ソフトフィルター（Cokin X830）を使って星空撮影！出玉レンズで角型ソフトフィルターを使用してみる！

先日検討していたソフトフィルター。
参考：ソフトフィルターを星空撮影に使いたい！私のおすすめソフトフィルターはどれだ？？

Cokinの「角型レンズフィルター X830 ディフューザー 1 」というソフトフィルターを購入しました。

Cokin 角型レンズフィルター X830 ディフューザー 1 170X130mm ソフト描写用 500356

ニコン14-24㎜F2.8でレンズ手前にかざして使う予定です。

まだまともな写真は撮れていませんが、早速試用してみたので感想を書いてみたいと思います。

ソフトフィルター（Cokin X830）を14-24㎜F2.8で使ってみた

外観

Cokinはフランスのフィルターブランドらしいですね。PARISとケースに書かれています。

このフィルターは効果の弱いものから820、830、840、850と種類があります。私が購入したのは830なので中の下くらいのソフト効果です。

外観を見てもそんなに参考にならないかもしれませんがこんな感じです。

素材はプラスチック製です。ガラス製よりは軽いでしょうが、プラスチック製でも思ったよりも重みがあります。

これを14-24㎜F2.8という出玉レンズに手かざしで使用する予定です。

使い勝手について

出玉レンズだと後玉にソフトフィルターを咬ます方法がありますが、使い勝手の点でそれはしたくありません。

なので、角型ソフトフィルターをレンズ手前に手かざしします。下のような感じですね。

このフィルターの大きさは170㎜×100㎜です（XL）。レンズの上に被せてみるとこのような感じ。

見た目ではレンズ全面を覆っていて余裕がありそうですが、実際に撮影してみると広角14㎜ではやっと画面全体をカバー出来るくらいでした。なので、この方法で超広角域で使用するのならLEEのポリエステルフィルター（100mm×100mm）はかなり使いにくそうです（フィルターを持っている指とかが入ってしまう）。

しかも、レンズフードから2,3cmも離してしてしまうとフィルター内に画面が納まりません。かといってレンズフードにピタッとくっ付けてしまうとブレの原因にもなるので注意が必要です。

レンズフードすれすれにかざして使う感じですね。結構気を使って撮影する必要がありました。

専用のホルダーもあるようですが高価だし使い勝手悪そう。フィルター幅が150㎜あればNiSiホルダーなどで使えるかもしれませんが・・・。

ソフトフィルターの効果

晴れ間を狙って試用してみました。

写真は全て焦点距離14㎜、F2.8、SS20秒、ISO1600です。月が結構明るかったです。

これはソフトフィルターなしです。確か東北方面の空です。

無数の星と淡く天の川が写っていますね。ただ、星は小さいです。

これがCokinソフトフィルターX830を20秒間手かざしした写真です。

明るい星が強調されていますね。星空にメリハリが生まれました。不自然な感じも少なく個人的には好みに近いソフト効果です。新月ならもっと星が強調されると思います。

並べて比較すると分かりやすいですね。

ただソフトフィルターにも難点があります。まず若干ですが星像が伸びてしまいます。また、細かい星が薄れてしまいます。

これはソフトフィルターをかざす時間を短くしてソフト効果を調整すればマシになるかもしれません（フィルターを後玉に咬ます方法だと星像の伸びは無くなるようですね）。

あと、手かざしの仕方でも変わりそうです。出来るだけレンズにすれすれで平行に。また、今回は手かざしに慣れずにフィルターがぐらぐら揺れてしまいました。こういったことも描写に影響すると思います。というか、パーセルテープでレンズフードに固定しらどうだろうか!?

そして、今回前景はありまんでしたが画面左側の電線の解像感が結構落ちています（ブログの写真では分かりにくいかもしれません）。

山や木など前景の解像感にこだわるのであればフィルター有無で別撮りして合成が良いかもしれませんね。果たして上手くできるのだろうか!?

Cokin 角型レンズフィルター X830 ディフューザー 1 170X130mm ソフト描写用 500356

まとめ

まだ試用しかしていませんがざっと感想を書いてみました！

これから良い写真を撮影していきたいです：）