |
パイプ径 | 32/28 /25 |
32.9〜 25.3 |
33〜 25.8 |
重量 | 1.42kg | 2.04kg | 2.00kg |
大きさについてはどれもほぼ同じと言えますが、重さについてはLS-323Cが1.42kgで断然軽いです。三脚の大きさを考えても何かの間違いじゃないかなってくらい軽いです。これなら登山にも持っていける重さです。
あと値段が断然安いです(今後変動があるかもしれませんが)。その辺のアルミ製三脚よりも安いのでコスパは抜群(今の所、amazonではなく楽天やヨドバシで売られているようです)。
参考:yodobashi.com:Leofoto LS-323C
ということで、LS-323Cはスッペクと価格のバランスで一つ頭が抜けている感じです。あとは実際に使っての感想が気になるところですね。
Leofotoのレベリングベース搭載型 LS-324CEXとLS-284CEX
Leofotoのレンジャーシリーズでレベリングベースを搭載したカーボン三脚も発売されました。
搭載するレベリングベースは15度まで傾けることができ素早く水平をとることが可能です。
これは便利ですね。
LS-324CEX | LS-284CEX | |
耐荷重 | 15kg | 10㎏ |
全伸高 | ||
伸高 | 1520mm | 1465mm |
最低高 | 103mm | 85mm |
収納高 | 570mm | 520mm |
段数 | 4 | 4 |
パイプ径 | 32/28/ 25/22 |
28/25/ 22/19 |
重量 | 1.56kg | 1.3kg |
Leofoto LS-324CEX カーボンファイバー CF 4セクション レベリングベース内蔵 15°ティルト
LS-324CEXはパイプ径32㎜で4段、高さ152cmで収納高57cm、重さ1.56kgなので、これも性能のバランスが良いと思います。上のLS-323Cを4段にした感じですね。
これでレベリングベース搭載なので使い勝手も良さそうです。
Leofoto LS-284CEX レベリング搭載 カーボン三脚
LS-284CEXはパイプ径28㎜で4段、高さ146.5cmで収納高52cm、重さ1.3kgなので、これもかなり優秀な三脚です。
価格も抑えらています。この重さと大きさなら登山やトレッキングでも持って行けそうですね。
まとめ
以上、Leofotoの大型三脚LS-323Cとレベリングベース搭載モデルのご紹介でした!
どんどん良い感じの三脚が出てきますね!色々と目移りしてしまいます!
あぁぁぁまさに目移りしてきました・・・。
Manfrottoの055で心決めてましたが、今回の記事のLS-323Cもめっちゃいいですね(泣)
055のセンターポールを繰り出せるのはすごく魅力ですが、LS-323Cなら軽いし、最低高も低いし、価格は同じくらいですし・・・これにSIRUIの自由雲台にしようかな(T_T)
三脚沼深すぎです!!
ぽんすけさん
LS-323Cはコスパ半端ないですね。
センターポールを繰り出す機能は長いプレートなどで代用できることもありますよ:)
三脚沼は終わりがないです・・・。
径が太いくて段数が抑えされて安定感では高そうですね
私は最大径を重視してLS-365C使ってますが、一番細い部分でもまぁまぁ太いとは思ってますね
最近はジンバル雲台を取り付けたまま鞄に縛りますが、LS-323Cだと収納高が約1mになって背負うとドアも通れなくなりそうなので便利でも辛いかなーって思います
レベリング三脚なので、ビデオやジンバルを使う事を目的と考えると、私みたいに取り付けたままのズボラ人間にはデカすぎる印象ありますね
美緒さん
LS-365Cは5段目でも径22ミリありますからね。
ジンバル雲台取り付けて収納高が約1mになるのは流石に大変ですね。
私は収納高67cmでさえ長くて邪魔になります。
ジンバルは使ったことがありませんが、設置が大変そうなイメージです。なので、三脚に取り付けたままという方も多いのかと思います。
それで行くと3段の三脚は不向きになるのでしょうね。
LS-323CとLS-284CEX持ってます
両方クイックリリースクランプ付けて雲台外せる様にしてますのでCEXの方はカメラ直付で超ローアングル撮影捗りますよ
あくとうさん
LS-323CとLS-284CEXをご使用されているのですね!
カメラ直付で超ローアングル撮影という方法もあるのですね。
Leofotoも素晴らしい製品を出してくれます:)
安いと言っても5万くらいかな〜と思っていましたが、こんなに安いんですね…!
国内の低地撮影用はこれに乗り換えようかな…
摩耶さん
想像以上に安いですよね:)
私も使ってみたいです!