KANIフィルターはトップクラスの性能を誇るフィルターブランドです。
私もKANIフィルターの角型フィルターを2年程使っていますが、特に画質が良いこと、撥水性や油汚れの落ちが良く非常に扱いやすいことから、非常に重宝しています。また、KANIフィルターはユーザーの声を大切にしてくれるので、とても有難いなと思います。
そんなKANIフィルターもラインナップが増えてきたようなので、幅100㎜と150㎜の角型フィルターを中心に製品をまとめてみたいと思います。
目次
KANIフィルター 角型ND
【KANI】角型フィルター NDフィルター 減光フィルター カメラ用 ND1000 (150 x 150mm)
まずは通常のNDフィルター。濃さはND4、8、16、32、64、128、400、1000と揃っています。どのNDフィルターもサイズは150×150㎜と100×100㎜があります。
現在、私はND1000とND64の2枚しか持っていないのですが、ND1000の方がやや使用頻度が高いですね。あと、いつかND8あたりを追加したいなと考えています。
出玉レンズでなければkenkoなどの丸枠NDフィルターも使用することは出来るのですが、角型フィルターの方が汎用性が高いこと(アダプターを変えれば違う径のレンズでも使用できる)、フィルターの素早い脱着が出来ること、重ね付けしてもケラれにくいこと、フィルター自体の品質が高いことなどなど優位な点が多いです。
KANIフィルター SOFT GND(ハーフNDソフト)
【KANI】カメラ用 光量調節用 角形ハーフフィルター SOFT GND0.9 150x100mm
KANI SOFT GND(ハーフNDフィルターソフト)はND0.6(ND4相当)、ND0.9(ND8相当)、ND1.2(ND16相当)のラインナップが150×170㎜と100×150㎜の両サイズで販売されています。
ハーフNDフィルターがあれば写真が変わります。HDRや露出ブレンドなどデジタル処理もありますが、ハーフNDフィルターを使った方が撮影が楽だし、仕上がりも綺麗になると思います。私自身、ハーフNDフィルターのお陰でかなり撮影の幅が広がりました。今までは撮影が難しかったシーンでも納得できる撮影ができるようになってきたように感じます。
特に、SOFT GND0.9(ハーフND8ソフト)が風景写真では使いやすく汎用性も高いです。なので、ハーフNDフィルターを検討しているのなら最初の1枚にオススメです。
また、Premium LR MC SOFT 0.9 という商品があります。商品説明によると透過率、反射率、色被り、撥水性、硬度、耐久性などであらゆる面で正解最高峰レベルで実現しているハイグレード版のフィルターらしい。気になる。
余談ですが、GND0.6の商品パッケージ。
これ私の写真です。数少ないWise cameraの自慢。
ちなみに、ハーフNDフィルターの違いについて詳しい解説はこちらを参考ください。
参考:ハーフNDフィルターの必要性・種類・選び方!どれが1枚目におすすめか!?
KANIフィルター HARD GND(ハーフNDハード)
【KANI】カメラ フィルター ハーフフィルター 光量調節用 HARD GND0.9 (150 x 170mm)
KANI HARD GND(ハーフNDフィルターハード)はND 0.9(ND8相当)が150×170㎜と100×150㎜の両サイズで販売されています。
種類が少ないですが、ハードタイプはあまり流行ってはいないのでしょうか!?
次にご紹介するREVERSEの方がラインナップが充実してきているようです。
KANIフィルター REVERSE GND(ハーフNDリバース)
【KANI】HT PRO +MC REVERSE GND0.9 150*100 170*150 角型ハーフフィルター (170*150*2mm)
KANI REVERSE GND(ハーフNDフィルターリバース)はND0.6(ND4相当)、ND0.9(ND8相当)、ND1.2(ND16相当)のラインナップが150×170㎜と100×150㎜の両サイズで販売されています。
SOFT GNDと比べ使いのがやや難しいですが、低空部分にND効果が強くなるように設計されているので、非常に理に適ったフィルターだと思います。上手く扱えるようになれば朝夕の撮影に活躍してくれそうです。また、花火などの撮影で使う人もいるようですね。
REVERSE GND0.9を持っているけどあまり使用していないので、これから使いこなせるようになりたいです。
KANIフィルター Center GND
【KANI】角型フィルター カメラ用 NDフィルター Premium LR MC CENTER GND0.9 (150x100mm)
KANI角型 Center GNDはND 0.9(ND8相当)、ND 1.2(ND16相当)が150×170㎜と100×150㎜の両サイズであります。
Center GNDは見ての通り中央部分のみにND効果があり、日の出後、日の入り前の太陽の光量を調整できるようになっています。あとは星空などで低空や地上の光害を抑える為にも使えるらしい。
かなりピンポイントなフィルターですね。決して汎用性が高いフィルターとは言えませんが、あると割と重宝しそうです。
ちなみに、これもPremium LR MC Center GND 0.9というハイグレード版があります。
KANIフィルター 角型CPL(偏光フィルター)
【KANI】 角型フィルター 偏光フィルター 反射除去用 CPL ( 150 x 150mm )
KANI角型 CPL(偏光フィルター)は150×150㎜のサイズのみ販売されています。100㎜の方は丸型のものが用意されています。
CPLフィルターは光の反射をカットできるので空を青くしたり、植物の緑を鮮やかにすることも出来ます。
ただ、1番の使い所は水面の反射除去だと思います。湖や渓流の撮影などでは欠かせません。
KANIフィルター LPRF(光害カットフィルター)
【KANI】カメラ フィルター Light Pollution Reduction Filter 光害カットフィルター 角型フィルター (150x150mm)
KANI角型 LPRF(光害カットフィルター)は150×150㎜と100×100㎜の2サイズがあります。
このフィルターは都会照明の光源、ナトリウムランプ、水銀燈の光色などの影響をカットしてくれるようです。なので、夜景や星空撮影に有効です。人気なフィルターみたいですね。
使ったことがないので何とも言えませんが、星景の場合はフィルターの影響でどれくらい暗くなるのか気になります。出来るだけ暗くならない方が撮影には良いですよね。
KANIフィルター Soft Focus(ソフトフィルター)
【KANI】角型フィルター カメラ用 SOFT Focus フィルター ソフト (100 x 100mm)
こちらはKANIのソフトフィルターです。サイズは今の所は100×100㎜のみとなっているようです。
このフィルターは星空の撮影で星の放つ光を滲ませより大きく写す効果があります。これまではソフトフィルターといえばコーキンなどが有名でしたが、KANIでも販売されているのですね。特に、冬空はソフトフィルターを使いたくなります。
また、効果は抑えめとなっており星景で使いやすいようになっているとのこと。角型ソフトフィルターは周辺部の星がラグビーボール状に歪む傾向にありますが、これはどうなんでしょうか!?
あと、ハーフSoft Focusの発売の話も聞きましたが、公式HPやAmazonにも商品が見受けられないので、まだ発売されていないのだろうか。ハーフ仕様なら地上景にソフト効果が及ばないので、地上景の解像感が失われませんね。
KANIフィルターのセット
KANIではお得な角型フィルターセットがあります。とりあえず、これを買っておけば撮影で必要なものが一通り揃うと思います。
下は100㎜幅のセット。
【KANI】角形フィルター ホルダー セット (アダプターリング 67mm 77mm 82mm付属)
内容は以下の通り。
- SOFT GND 0.9 100x150mm
- REVERSE GND 0.9 100x150mm
- ND64 100x100mm
- ND1000 100x100mm
- 86mm CPL filter for filter holder
- Filter holder(アダプター付属)
角型フィルターが4枚に86㎜CPL、ホルダー、更にはアダプターリング( 67mm 77mm 82mm)が付属してくるという充実ぶりです。
アダプターリングを使えば手持ちの多くのレンズでフィルターが使えるようになりますね。150㎜幅のユーザーとしては羨ましいセットです。
そして、150㎜幅のセットはこちら。
【KANI】角型 フィルター セット 150mm 4点セット
内容は以下の通り。
- SOFT GND 0.9 150mm x 170mm
- REVERSE GND 0.9 150mm x 170mm
- ND64 150mm x 150mm
- ND1000 150mm x 150mm
150㎜幅の角型フィルターが4枚セットになっています。ホルダーはレンズに合わせて別途購入する必要があります。
これだけ揃っていれば撮影で十分足りますが、CPLとND8などを追加すればより良いですね。
フィルターはあればある程、撮影の幅が広がります。欲しいフィルターが色々あるのですが、安くはないのでなかなか手が出ません。
まとめ
Nikon14-30㎜Sは出玉じゃないらしいですが、今からフィルターをどうしようか考えています!
アダプター使って150㎜幅を使おうかな、100㎜幅ならケラれそう・・・。
150mmではCPLが角形なのですね。
ハーフNDとの併用時は、どの程度CPLを聞かせるか微調整するが難しかったりするのでしょうか。
ゼッドさん
コメントありがとうございます!
角型PLの場合はPL効果の微調整はほぼ出来ないと考えた方が良いです!
これが角型PLの欠点です・・・。
なるほど〰。。
100mmと150mmのどちらで運用していくのか、
ますます悩みますねー。
広角〰望遠域ではPLを使いたいので100mmホルダーを使い、
超広角はND手持ちにしようかな・・
手持ちだと長秒露光が大変だし、いつの間にか、ぶつけてしまってフィルターへの傷が心配なんですよね ^^;
ゼッドさん
悩みますよねー。
超広角でND手持ちは結構きついですよ、長秒ならかなりの確率で光漏れして撮れないかもしれません!
ハーフNDでも手持ちの運用は難しいです。
いつも楽しく閲覧させて頂いています。
NIKONの14-24mmフィルター1年位悩んでいて未だ結論が下せません。。
NISHIのS5 PRO CPLキットにKANIフィルターと組み合わせで行きたいと思っていますが、そもそもNISHIホルダーにKANIフィルターは装着可能なんでしょうか。
ゆづさん
いつもありがとうございます!
可能ですよ。私はNISHIホルダーにKANIフィルターのパターンで使っています。
ただその場合は遮光スポンジがありません。
とは言っても今まで遮光スポンジがなくても困ったことはないです。その点が気になるのならメーカーを合わせた方が良いかもしれませんね:)