新ブランド「KANI」の角型NDフィルター・ハーフNDが登場！高精度ガラス製NDフィルターのご紹介！

KANIフィルターのご紹介です。

ここ最近、風景写真を撮っていて必要性を感じているハーフNDフィルター。

また、ニコン14-24㎜のような出玉レンズでもNDフィルターを使って動きを表現したい。

当ブログでも以前から角型NDフィルターやハーフNDを欲しい欲しいと言っておりました。

そんな中、「KANI」という新しいフィルターブランドが立上がりました。そして、一足先にKANI製品を手にすることができたので、早速、KANIブランドの角型NDフィルター・ハーフNDをご紹介したいと思います。

【KANI】HT PRO +MC ND1000 100*100 150*150　角型ハーフフィルター (100*100*2mm)

もちろん、いつも通り感じたことは率直に書きたいと思います。

新ブランド「KANI」の角型NDフィルター・ハーフND

今回、KANIブランドのフィルター4枚を手にすることができました。

また、これ以前に購入していたフィルターもあるので、今手元にある機材を一通りまとめおきたいと思います。

実は、KANIブランドのフィルターを手にする前に、NiSi製のフィルターホルダー（14-24㎜F2.8用）とPLフィルター、ND1000（サイズ150*150）を買っていました。

NiSiホルダーとNiSiフィルター2枚です。

そして、今回そこにKANIブランドのND64・ND1000（サイズ150*150）、ハーフND8・ハーフND8リバース（サイズ150*170）の4枚が加わりました。

左上がND1000で右上がND64、左下がハーフND8リバースで右下がハーフND8ソフトです。

一気にフィルター類が充実。フィルター合計6枚です。KANIとNiSiのND1000が被っていますが。

今のところガラス製角型フィルターはNiSiが先行している感じですが、今後はこの２つのブランドで迷うことがあるかもしれませんね。

では、KANIブランドのフィルターがどんなものなのか!?その特徴は!?

※フィルターサイズには100*100と150*150（ハーフNDだと150*100と170*150）があります。今回、私が使用したのは150*150（ハーフNDだと170*150）です。超広角レンズならこのサイズが必要です。

KANIブランドのフィルターの特徴

KANIはNiSiと同様に中国製ですが、KANIブランドでは素材にドイツ製のガラス、加工する機器は日本製で高精度なものを使用しています。

かなりこだわっていますね。これが私がKANIブランドのフィルターを使ってみようと思った点でもあります。

まだまだ製品情報が少ないのですがKANIブランドのフィルターには以下のような特徴があります。

水や油に強い

角型フィルターを使っているとほぼ必ず手脂が付いてしまいます。ややもすれば指紋だらけ。

また、水滴が付いてしまうことも多いですね。水辺での撮影や雨雪の日の撮影なら水滴は避けられません。

こんな時にKANIのフィルターなら布でさっと拭いただけで簡単に綺麗になります。KANIの表面コーティングは特に優れています。

実際にべったり指紋をつけてみましたが、本当にさらっと布で拭いただけで綺麗になりました。不思議なくらい簡単に綺麗になる。

水滴も玉状に弾き流れ落ちます。

これ本当にすごい。

NiSiもコーティングはされていますがここまでではないですね。KANIのように汚れてもさっと拭いて直ぐに撮影できるのは有り難いです。

ガラスが強い

厳選したドイツのガラスを使用し加工も良いとのことでガラスの強度が高いと言われています。

実際にフィルターを割って比べてみるという訳にはいかないので私には検証のしようがありませんが、NiSiユーザーの中にはもう既に割ってしまったという人も少なくないのでは!?

もちろん、割れないガラス製フィルターといのは存在しないのですが、少しでも強度があり割れ難いというのは重要ですね。

ある程度圧力が掛かっても大丈夫とか、ホルダーにぶつけても欠け難いとか、安心感があるのはポイントが高いです。

塗料が強い

塗料が剥がれ難いというのもKANIフィルターの特徴です。

NiSiを使っている私の友人はレンズ径箇所にフィルターをぶつけてしまい塗料が剥がれてしまったと。私はまだ大丈夫ですがそれを聞いてからかなり気を使っています。

一方で、KANIフィルターはブログを書くために色々いじって、すでにホルダーの淵やフィルター同士ぶつけてしまっていますがとりあえず大丈夫です。塗料は剥がれません。

現場で使っているとフィルターをぶつけたり擦ったりということもあるので塗料が強いというのは嬉しいです。

色被り・色ムラが少ない

色被りの少なさというのがKANIの最もこだわっているポイントのようです。

NDフィルターで長秒撮影していて一番厄介なのが色被りです。現像で除去するもの大変。なかなか色に納得できなくて何度もやり直すことも多いです。ちなみに、NiSiは青っぽく被りますね。

なので、私は長秒撮影した画像の現像作業が一番苦手です。本当に面倒。

しかしながら、KANIのNDフィルターの場合は長秒撮影をしても色被りが少なく元の風景の色に近いです。クリアで綺麗。

また、ハーフNDに関しても非常に滑らかで色ムラが抑えられています。

【KANI】 カメラ用角型フィルター +MC SOFT GND0.9　光量調節用　超広角レンズに対応できる (170*150*2mm)

何枚も撮影はしているのですが、お見せできるような作例がまだないのが残念です・・・。

この色被り・色ムラの少なさはKANIブランドの一番の強みだと思います。

私は実際に、Kenko、NiSi、KANIと3社のND1000を使いましたがメーカーによってこんなに違うものだなと感じました。KANIも全く色被りしないとは言えませんが、この中で一番綺麗なのは確かだと思います。

KANIを使えば真っ白な雪面も美しく撮影できます。

ちなみに上写真のように、昼間に雪の反射のきつい場所で画面に太陽を入れ長秒撮影してみましたが、ゴースト・フレアも出ませんし、もちろん光漏れもありませんでした（NiSiホルダーにKANIのND1000を装着）。

唯一、フィルター裏の遮光スポンジがNiSiにはあってKANIには無いのが気になっていましたが、一通り色々撮影してみても光漏れなど問題はありませんでした。

というように、KANIブランドのフィルターはとても優秀な造りとなっています。しかも、NiSiよりも安いみたい。いろいろ身を削ってカメラマンの懐に優しいようにしてくれているのだと思います。

NiSiと比べてばかりであれですが、品質は優れていると思います。

KANIフィルターは良い！これからこんな風景を撮りたい！

ということで、これから角型NDフィルター、ハーフNDを検討しているのならKANIブランドのフィルターが良いです。

また現在、NiSi製品を使用されている方でも、これからフィルターを増やすのならKANI製品も検討すると良いと思います。同じサイズなので互換性はあります。

KANIのフィルターを使ってこれから撮影したものがたくさんあります。

例えば、去年うまく撮影できなかったジュエリーアイスの写真。

どうしても露出がうまくいきませんでしたが、これからはハーフNDを巧みに使ってどうにか綺麗に撮影したいです：）

※追記。KANIハーフND8ソフトを使って撮影しました。

うまく撮影できてリベンジできました。

そして、下はニコン14-24㎜F2.8とKANIのND1000を使用。

長秒撮影で幻想的な風景を写真で表現できました。

これからがさらに楽しみです：）

まとめ

新ブランド、KANI。これからラインアップもいろいろと充実してくるのでしょうね・・・期待です！

ぜひ、KANIをチェックしてみてくださいませ！

【KANI】HT PRO +MC ND1000 100*100 150*150　角型ハーフフィルター (100*100*2mm)

【KANI】 カメラ用角型フィルター +MC SOFT GND0.9　光量調節用　超広角レンズに対応できる (170*150*2mm)

【KANI】HT PRO +MC REVERSE GND0.9 150*100 170*150　角型ハーフフィルター　 (150*100*2mm)