レンズと一緒に何となく買うことの多いレンズ保護フィルター。
ただ、意外と種類も多く価格も様々で何を選べば良いのか迷うことも。
また、レンズ保護フィルターは必要か否かという話もありますね。
今回はそんなレンズ保護フィルターについて少し掘り下げてみたいと思います。
目次
レンズ保護フィルターの必要性
レンズ保護フィルターは不要という方も中にはいらっしゃるでしょうが、私は必要だと思っています。
一時期はレンズ保護フィルターなしで撮影していましたが、色々撮影していくうちにやっぱりしていた方が良いなと考えが変わりました。
というのも、どんなに注意していてもカメラをぶつけてしまったり落下させてしまうということは起こります。私もこれまでに大小で4,5回落下させてしまいました。
参考:レンズとカメラを落下させて修理費用に19926円かかった話。
そんな時にレンズ保護フィルターの有無によってレンズへのダメージが変わることもあります。
過去に一度、砂利道にカメラを落としてしまったこともありましたが、保護フィルターのお陰でレンズ自体は無事でした。ただ、保護フィルターには砂利が擦れた傷が付いていたので、もし保護フィルターがなかったらレンズに傷が付いていたでしょう・・・。
前玉の修理にいくらかかるのか考えただけでゾッとします。ちなみに、レンズを保護するという点ではレンズフードも効果的です。
また、雨や雪の日、海や滝など水辺での撮影でもレンズ保護フィルターがあれば助かります。
こんな時はどうしてもレンズに水滴が付いてしまうのですが、レンズ保護フィルターがあれば遠慮なく布でゴシゴシ拭けます。しかも、保護フィルターの中には撥水加工されているものもあるのでより使い勝手が良いです。
これが剥き出しのレンズでは中々そうはいきません。布で拭いて傷ついたら最悪です。
他にも登山の時などには必須だと思っています。登山中にはレンズに土埃や泥を付けてしまうこともありますが、これも保護フィルターがあれば清掃が楽です。レンズ保護フィルター様様。
あと、何よりも精神的な安心感というのも大きいですね。これが一番の理由かもしれません。
一方で、レンズ保護フィルターは画質に悪影響だと言われることもありますね。ただ、私はそのように感じたことは全くありません。フィルターの有無で目視できるような画質の違いは全くないと思います。
ただし、逆光がきつい時はゴースト・フレアのリスクが高まるようなので外すようにはしています(保護フィルターがある分、余計に光が反射してしまうのでゴースト・フレアが出来やすくなると言われています)。
参考:カメラのやっかいなあいつ。フレア・ゴーストの防止方法。
また、ND・PLフィルターをつける時も保護フィルターは外します。
この時は少し面倒ですが必要な手間だと思っていますね。
以上のような経験から私はレンズ保護フィルターは必要だなと思っています。
では、レンズ保護フィルターにはどんな違いや種類があるのか!?
レンズ保護フィルターの違いと種類
透過率
透過率が良い方がガラス面での反射が少なく画質への影響が少なくなります。また、ゴースト・フレアのリスクも抑えられます。
そのために、多くのレンズ保護フィルターには透過率を良くする為に反射防止コートが施されています。

参考:Kenko HP
この反射防止コート、ややこしいことに同じメーカーでもいくつか種類があります。
例えば、Kenko製なら効果の高いものから、「ZRコート(面反射率0.3%以下)」、「デジタルマルチコート(面反射率0.5%以下)」、「マルチコート(反射率1%以下)」などとクラス分けされています。もちろん、面反射率の低いものの方が透過率が良くなりますが、価格も高くなります。
こだわるのであれば良いコーティングが施されているものを選べば良いですね。結構高価ですが。
ただ、色々使ってみましたが個人的にはこれらの違いは感じられないです。なので、選ぶとしたらスタンダードなもの(デジタルマルチコートとか)で良いかなと思います。
枠の厚み
レンズ保護フィルターには通常の枠のものと、薄枠になっているものの2種類があります。

参考:Kenko HP
標準レンズや望遠レンズなどの場合は通常枠のもので問題ありませんが、超広角レンズなどで使用する場合は薄枠のものを選ぶ必要があります。
というのも、超広角レンズの場合は画角が広いので枠が厚いとそれが影となって写真に写ることがあるからです(この影をケラレと呼びます)。
上写真は四隅に黒い影がありますね(特に右上)。こんな感じでケラレます。撮影中は気付かないことが多いです。これを防止するために超広角レンズには薄枠のフィルターです。
また、おすすめしませんが保護フィルターの上にNDやPLフィルターを付けるというのであれば、やはり薄枠でないとケラレが発生します。
今は殆どのレンズ保護フィルターは薄枠仕様になっているようですが、念のために確認しておくと良いと思います。
商品説明に「薄枠設計」と書かれていたり、名称に「(W)」と書かれていれば薄枠です。
撥水・撥油性能
レンズ保護フィルターによっては撥水撥油加工がされていて、レンズに汚れが着きにくい、また着いたとしても拭き取りやすくなっています。

参考:Kenko HP
撥水撥油加工がされているマルミ製の保護フィルターも使ったことがありますが、確かに水の弾きは良いですね。
撮影中に水滴がついても楽です。
その他(強化ガラス・枠の強度)
レンズ保護フィルターによっては強化ガラスが使われていて傷や割れへの耐性が高くなっているものもあります。
また、枠も通常はアルミ製ですが、硬質アルマイト処理がされていたり、素材に硬いジュラルミンが使われているものもあります(高級なフィルターの一部だけですが)。その分、歪みにくくなっているらしい。
ここまでのものは使ったことがありませんが、果たしてこんなの必要なのだろうか・・・。例えば、オフロードレースの撮影とか小石が飛ぶ危険性の高い場所だと好まれるのかもしれませんね。
どれを使えば良いのか!?
レンズ保護フィルターは安いものだと1,2千円から、高価なものだと1万円近いものまで幅があります。当然、高価な方が上記した性能が高いです。
私はKenko製の「PRO1D」というスタンダードなもの、それから「Zeta」という少し高価なものを使いましたが、画質面などで違いを感じたことはありませんでした。
なので、特別にこだわらないのであればスタンダードなもので良いかと(もちろんレンズ径に合わせて購入してくださいませ)。
Kenko レンズフィルター PRO1D プロテクター (W) 58mm レンズ保護用 252581
これはデジタルマルチコートにより反射を抑制し透過率は99%。また、薄枠仕様で超広角でも使用可能です。
多くの方がこれを使われているのではないでしょうか!?価格的にもそこまで高価ではありません。
また、便利な撥水撥油のものもあります。
Kenko レンズフィルター PRO1D Lotus プロテクター 58mm レンズ保護用 撥水・撥油コーティング 918524
これはデジタルマルチコートⅡというコーティングにより透過率99.6%で超低反射です。しかも、枠は薄枠で硬度が増すよう硬質アルマイト処理されています。
そして、撥水撥油です。「Lotus(ロータス)」はハスという意味らしいですね。ハスのように汚れを弾く。ちょっと価格は高いですが風景写真を撮る時など撥水撥油は便利ですね。
徹底的にこだわるのであれば最高級のフラグシップモデルを。
Kenko レンズフィルター Zeta Quint プロテクター 58mm レンズ保護用 118528
ZRコートで面反射は徹底的に抑えられています。枠は薄枠設計、ジュラルミン製で頑丈。また、強化ガラスが使われています。もちろん、撥水撥油加工。
レンズ保護フィルターの最高峰ですが高価。保護フィルターを保護したくなりますね。
まとめ
レンズ保護フィルターも意外に奥が深いですね・・・。
ただ、そこまでこだわらなくても良いのではないかと個人的には思います:)
ただし、外国製のよく分からない激安のものは避けるべきです!
Kenko レンズフィルター PRO1D プロテクター (W) 58mm レンズ保護用 252581
Lotusがハスなのは知ってたのですが、なぜフィルターのブランドになってるのかと思っていたら撥水性効果という意味だったのですね。言われてみて、ああなるほどと気づきました。薄枠が性能がいいというのはまあ分かるのですが、たまにカッチリはまって取れなくなるんですよねぇ。その意味で薄枠は少し敬遠気味です。今日、お店を覗いてたらハマったフィルターを取る商品まで売っていました・・。
そういうわけで私はもっぱらPro1Dです。なんかKenkoに一番金使ってるんじゃないかと思うくらいフィルター持ってて困りますね・・。
Labattさん
コメントありがとうございます:)
私も調べて初めて知りました。
取れなくなるの分かります、結構厄介ですよね!
ハマったフィルターを取るものまで・・・あれ輪ゴムを被せて回せば取れるみたいですよ:)
私も保護フィルターやNDフィルターやらで気づけばたくさんあります。レンズなどに比べて安いのであまり気にせず買ってしまうのですよね・・・。
Kenkoは儲けてますね。
私もプロテクトフィルターは必ず使用しています。Zeissレンズをよく使う関係でZeissのUVカットフィルターをプロテクトフィルターとしていますが、いざフィルターを選択するときの基準に関してましては、改めて考えてみると厚みくらいしか考慮していませんでしたが、確かに撥水性とかにも着目したほうがいいのかもしれませんね。勉強になりました。
画質の劣化はよほどフィルターが汚れていない限りは問題ないと思います。ゴースト・フレア予防に外すことは時々ありますが、ワイズさんと同じでND/PLフィルターに付け替えるとき以外は基本つけっぱなしです。
プロテクトフィルター無しで撮影されている方もおられると思いますが、僕としては屋外でフィルター無しは怖すぎです^^;
TSさん
コメントありがとうございます:)
撥水性よいですよ:)
UVカットフィルターも興味があります。フィルムカメラだと結構違いが出るらしいですが、デジタルではどうなんでしょうね!?
ND/PLフィルターを使うときは少々面倒ですが、仕方ないと思っています:)
本当に保護フィルターなしだと気が気じゃないですよね・・・。絶対必要です!
僕も必ずレンズと共に購入していますね!
僕の場合、値段を考慮してPRO1Dを使用しています。
とある有名フォトグラファーさんが言われていたのですが「画質を考慮するのなら値段の高いもの。」だそうですよ!
やはり、純正なども値段には勝てるものはないのですね。w
ちかPhotoさん
コメントありがとうございます!
やはりPRO1Dですか!大体皆さんこれのようですね:)
画質を考慮するのならフィルターも高価なもの・・・お金がかかって仕方ないです笑
純正は満足感が高いですけどね:)
枠の厚みのところの写真って、見るからにPLフィルターですよね
.さん
本当ですね、今気がつきました。
ありがとうございます。